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国内航空各社、2015年度年末年始期間の利用実績を発表

国内線は堅調、国際線は好調に推移

2016年1月4日~5日 発表

 国内の主要航空会社(ANA、JAL、スカイマーク、ジェットスター・ジャパン、ピーチ、AIR DO、ソラシドエア、スターフライヤー、フジドリームエアラインズ、バニラエア、Spring Japan)は、2015~2016年の年末年始期間の利用実績を発表した。

 期間中のピークは国内線の下りが12月26日または12月29日~30日、上りが1月2日~3日。国際線は12月25日~27日と国内線よりもやや早めで、日本着は1月2日~3日。

国内線の利用実績(2015年12月25日~2016年1月3日)
航空会社名提供座席数
(前年比)
旅客数
(前年比)
利用率
(前年比)
下り
ピーク
上り
ピーク
ANA194万2187席
(100.0%)
140万7393人
(99.2%)
72.5%
(-0.5pt)
12月29日
~30日
1月2日
~3日
JAL
(※グループ会社含む)
130万9721席
(96.9%)
99万9413人
(101.4%)
76.3%
(+3.4pt)
12月29日
~30日
1月2日
~3日
JAL/J-AIR110万6614席
(96.7%)
85万3729人
(101.8%)
77.1%
(+3.8pt)
12月29日
~30日
1月2日
~3日
JTA/RAC6万5536席
(99.1%)
5万699人
(98.3%)
77.4%
(+0.4pt)
12月29日1月2日
スカイマーク21万9480席
(91.6%)
18万7590人
(101.8%)
85.5%
(+8.6pt)
12月29日1月3日
ジェットスター・ジャパン16万9200席
(87.0%)
14万765人
(103.7%)
83.2%
(+13.4%)
12月29日1月3日
ピーチ11万5920席
(113.0%)
10万3471人
(110.0%)
89.3%
(-2.0pt)
12月30日1月3日
AIR DO8万2492席
(104.8%)
5万9445人
(88.4%)
72.1%
(-13.3pt)
12月29日
~30日
1月2日
~3日
ソラシドエア7万5141席
(104.2%)
5万9091人
(94.4%)
78.6%
(+4.3pt)
12月29日1月3日
スターフライヤー5万5223席
(103.8%)
4万5566人
(110.6%)
82.5%
(+5.1pt)
12月29日1月3日
フジドリームエアラインズ4万5812席
(123.0%)
3万2057人
(108.9%)
70.0%
(-9.0pt)
バニラエア3万5280席
(144.1%)
3万1971人
(147.4%)
90.6%
(+2.0pt)
12月26日1月2日
~3日
Spring Japan1万3230席
(76.1%)
1万2136人
(101.3%)
91.8%
(133.6%)
12月29日1月2日
~3日
※一部非公表の情報は空欄
国際線の予約状況(2015年12月25日~2016年1月3日)
航空会社名提供座席数
(前年比)
旅客数
(前年比)
利用率
(前年比)
日本発の
ピーク
日本着の
ピーク
ANA31万7540席
(113.4%)
25万2214人
(110.2%)
79.4%
(-2.3pt)
12月26日1月3日
JAL31万3524席
(102.5%)
26万9366人
(104.3%)
85.9%
(+1.4pt)
ピーチ4万8960席
(136.0%)
4万4818人
(133.0%)
91.5%
(-1.9pt)
12月27日12月30日
バニラエア2万5200席
(159.1%)
2万1413人
(145.5%)
85.0%
(-7.9pt)
12月26日1月2日
ジェットスター・ジャパン1万8000席
(―)
1万2919人
(―)
71.8%
(―)
12月25日12月31日
※ジェットスター・ジャパンは国際線の前年度実績がないため空欄
ANA

 国内線は、連休が短い日並びの影響はあるものの、帰省需要は堅調に推移し、旅客数・利用率ともに前年並みの水準。方面別には北海道・関西方面の利用率が高く、好調だった。

 国際線は、日本発で人気のリゾート方面に加え、アジア・オセアニア・北米方面が好調。海外発の訪日需要も、アジア・中国方面を中心に引き続き好調に推移した。新規就航した羽田~シドニー線は好調で、期間中ほぼ満席となった。

JAL

 国内線は、昨年度より提供座席数は減少したものの、旅客数、搭乗率ともに前年を上回った。期間中のピークは下りが12月29日~30日、上りが1月2日~3日。特に中国・四国・九州方面は旅客数が前年を上回り、好調だった。

 国際線は、全般に好調だったが、特に東南アジア・オセアニア、ハワイ・グアム線、韓国線が好調。円安基調につき、海外発の顧客が増加し、全体の搭乗率を押し上げた。

JAL/J-AIR

 国内線のピークは、下りが12月29~30日、上りが1月2日~3日。方面別では、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として、世界文化遺産に登録決定した構成施設が所在する、中国・四国方面、九州方面の旅客数が前年を上回った。その他の方面についても搭乗率が前年を上回った。

 国際線のピークは、日本発が12月26日、日本到着が1月3日。特に、東南アジア・オセアニア・ハワイ・グアム・韓国線が好調だった。

JTA/RAC

 関空~石垣線、羽田~宮古線の旅客数が前年比増、RAC路線では与那国~那覇線、石垣線が前年比増となった。

スカイマーク

 期間中のピークは、下りが12月29日、上りが1月3日となった。

ジェットスター・ジャパン

 提供座席数は前年比87.0%となったが、総旅客数は前年比の103.7%、利用率は83.2%となった。

ピーチ

 国内線、国際線とも、ピーク日には多くの便で満席、またはほぼ満席となった。利用率は、日並びの悪さがあまり影響せず、国内線、国際線とも昨年同様に高水準。国際線は、海外のクリスマス休暇から期間を通して下りが好調だった。また、期間を通して国内線は、札幌(新千歳)、仙台、東京(成田)線、国際線は、ソウル(仁川)、釜山線が好調。国内線のピークは、下り上りともに1月3日、国際線のピークは、下り1月3日、上り12月30日だった。

AIR DO

 期間中のピークは、上りが1月2日~3日、下り便は12月29日~30日だった。

ソラシドエア

 下りのピークは、12月29日、上りのピークは1月3日だった。

スターフライヤー

 下りのピークは、12月29日、上りのピークは1月3日だった。

フジドリームエアラインズ

 名古屋(小牧)発着のピークは、名古屋(小牧)発が12月26日、名古屋着が1月3日。名古屋(小牧)発着便の提供座席数は3万1068席となり、2万1966名が利用した。

 静岡発着のピークは、静岡発が12月29日、静岡着が1月3日。静岡発着便の提供座席数は8192席で、5104名が利用した。

 松本発着のピークは、松本発が12月29日、松本着が1月3日。松本発着便の提供座席数は4912席となり、3698名が利用した。

 新潟発着のピークは、新潟発が1月3日、新潟着が12月31日。新潟発着便の提供座席数は3280席となり、2388名が利用した。

バニラエア

 国内線は、搭乗率が前年を2.0pt上回り90.6%となった。成田発は12月26日、成田着は1月2日、3日がピークだった。

 国際線は、搭乗率が前年を7.9pt下回り85.0%となった。成田発は12月26日、成田着は1月2日がピークだった。

Spring Japan

 下り便は期間中、広島便・佐賀便ともに連日好調。上りは1月2日~3日ともに全便満席となり、昨年の最終日、1月4日の93.2%を大きく上回った。

(編集部:中林さやか)