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ANA、ライブTV放送やWi-Fiサービスにも対応するボーイング787-9の国際線仕様機を5月5日運航開始

機内Wi-Fiは24時間21.95ドルなどの時間制プランへ

2015年5月5日 運航開始

ボーイング787-9型機

 ANA(全日本空輸)は、ボーイング787-9型機の国際線仕様機を、5月5日の羽田~ドイツ・ミュンヘン線に就航することを発表した。ボーイング787-9はボーイング787-8型機のストレッチ(胴体延長)モデルで、国内線では2014年8月より定期便運航を行なっている。

 国際線定期便として初めてボーイング787-9を導入する便は、羽田発~ミュンヘン着のNH217と、折り返し便となるNH218。当初は隔日の運航となる。

NH217:羽田(12時30分)発~ミュンヘン(17時20分)着
NH218:ミュンヘン(21時25分)発~羽田(15時50分/翌日)着

 シート数は、現在国際線で運航しているボーイング787-8の国際線仕様(169席)に比べて45席増となる215席。ビジネスクラス48席、プレミアムエコノミー21席、エコノミークラス146席の3クラス仕様となる。

 新たな機内サービスとして、NHK World Premium、CNN、Sport24の中継をリアルタイムに視聴できる「ANA SKY LIVE TV」を初導入するほか、シートモニターで利用可能な電子書籍閲覧サービス、3D化した多機能マップを提供する。

 また、同社のボーイング787型機として初めて機内Wi-Fiサービスを導入。料金体系は既存の容量別ではなく時間制となり、30分(6.95米ドル)、3時間(16.95米ドル)、24時間(21.95米ドル)の3プランから利用できる。サービスの提供元は、パナソニック アビオニクス。ANAでは、ボーイング787-8を含めて、ボーイング787での機内Wi-Fi対象機材を拡充していくとしている。

シートマップ
ビジネスクラスは、全席通路側スタイルの「スタッガードシート」を採用
プレミアムエコノミーのシートは、レッグレスト、フットレストを備える
エコノミークラスはシートピッチ約86cm(34inch)で、フットレストを装備

編集部:多和田新也