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ANA、九州復興支援「でかけよう九州」プロジェクト6月1日実施

九州方面への航空券や旅行商品の割り引き、九州産品の提供・販売など

編集部：稲葉隆司

2016年6月1日 20:36

2016年6月1日発表

九州復興支援「でかけよう九州」のWebサイト

　ANA（全日本空輸）は、平成28年熊本地震からの復興、九州エリアの活性化を支援する「でかけよう九州」プロジェクトを立ち上げ、第1弾として6月1日から「送客支援」「地元産品支援」「復興支援」について下記のような施策を実施。Webサイト「でかけよう九州」を開設し、活動内容を順次公開していく。また同社は、6月2日から熊本空港を発着するすべての便の運航を再開する。

送客支援

九州発着路線の運賃見直し

　国内外から九州エリアへの旅行を盛り上げるため、東京/大阪/名古屋方面～九州路線において、6月3日から旅割タイムセールを実施。訪日外国人旅行者向けの運賃設定「ANA Experience JAPAN Fare」の値下げを行なう。また、熊本・大分発着路線において、大学生の就職活動や帰省をサポートするスカイメイトの値下げ、ボランティア活動参加などシニア層の移動を考慮したシニア空割の値下げも行なう。

「旅割75」の1区間あたりの運賃例
東京～熊本：8700円（変更前1万円～1万2800円、9月1日～15日搭乗分）
大阪～熊本：6900円（変更前1万500円～1万2400円、9月1日～15日搭乗分）

「ANA Experience Japan Fare」の1区間あたりの運賃例
東京/大阪/名古屋～九州の各路線（6月1日～10月29日）：5400円（変更前1万800円）

「スカイメイト」の1区間あたりの運賃例
東京～熊本/大分：1万円（変更前1万6000円、通常期）
大阪/名古屋～熊本/大分：8000円（変更前1万5000円、通常期）

九州方面の旅行需要を拡大する旅行商品の企画

　ANAスカイホリデーや各旅行会社と連携して、九州エリアの旅行商品企画を強化。九州エリアで利用できるクーポンや特典など、地元の消費を活性化する付加価値の付与や、九州エリア内のバス周遊観光を応援するプランを展開していく。

地元産品支援

九州産品を機内やラウンジ、インターネットで提供・販売

　500年の歴史がある九州の米焼酎「球磨焼酎」を、全国の国内線ANA SUITE LOUNGE、ANA LOUNGEで提供、プレミアムクラスでは熊本のお菓子を提供する。ANAのネットショッピングサイト「A-style」では九州産品特集として、旬のマンゴーやブランド和牛などの農畜産品、「球磨焼酎」や「ロン龍ラーメン」など熊本の名産品を紹介。商品購入で加算されるマイル数が2倍～3倍になるキャンペーンも同時開催する。

復興支援

「航空機用冷暖房車」による支援

　航空機への動力補給、空港特殊設備の保守やフードカートの製造、販売などを行なうエージーピーと連携して「航空機用冷暖房車」を導入。被災者向け行政サービス窓口が設置されている熊本県益城町公民館の講堂の冷房機器が被災により使用できないため、6月1日～8月31日の期間、航空機用冷暖房車の冷房機能を使った空調管理を行なう。