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JAL、空の日イベントで客室乗務員、空港スタッフのダンスパフォーマンス

羽田空港国際線ターミナルで披露

2016年9月24日 実施

 JAL(日本航空)のCA(客室乗務員)や空港スタッフによるダンスパフォーマンスが、9月24日に羽田空港国際線ターミナル4階の江戸舞台で行なわれた。このイベントは9月20日から9月30日までの「空の日」の一環としてJALが企画したもので、開演5分前にはすでに多くの観客を集めていた。

 最初に登場したのはCAで構成された「JAL JETS」。ABBAの「ダンシング・クイーン」の軽快なリズムに乗せて明るく元気な、チアダンスを披露した。「JAL JETS」はJALのチアダンスチームとして30年前に結成され、現在のメンバーは15人。2015年までは20人いたメンバーのうち5人が引退し、「世代交代をしていかないと」とこの日のリーダーを務めた藤良子さんは後のインタビューで語った。

 年4回の合同練習の日以外はメンバー全員が揃うことはあまりなく、おのおの空いた時間を見つけて練習している。この日も出場できたのは6人だったが、息の合ったパフォーマンスで観客を沸かせていた。

「JAL JETS」のダンスパフォーマンス

 藤さんが「皆さん、こんにちはJAL JETSです、本日はありがとうございます。私たちは客室乗務員で構成されているチアダンスチームです。いつもは、みんなそれぞれフライトがあるので、なかなか揃って練習するのは難しいのですが、フライトのあとや休日などに集まって練習しています。このあとも、楽しいJALグループでのパフォーマンスがございますので、どうぞ楽しんでいってください」と挨拶。

 その後、Blues Brothersの「Can't Turn You Loose」に乗せたダンスで「J」「A」「L」のプレートを大きく掲げて「GO! JETS」の掛け声で「JAL JETS」のチアダンスパフォーマンスが終了した。

「J」「A」「L」のプレートを大きく掲げて「GO! JETS」の大きな掛け声
挨拶をするこの日のリーダー藤良子さん
羽田空港国際線ターミナルの空の日イベントで実施された「JAL JETS」のパフォーマンス
「Shiny Jewelry」のダンスパフォーマンス

 JAL JETSに続いては、羽田空港のグランドスタッフでこの日のために結成されたダンスユニット「Shiny Jewelry」。PAULETTEの「Call Me Maybe」に合わせてShiny Jewelryの4人が登場。とてもこの日のために結成されたとは思えないほど高いパフォーマンスを披露した。

 和傘を使ったダンスが終了すると、清水翔太の「366日」のムーディーな音楽に合わせて「Shiny Jewelry」のリーダーである西川沙羅さんのソロダンスが始まる。西川さんは3歳の頃からクラッシックバレエを習っており、企画部から「空の日」イベントにダンスパフォーマンスがあるので出てみないかと誘われて、同期2人と新入社員2人を加えた5人で「Shiny Jewelry」を結成。限られた時間のなかでダンス経験のない4人に対するレッスンや、曲の構成、振り付けに至るまで担当した。すべて西川さんの肩にかかっておりとても大変だったようだが、新入社員の1人はダンスユニットが組まれることを聞きつけて、それまで面識のなかった西川さんに連絡をとって「Shiny Jewelry」に参加したようで、「短い時間のなか、全員集中して練習ができてよかった」と達成感に満ちた笑顔で語った。

羽田空港国際線ターミナルの空の日イベントで実施された「Shiny Jewelry」のパフォーマンス
「Shiny Jewelry」の和傘でのダンスパフォーマンス
リーダーである西川沙羅さんの華麗なソロダンス
見ているだけじゃつまらないと、観客へのダンスレッスン

 ダンスパフォーマンスも中盤に差し掛かり、「私たちも、日々練習していてとても楽しいいのですが、見ているだけじゃつまらないですよね」と「Shiny Jewelry」の3人によるダンスレッスンが始まった。ステップやターン、振り付けなど約5分間のレクチャーのあと、High School Musical Castの「We're All In This Together」を観客と共にダンスした。

 最初、少し緊張気味だった「Shiny Jewelry」メンバーもほぐれてきたようで、ナオト・インティライミの「Overflows~言葉にできなくて~」、Nikki Blonskyの「You Can't Stop the Beat!」を軽やかなステップで踊ると、最後に「JAL JETS」「Shiny Jewelry」に男性整備士を加えた全員で、宇多田ヒカルの「Traveling」をダンスして約30分のダンスパフォーマンスを終了した。

「JAL JETS」「Shiny Jewelry」に男性整備員を加えた13人でのダンス

 JAL JETSは空港のイベントやJAL主催、協賛の催し物などでパフォーマンスを披露するほか、チアダンス教室を開いて子供たちにダンスを教えるという活動も行なっている。「Shiny Jewelry」は今後の活動については未定で、基本的には解散となるが、「また、このような機会があれば、ぜひ参加したい」と西川さんはじめメンバーは思っている。