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ANA、羽田空港にて仮装や水絵による楽しいハロウィンイベント

搭乗口でのハロウィンイベントは同社初

2015年10月31日 実施

 ANA(全日本空輸)は10月31日、羽田空港発~ミュンヘン行きの便の搭乗口で、仮装したスタッフによる出迎えや、水絵によるお見送りを行なうハロウィンイベントを実施した。

 同社がこのようなハロウィンイベントを実施するのは初めてのことで、社内の有志27名が企画し、実施をしたものだという。普段は機内の食積み込みや地上旅客係員、航空貨物輸送といった空港で従事する人のほか、収入管理などの事務スタッフやパイロット訓練生など、さまざまなスタッフがハロウィンらしい衣装に身を包んで、搭乗口前で乗客を出迎えた。

 イベントを実施したのは、羽田空港(12時40分)発~ドイツ・ミュンヘン(16時55分)着のANA217便の107B搭乗口。このほかに、シンガポール行きのANA841便(10時45分発の)でも同様のイベントを実施したそうだ。

 搭乗口の前にはパネルのほか、ハロウィン用の衣装、子供用のパイロット、CA(客室乗務員)の衣装も用意。搭乗客が実際にこれらを身に付けて記念撮影できるスペースを設けた。また、搭乗客にお菓子を用意。ハロウィンとはいってもトリート(歓待)だけのイベントであり、「Trick or Treat」と声をかけなければもらえない、ということはない。

ハロウィンらしい衣装や、子供向けのパイロット、CAの制服を用意。乗客が着て記念撮影できる
ハロウィンの装飾に身を包んだスタッフ達。普段から乗客と接する地上旅客スタッフだけでなく、整備士や貨物、機内食、事務を担当するスタッフまで、さまざまな職種のスタッフが集まった

 外に目を向けると、搭乗する機体のまわりで水絵を披露。キャンディーやカボチャが描かれ、イベントを盛り上げた。さらに搭乗から出発までの間にも、飛行機からよく見える位置に描き直し。この水絵を描いたスタッフは、全員がカボチャの色に合わせたオレンジの蛍光ベストを着るという、さりげない心配りも。

 こだわりの詰まったイベントが行なわれたANA217便は、ボーイング 787-9型機の提供座席数215席に対して、214名+幼児1名とほぼ満席。ターミナルや地上から多くのスタッフに見送られ、12時39分にスポットを離れてミュンヘンへ出発した。

トーイングカーもカボチャのシールが貼られた特別仕様
搭乗を待つ乗客に向けて、「ANA 2015 HAPPY HALLOWEEN」のメッセージを水絵で描いた
搭乗客にはお菓子とハロウィン仕様のシールをプレゼント。ほかの便でも機内でお菓子を配ったそうだ
飛行機へ向かう通路でお菓子を配布
飛行機に乗った人達が読めるように、場所を変えて再び水絵を描く
衣装やオレンジ色のベストでハロウィンを盛り上げたスタッフが手を振って乗客を見送った

(編集部:多和田新也)