ニュース
東海道/山陽/九州新幹線、「特大荷物置場」「事前予約制」を2020年5月導入。利用無料。「特大荷物」は「国際線航空機・有料預入荷物のサイズ」
2019年8月30日 06:00
- 2019年8月29日 発表
- 2020年5月中旬 サービス開始
JR東海（東海旅客鉄道）、JR西日本（西日本旅客鉄道）、JR九州（九州旅客鉄道）は8月29日、東海道新幹線・山陽新幹線・九州新幹線において、一定の大きさ以上の荷物のための特大荷物置場の設置と、特大荷物置場を利用するための事前予約制の導入を発表した。
事前予約制の対象になる特大荷物は「3辺の長さの合計が160cm以上～250cm以内」のサイズで、「おおむね国際線航空機における有料預入荷物のサイズに相当」する。「3辺の合計が160cm以内」の荷物は、座席上部の荷物棚に収納が可能であり、「3辺の合計が250cm超の荷物」は従来から持ち込み不可となっている。
事前予約による特大荷物の設置に追加料金は発生しないが、事前予約なく特大荷物を車内に持ち込んだ場合は、持込手数料「1000円」が発生するとともに、乗務員が指定する箇所に荷物を収納する必要がある。
サービス開始は2020年5月中旬からの乗車分で、同年4月中旬から予約を受け付ける。
特大荷物の設置箇所は2つ。室内最後部座席後方にある既設スペースを使った「荷物スペース」は2020年5月から、車内デッキ部にある一部の洗面所を整備して新設する「荷物コーナー」は2023年度から使われるようになる。新設の「荷物コーナー」は、盗難防止のための二重ロック方式を採用する。
利用の際は、ネット予約サービス・券売機・きっぷうりばのいずれかで特大荷物置場付きの座席を事前に予約して乗車。車内では指定された置場に荷物を設置する。
特大荷物置場の設置と事前予約制の導入により、旅行前から自席近くの荷物置き場を確保でき、乗降扉付近などの荷物置場に荷物を収納することでスムーズに乗降できるようになり、快適性が向上するとしている。
