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ハワイの燃油が片道1万円台に。グリーン州知事も「家族のように歓迎」

マラマハワイ(ハワイを思いやる心)について紹介します

 高騰していた燃油サーチャージの引き下げが始まり、最新の6月~7月発券分ではANAのハワイ路線が片道2万円を切って1万円台に入るなど、「海外行きたいけどサーチャージ高過ぎ!」と二の足を踏んでいた人にはうれしいニュースです。

 さらに、GW明けの5月8日からは日本入国時のワクチン接種証明やPCR検査の陰性証明の提示も不要になることで、ついに海外渡航への足かせがなくなり、コロナ前と同じレベルに。夏休みシーズンのハワイ旅行の計画を立てるなら、今が絶好のタイミングではないでしょうか。ハワイ州知事のジョシュ・グリーン氏からも「日本の皆さんをハワイでお待ちしています」とウェルカムメッセージが届いています。

ハワイ州知事のジョシュ・グリーン氏。20数年前、ハワイ島のクリニックで医師として働くために訪れたハワイが大好きになり住むことを決意したのだとか。メッセージ動画には、奥様と娘さん、息子さんも一緒に登場し、ハワイの魅力をアピールしています

 ということで、久々のハワイ旅行を考えている人に、今ハワイで進んでいる新しい観光の形「レスポンシブル・ツーリズム」をご紹介します。“マラマ(思いやりの心)”を理解して新しいハワイ旅を楽しみましょう。

大好きなハワイがこれから先もずっと“楽園ハワイ”であり続けるために

「レスポンシブル・ツーリズム」とは、観光客1人1人が意識や行動に責任を持つことで、よりよい観光地形成を行なっていこうという考え方。マラマハワイ(ハワイを思いやる心)はそのレスポンシブル・ツーリズムのハワイ版スローガンとなっています。

 ハワイ州観光局の特設サイトでは、レスポンシブル・ツーリズムを実践する旅行者になるために予習してきてほしい5つの行動を挙げているのですが、それがこちら。

  • 海洋動物に出会っても、むやみに近づかない
  • 有害成分の入った日焼け止めを使用しない
  • 森林を訪れるときは靴裏の泥を落とす
  • 進入禁止エリアに侵入しない
  • エコバッグやマイボトル、マイストローなどを持参

 サンゴにダメージを与えない日焼け止めを使うことや、エコバッグ、マイボトルなどを持ち歩いてプラスチックゴミを削減することは、どれもちょっとした心がけで実践可能なことですよね。「皆はやっているみたいだけど、自分はまぁいいか」という考えはNG。大事なのは1人1人の意識の持ち方なのです。

 ハワイには“善良、モラル、道義をわきまえた”などの意味を持つ「Pono(ポノ)」という言葉があって、正しい行動をとることができる旅行者をポノ・トラベラーと呼ぶのだそう。

「レスポンシブル・ツーリズムを実践するポノ・トラベラーになりませんか?」

というハワイ州観光局からのメッセージをココロに留めて、次のハワイ旅行を楽しんでみてください。日焼け止めを買うときに「Reef safe(サンゴにやさしい)」マークが付いたものを選ぶだけでも、あなたはポノトラベラーの仲間入り。海はつながっているので、この意識はハワイだけではなく海に囲まれた日本にも持ち帰ってほしいです。

HISのマラマハワイ ~ハワイに癒やされ、ハワイを癒やす旅~

 そんなハワイ州の取り組みに賛同した大手旅行会社のHISやJTBでは、マラマハワイの特集ページを開設しているのをご存じでしょうか。

 HISでは「HISで体験できるマラマな取り組み」として、ペーパーレス・非接触で情報収集ができる「LeaLea旅ナカアプリ」や、ハワイの美しい自然を守るための活動に参加できる「LeaLea マラマシャトル」などを紹介。また、「マラマと旅するハワイ6日間」など、マラマハワイツアー商品を多数用意しています。

 また、「マラマハワイ ~ハワイに癒やされ、ハワイを癒やす旅~」という専用パンフレット(紙・デジタル)も展開し、マラマハワイの取り組みに賛同する現地ホテルを写真つきで詳しく掲載しています。

 例えばプリンス ワイキキでは、1部屋につき1セット「ビーチクリーンアップキット」や再生可能な「竹製カトラリーセット」がもらえるのだそう。レスポンシブル・ツーリズムは、ホテル選びからすでに始まっているというわけです。

JTBのマラマハワイ ハワイの未来へ思いやりをつなげていく

 JTBの「マラマハワイ」特設サイトでは、“ハワイの未来を作るためにJTBができること”と題してさまざまな取り組みを紹介しています。

 ノースショアのワイアルアにある自然豊かな牧場「ノースショアステーブルズ」でビーチを守る植林体験ができるオプショナルツアーの取り扱いをスタートしたり、排気ガス・騒音を出さない電気バスの導入、さらにはマラマの心をより深く理解するために開催されたJTBの社員研修“タロイモ畑の雑草採り体験”の紹介も興味深いところ。

 また特設サイトでは、SNSなどで活躍するアーティスト、パントビスコ氏による連載マンガ「マラマハワイって何?」もオススメ。ぺろちたちが分かりやすくマラマハワイについて説明してくれていますよ。

 専用パンフレット(紙・デジタル)では、ハワイのホテルで実施されているマラマハワイの取り組みの一部や、ダイナミックパッケージ「JTBMySTYLE」でハワイの恵みを体験するアクティビティプランの紹介もあります。