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JR西日本、宇野みなと線に観光列車「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)」、津山線に観光列車「ノスタルジー」

2016年春より運行

2015年9月17日 発表

宇野みなと線などで運行される観光列車「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)」

 JR西日本(西日本旅客鉄道)は、岡山地区の宇野みなと線(宇野線)などで2016年春より運行する観光列車の名称をフランス語で旅行鞄を意味する「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)」にすると発表した。また、岡山北部エリアの津山線などでも観光列車「ノスタルジー」を2016年春より運行する。

 ラ・マル・ド・ボァは、213系電車2両編成(定員52名)を改造し、サイクリング自転車などを組み立てた状態で搭載することが可能なサイクルスペースを車内に設置。また、サービスカウンターを設け、地域の特産品とコラボしたグッズや飲料などの販売を行う予定となっている。

「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)」の客室内
「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)」に設けられたサイクルスペース

 同社によると、「期待を膨らませて計画し、旅支度をする特別な時間を楽しむ列車」としており、列車の運行路線に応じて名称や中身を積み替える予定とのこと。2016年春の宇野みなと線運行時は「La Malle せとうち(ラ・マル せとうち)」の列車名で運行する。

 観光列車「ノスタルジー」は、キハ47系気動車2両編成(定員136名)を使用し、昭和30年代から40年代に気動車の一般車両で使われていたカラーリングを復刻。びんジュース用の栓抜きや青色のモケット(シート生地)など懐かしいインテリアを復刻するほか、客室内の窓上部で岡山県北部エリアの観光スポットを紹介する。

観光列車「ノスタルジー」のイメージ
観光列車「ノスタルジー」の車内イメージ
窓下のテーブルに設けられた栓抜き

(編集部:柴田 進)