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西武鉄道、西武秩父駅をリニューアル。駅前に「西武秩父駅前温泉 祭りの湯」

完成は2017年春

2017年春 完成

リニューアル後の西武秩父駅

 西武鉄道は11月24日、西武秩父駅のリニューアルの実施を発表し、同時に西武秩父駅前にオープンする複合型温泉施設を「西武秩父駅前温泉 祭の湯」とすると発表した。両者のデザインに一体感をもたせるほか、「西武秩父駅前温泉 祭の湯」には、温泉のほかフードコートと土産物などを扱う物販エリアも設ける。

 西武秩父駅のリニューアルは、各所の美装化を実施。駅舎外装は「西武秩父駅前温泉 祭の湯」と共通の墨色を基調として和の落ち着きを表現、ガラス面の格子は秩父の風景・文化が織りなすイメージを表現する。

 改札外コンコースは、柱、梁の色を落ち着いた茶系とし、絵柄を交換可能な行燈型照明の設置、案内カウンターのガラス面を格子デザインとする。改札内は格子天井と行燈型照明で風格のある空間を演出する。特急改札口は門型ゲートにより高級感と特別感を演出、ホームは駅舎外部の共通デザインの欄間により、統一感と特別感を演出するという。

 跨線橋は駅舎と同様の墨色とし内装には白木風の塗装を施すほか、武甲山への眺望に配慮して一部の窓サッシを拡大する。リニューアル工事完了は2017年3月を予定している。

改札外コンコース
改札内コンコース
特急改札口
特急ホーム
跨線橋
西武秩父駅(全景)

 一方、駅前の「西武秩父駅前温泉 祭の湯」については西武鉄道と西武レクリエーションが発表。オープン予定は2017年春。これまで「(仮称)西武秩父仲見世通り 複合型温泉施設」と呼ばれていたものの名称を正式決定した。内部は温泉エリア、フードコート、物販エリアの3つに分かれている。

 温泉エリアは地上1階および2階で、岩風呂、花見湯、寝ころび湯、つぼ湯の4つの露天風呂のほか、内湯にはジェットバス、最右な、高濃度炭酸泉、シルク湯を用意、そのほかに岩盤浴や整体も用意される。また、通常の休憩スペースとは別に、個室型のプレミアム休憩スペース(仮称)を配置する予定。280席のフードコートや物販エリアは1階に配置する。

西武秩父駅前温泉 祭の湯
露天風呂のイメージ
フードコートのイメージ