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大阪~鹿児島間「フェリーさんふらわあ」、2018年に新造船を投入しリニューアル

ペット同伴可能な客室やドッグランも併設

2018年3月/6月 竣工

新造船の外観イメージ

 商船三井の子会社であるフェリーさんふらわあは11月16日、新造のフェリー2隻を建造、2018年3月と6月に竣工することを発表した。1993年から大阪~鹿児島(志布志)間を運航している「さんふらわあ さつま」「さんふらわあ きりしま」の代替船として建造する。

 新造船2隻はどちらも全長192m、総トン数は1万3500トン、旅客定員は709名。トラック積載台数16%増やしたり、前翼の回転流を後翼で回収する二重反転プロペラを使った推進システムを採用するなどして、大型化と環境性能を両立する船を実現するという。

 個室は現行船に比べ2割増の94室となり、全室にトイレ・シャワー・冷蔵庫・洗面スペースを完備。客室タイプは「デラックス」「スタンダード」「ツーリスト」に加え、バスタブや専用のバルコニー付きの「スウィート」も新設する。相部屋となる「ツーリスト」もプライバシーを重視した作りの「ツーリストベッド」も用意。さらに「スウィート」「ツーリスト」各2部屋はバリアフリー化され、「デラックス」タイプにはペット同伴が可能な「デラックス ウィズペット」も設置、ドッグランも併設する。

「スウィート」タイプの客室イメージ
「デラックス」タイプの客室イメージ
「デラックス ウィズペット」タイプの客室イメージ
「スタンダード」タイプの客室イメージ
「ツーリスト」タイプの客室イメージ
「ツーリストベッド」(プレミアム)タイプの客室イメージ
「ツーリストベッド」タイプの客室イメージ

 パブリックスペースの面積は現行船の2.5倍に。レストランの席数も現行船と比べ2割増の206席、スペースも1.5倍となった。展望浴場面積も1.7倍に拡張したうえ、24時間利用可能なシャワールームも設置する。そのほか、ベビー休憩室なども備えている。

3フロア吹き抜けのエントランスのイメージ
レストランイメージ
展望浴場イメージ

(藤縄優佑)