ニコニコ超会議にJAL登場。「国際線FIRST CLASSシート」体験が人気

現役CAによるチアダンスチーム「JETS」も踊りを披露

　4月25日に幕張メッセ（千葉県千葉市美浜区）で開幕した「ニコニコ超会議2015」。26日まで開催されるイベントで、登録会員数4000万人を超える「ニコニコ動画（通称：ニコ動、ニコニコ）」のすべて（だいたい）を地上に再現するものとされている。当日・一般入場券は2000円。

　そのニコニコ超会議2015に、今年はJAL（日本航空）が出展するというので、幕張メッセを訪れてみた。

　JALのブース（というほど明確なものではない）は、幕張メッセの中央エントランス横にあるイベントホールにある。イベントホールは2階に座席があることから「超休憩エリア」となっており、この超休憩エリアと1階のイベントエリアを結ぶ階段として、「パッセンジャステップカー」が体験できる。

　このパッセンジャステップカーは、「超階段」と名付けられ、2階から1階へと下りると、スタッフからファーストクラスの搭乗券が渡されるという趣向だ。

イベントホールに超階段として設置されたパッセンジャステップカー

番号はPT-99。どこでも階段と考えれば、確かにこれは便利なクルマだ

2階の取り付け部

階段を下りていくと、JALのスタッフから搭乗券のプレゼント

搭乗券はシールになっている。搭乗券のほか、JALのマイルがためられるJALマイレージバンクの申込書が入っていた

　JALブースエリアでは、フライトシミュレータやコスプレ（パイロット、CA［客室乗務員］、グランドスタッフ）が楽しめるほか、JALの航空機に導入されているシート体験が楽しめる。

フライトシミュレータ体験に使っているシミュレータはPC用のもの。しかしながら、操作を教えてくれるスタッフは現役パイロット。これは嬉しい

現役CAや現役パイロットとコスプレが楽しめるコーナー。子供用サイズもあり、家族で記念写真を撮っている人もいた

　体験できるシートは、ここ数年JALがリニューアルを進めている国内線「JAL SKY NEXT（JALスカイネクスト）」仕様の「普通席」と「クラスJ」。そして国際線「JAL SKY SUITE（JALスカイスイート）」仕様の「FIRST CLASS」シートになる。

　とくにこのシート体験は人気で、常にお客さんの列ができている状態。シート体験は、普通席→クラスJ→国際線FIRST CLASSと、現役CAが案内する形で行なわれるが、上位クラスのシートに座る度に「お～、全然違うよ～」と、その違いを実感する声が聞こえていた。

こちらは普通席＋1000円で乗ることのできる「クラスJ」。JALスカイネクスト仕様の普通席はずいぶん改善されたが、やはりクラスJの余裕は高い快適性を持つ

国際線仕様のFIRST CLASS。憧れのシートは多機能なため、スタッフがさまざな機能を解説してくれる。スクリーンも超デカイ

　JALのスタッフによると、JALがニコニコ超会議に出展したのは「JALというと、どうしてもやや上の年齢層というイメージがある。実際、利用するお客さまも30歳代～50歳代が多いのだが、幅広い年齢層の方が訪れるニコニコ超会議でJALを知ってほしかった。正直、シート体験にこれほど人気が集まるとは思わなかった」と語ってくれた。また、JALブースのポイントは「現役パイロット3人と、現役CAが参加していることです。イベントスタッフではなく、実際にJALの業務についているスタッフと話していただくことで、よりJALに関心を持ってもらえれば」とのことだ。

　JALスカイスイート仕様のFIRST CLASSシート展示は珍しく、なかなか体験できる機会は少ないだけに、ニコニコ超会議に訪れた際はJALブースに立ち寄ってみて、それらを体験すると同時に、JALの現役スタッフとの会話を楽しんでいただきたい。

　なお、JALのブース近くでは、現役CAのチアダンスチーム「JETS」によるダンスも行なわれる。初日は11時に行なわれていたが、2日目のスケジュールについては現地で確認していただきたい。