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ピーチ、ひなまつりに女性パイロット・整備士・客室乗務員が講師となる「飛行機教室」開催

園児たちに航空会社のお仕事を紹介

2016年3月3日 実施

ピーチが開催した「飛行機教室」。園児を代表して8名が客室乗務員の制服を着て登場した

 ピーチ(Peach Aviation)は3月3日、ひなまつりの日に合わせて関西国際空港(関空)に近いなかよし保育園の園児88名を集めて飛行機教室を実施。女性のパイロット、整備員、客室乗務員が講師となって、園児たちに航空会社で働く人たちのお仕事を紹介した。

第2ターミナルの国内線到着口で園児たちがひなまつりの歌を披露した
関西空港にある格納庫に園児たちが招かれた

 この飛行機教室は、現役で活躍する女性たちによる“女の子に将来航空業界で働きたいという憧れを持ってもらいたい”との想いから開催されたもの。関西空港の格納庫で行なわれた飛行機教室には、実際にピーチで使用する飛行機が用意され、女性のパイロット、整備員、客室乗務員たちが、自分たちの仕事を紹介するとともに園児からの質問に答えた。

ピーチの飛行機を操縦する寺坂パイロット

 教室に参加した園児を前に、女性パイロットの寺坂さんは「この飛行機を運転してるパイロットです」と自己紹介。パイロットの仕事について「飛行機はエンジンが風を起こして空を飛ぶことができます。空を飛んでいる速度は900km/hくらい、普段みんなが載っているバスの速度の20倍くらいの速さです。なのでパイロットになるのはちょっと難しいですがとっても楽しくて面白いです、お空もすごくキレイです。今は女の子も男の子も飛行機が大好きで、体が元気なら誰でもパイロットになることができます」などと紹介した。

 教室では、園児からの「どうやって空を飛ぶの?」などの質問に、パイロット、整備員、客室乗務員が担当領域について交代しながら答え、続けて会場に用意された飛行機に園児たちが搭乗して、客室乗務員の2名から救命胴衣の使用方法などを紹介して、飛行機に乗った気分を感じてもらった。

1秒間に進む距離の差などを園児に分かりやすく教えた
女性整備士からは「飛行機にわるいところがないかを診る飛行機のお医者さんみたいな仕事です」と整備士の仕事を紹介。飛行機に付いているタイヤについて「皆さんのお家にある車が買えちゃうくらいの値段がします。あのタイヤを1日1本替えております」と明かした。最後に「全長37mある飛行機を毎日点検して、飛行機が安全に飛べるようにお仕事をしております。整備士という仕事に興味を持ってくれたらうれしい」と話した。
園児たちが機内に搭乗。客室乗務員が救命胴衣の使用方法などを紹介して、飛行機に乗った気分を感じてもらった

 飛行機教室の終了時には、参加したパイロット、整備員、客室乗務員からお土産が手渡され、園児達を見送った。

格納庫は寒かったけど園児は元気いっぱい

 教室に参加したパイロットの寺坂さんは「今日は寒かったですけれどみんな本当に元気で、元気をもらいました。もっと飛行機を好きになってもらえるといいなと思います」と感想を話した。

(編集部:椿山和雄)