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ワンコインでバス乗り放題、成田空港周辺をプチ旅! 成田空港交通「そらまるきっぷ」で飛行機ビュースポットを楽しむ
- 提供:
- 成田空港交通株式会社
2021年12月28日 12:00
成田空港周辺には「さくらの山」や「ひこうきの丘」など、飛行機の離着陸を間近で楽しめるビュースポットがたくさんあります。航空機関連の展示が充実している「航空科学博物館」や、新鮮な地元野菜が自慢の「空の駅 風和里しばやま」は、お子さん連れやカップル、年配の方まで楽しめる立ち寄りスポットとしても人気です。
そんな空港周辺の観光スポットに気軽にアクセスできる路線バスを、成田空港交通が運行しているのをご存じですか? 2021年4月から1日乗り降り自由の乗車券「そらまるきっぷ」が発売されていて、それにあわせて土休日限定で、主要観光スポットを周遊する「そらまる線」の運行がスタートしています。
そらまるきっぷ
料金: 大人500円、子供250円
有効期間: 発売当日限り
利用可能時間(平日): 成田空港第2ターミナルを9時40分以降に発車する便
利用可能時間(土休日): 成田空港第2ターミナルを8時30分以降に発車する便
対象路線: 南部博物館線、さくらの山線、空港循環そらまる線
チケット種類: 紙チケット(バス車内、インフォメーションセンターで販売)、デジタルチケット(RYDE PASSアプリ内で「そらまるきっぷ/成田空港周遊デイタイムフリー乗車券」を購入)
この「そらまるきっぷ」は、500円で1日乗り放題なんです! これまでは公共交通機関によるアクセス手段のなかった「空の駅 風和里しばやま」と「ひこうきの丘」にもバス停が新設されて、ますます便利になっています。
ワンコインでリーズナブルなだけではありません。沿線にある7つの施設でいろいろな特典やサービスを受けられるうえ、なかには「これだけですでに元が取れちゃった!」という驚きの特典も。成田空港交通のWebサイトでは「そらまるきっぷ」を使ったモデルコースも用意しているので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
「オ・ト・ナな飛行機コース」のオトナな遊びって何!?
今回はそらまるきっぷを活用したモデルコースのなかから、2つのコースをご紹介します。
まずは土休日限定の「オ・ト・ナな飛行機コース」から! 空港第2ビル駅構内(地下1階)にある京成電鉄のインフォメーションセンターで紙チケットを購入したら、1階到着ロビーの28番A乗り場へ。そらまるきっぷは、出発も到着も起点はこの28番A乗り場になります。
乗り込んだのは南部博物館線「サテライト成田」行き。空港から20分ほどで最初の立ち寄りスポット「サテライト成田」に到着です。ここはオートレース・競輪の車券や競馬の馬券が買える複合型場外発売施設。ちょっと意味深な「オ・ト・ナな飛行機コース」は、このことだったのですね。
サテライト成田の館内はとってもキレイで明るい印象! しっかり分煙されているし、想像していたものとだいぶ違いました。
そうそう、ここで忘れてはいけないのが、そらまるきっぷの特典です。なんとサテライト成田では「馬券or車券投票補助券500円相当をプレゼント」。さっそく馬券を購入して、インフォメーションセンターで馬券とそらまるきっぷを見せると、本当に500円玉をもらえちゃいました! 500円で購入したきっぷなのに、いきなりココで元をとってしまっていいのでしょうか?(いいそうです)
サテライト成田の2階には、ファミリーやグループで楽しめる有料のプレミアルームが全5室あります。白を基調としたインテリアのプレミアルームBは、天井からシャンデリア、ゆったりくつろげるソファが置かれていたりと、VIP気分で楽しめそう。ラウンジ専用の食事メニューも用意されているので丸一日楽しめそうですよ。
サテライト成田には、日替わり定食などを提供するレストランがあります。ほとんどの席がさっとかきこめる立ち席ですが、一部座れる席も。うどんやそばのほとんどは500円でお釣りが来るリーズナブルな価格。ラーメンやカレーライスはどれもワンコインでした。
このサテライト成田へは、土休日のみ運行する南部博物館線「サテライト成田」行きに乗れば、建物の前で降ろしてくれるので停留所から徒歩0秒! 平日は「南部工業団地(航空機材前)」下車、徒歩6分です。
サテライト成田からは、「航空科学博物館」や「臨空ビル前・芝山千代田駅入口」に直接向かうこともできるので、便利です。
本格的なフライトシミュレーターがすごい! 「航空科学博物館」
