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【関空旅博2016】世界遺産大国ドイツの新スポットとは?
ルフトハンザはプレミアムエコノミーを紹介
2016年6月6日 00:01
- 2016年6月4日~5日 開催
世界の国々や航空会社などが集う「関空旅博2016」が、6月4日と5日の2日間に渡って関西国際空港で開催されている。ステージイベントや展示ブース、セミナーなど多くの催しが行なわれている中から、ここではドイツ観光局による「海外旅行セミナー」の内容を簡単に紹介したい。
40もの世界遺産を抱えるドイツ
シリア難民の大量受け入れを行なっているドイツだが、セミナーで登壇したドイツ観光局の鈴木靜世氏は冒頭で、何度かドイツを訪れているがそういった人々を見かけたことはないと述べ、難民に関わる混乱があるのではないかという不安をぬぐいつつ、ドイツの最近の観光ポイントを解説した。
ドイツの特徴として、他の国と比べて四季を通じて観光者数の上下動がさほど大きくない点を挙げ、自然、壮大な景色、芸術、歴史的建造物、食など、あらゆる面で見どころが多いことをアピール。例として、自動車の乗り入れが不可能な自然保護区域に指定され、無数の川が流れる地域をカヌーや自転車を使って観光できる「シュプレーヴァルト」、切り立った崖と眼下に広がる丘陵地帯が美しい「ザクセン・スイス国立公園」を写真とともに紹介した。
世界遺産に登録された件数も40カ所と多く、2015年はハンブルクの倉庫街やユニークな形状のチリハウスが世界文化遺産として認定されたこともあって、「世界遺産大国」としてのドイツの魅力も訴える。また、「角を曲がるたびにかわいい街並みが見える」という、新しい観光スポットの「クヴェドリンブルク」とその行き方も詳しく語った。
さらに、ザクセン・スイス国立公園にほど近いドレスデンでは、17世紀の画家フェルメールの作品が複数展示されていること、食については国内1200以上の醸造所で作られた6000種類あるというビール、300種類ものバリエーション豊かなパンをはじめ、地元でしか味わえない多彩なローカルフードについても言及。最後に、今後2016年秋から2017年春にかけてドイツで行なわれるフェスティバルなど大きなイベントについても紹介した。