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「シチズン プロマスター」初となるエコ・ドライブGPS衛星電波時計「PROMASTER F900」
光発電時計40周年で、薄さ1.00mmのムーブメント内蔵の「エコ・ドライブ ワン」発売へ
2016年6月10日 20:10
- 2016年6月7日~8日 開催
シチズン時計は6月7日~8日、光発電時計40周年をテーマにした報道陣向け展示会を開催した。この展示会では、光発電機能である「Eco-Drive(エコ・ドライブ)」を搭載した時計が多数展示された。トラベル Watchでは、海外旅行に役立つ世界時計機能(ワールドタイム)を持つものを中心にお届けする。
シチズンは最新の時計として、6月9日発売の「PROMASTER(プロマスター) F900」を展示。プロマスター F900では、光発電機能であるエコ・ドライブのほか、GPS衛星からの電波で時刻合わせを行なうGPS衛星電波時計機能を装備。航空機のコクピットからインスパイアされたデザインとしており、ベゼル部分には飛行距離などが計算できる「回転計算尺」を装備している。
CC9020-54Eのケース部はステンレンスの5倍以上の硬さを持たせたというスーパーチタニウムに、ガス硬化技術デュラテクトMRKを施している。ブラックモデルとなるCC9025-51Eは、デュラテクトMRKに加え耐摩耗性に優れるデュラテクトDLCコーティングを施している。ワールドタイム機能は40ゾーン。
「Eco-Drive PROXIMITY」(AT7036-09E)は、世界初のBluetooth搭載光電波時計。ソーラーセルはアンテナの役割も担い、スマートフォンとも連動する。スマートフォンとの連動機能は電話やメールの受信で、年内に日本市場への投入を予定している。
薄さ1.00mmのムーブメント内蔵の「エコ・ドライブ ワン」
展示のメインとなっていたのが、ワールドタイム機能はないものの、薄さ1.00mmのムーブメントを内蔵した「Eco-Drive One(エコ・ドライブ ワン)」。「時計の本質とは何か?」ということに改めて向き合い、「正しい時間を刻み続ける精度、永続的な駆動、そして腕に纏ったときの着け心地と美しさ。」を表現したものになる。
ムーブメントも展示されていたが、薄く精密な機構は、すべて人の手によって作られているという。部品は限りなく小さく、目で判別するのが困難なほど。これらを飯田工場の職人が組み立てているとのこと。バリエーションはベゼルにバインダレス超硬合金を用いた「エコ・ドライブ ワン 限定モデル」(AR5014-04E、70万円[税別])と、サーメットを用いた通常モデルの「エコ・ドライブ ワン」(AR5000-50E、AR5000-68A、AR5004-59H、各30万円[税別])があり、限定モデルは10月下旬、通常モデルは11月下旬に発売される。
そのほか、会場にはエコ・ドライブを採用した女性向けのラグジュアリーウォッチ「CITIZEN L Ambiluna(アンビリュナ)」も展示されていた。