サテライト成田から乗車したバスは10分ほどで「航空科学博物館」に到着します。ここは航空科学の仕組みや歴史を楽しく学べる施設。フライトシミュレーターなどの各種体験コーナーではパイロット気分を味わえますよ。成田空港のすぐ近くにあるので、展望台や展望フロアからは滑走路や飛行機の離着陸を間近に見ることができます。
ここ航空科学博物館でも、そらまるきっぷを使ってバスで訪れた人にはうれしい特典が。限定オリジナルグッズとして航空券を模したマスクケースをいただきました。
西棟1階の展示室に入ると、まず目に飛び込んでくるのはボーイング 747-400型機の8分の1スケールの大型模型。これは可動する模型としては日本最大級なのだとか。ほかにも実物大のジェットエンジンや(4つで10万馬力、鉄腕アトムと同じ!)、アリゾナの砂漠からきたというジャンボジェットの胴体断面など、改めて飛行機の大きさに感動する展示物ばかり。
後方にあるコクピットコーナーでは、ボーイングの自由飛行と離陸&着陸を体験できます。大型模型と動きが連動しているので、操縦桿を左右に傾けたり押したり引いたりすると、それにあわせて目の前の747型機が傾いたり旋回したりします。エンジン操作や車輪の出し入れ、フラップの出し入れなど、飛行機の動く仕組みを知ることができてオトナも大興奮なのです。
隣に座るインストラクターさんから説明を受けながら、ボーイング 737MAXが成田空港に着陸する一連の流れを体験できるフライトシミュレーターは10分間で1000円。747型機の体験コースより高価なだけあって、その体験は本格的で感動モノ! なお、小学1年生以上対象の1回500円のボーイング 777型機のフライトシミュレーターもあります。
芝山水辺の里、グリーンポート エコ・アグリパーク
航空科学博物館の南側には「芝山水辺の里」という木道やベンチなどが整備されている自然豊かなエリアがあります。5分おきくらいに上空を横切る飛行機のお腹を見上げながら、しばらく自然いっぱいの散策路を歩きましょう。そらまるきっぷはバスに乗るだけではなくてウォーキングも楽しめちゃいますよ。
「芝山水辺の里」に隣接する「グリーンポート エコ・アグリパーク」は、かつての里山の復活を目指して作られた体験型自然公園。湿地の周辺に広がる森のなかを歩いていくと数字の書かれた案内板があるので、それを頼りに進みましょう。20分ほど歩いて森を抜けると、前方に道の駅ならぬ、空の駅が見えてきます。
「空の駅 風和里しばやま」で旬の野菜たっぷりのヘルシーランチ
到着した「空の駅 風和里しばやま」には、農業が盛んな地元・芝山町で獲れたみずみずしい農産物や生花が並んでいます。よく見るとトレビスやビーツ、洋ネギのリーキ、プンタレッラなどオシャレな西洋野菜がいろいろ。お店の方にお勧め野菜を聞いてみると「サボイキャベツ」だそうで、高級レストランのシェフ御用達の野菜なのだとか。
隣の建物「レストランFUWARI」は、そんな地元産の旬の野菜がたっぷり食べられる人気のビュッフェレストランです。色とりどりの野菜はサラダだけではなく、熱を通したさまざまな料理にアレンジされて提供されています。新鮮野菜を美味しくたっぷり食べられると女性に大人気。このビュッフェは、そらまるきっぷ特典で1800円が1600円に。これは利用するしかないですね。
ここでのそらまるきっぷ特典はもう1つ、空の駅のベーカリー横で販売しているコーヒーまたはソフトクリームが50円引きになります。外の芝生エリアには休憩スペースもあるので、食後にのんびり過ごすのもよいかも。
飛行機の撮影スポット「ひこうきの丘」
空の駅 風和里しばやまから歩いて10分ほどのところに「ひこうきの丘」があります。2021年4月から、ここ「ひこうきの丘」と「空の駅風和里しばやま」にバス停が新設されたので、時間によってはこの区間をバスに乗って移動することも可能。モデルコース「オ・ト・ナな飛行機コース」では徒歩となっていたので、今回は歩いてみました。
成田空港のA滑走路から約600mの位置にある「ひこうきの丘」。ここにはハートのモニュメントが建っていて、お友達同士やカップルに人気の記念撮影スポットになっています。お子さん連れのファミリーからカップル、長~い望遠レンズを装着したカメラを持った人まで、幅広い層が訪れていました。トイレも完備、まもなく売店もできるそうですよ。
離着陸する飛行機を眺められる展望露天風呂が自慢! 「成田空港温泉 空の湯」
空港に戻る前に、飛行機の離着陸を眺めながらゆっくり温泉につかっていきましょう。「え!? 成田空港で温泉?」と驚いたそこのあなた、あるんです、しかも源泉かけ流し温泉が! 「オ・ト・ナな飛行機コース」の最後の立ち寄りスポットは「成田空港温泉 空の湯」です。そらまるきっぷ特典は「レンタルタオルセット」。身軽な日帰り旅では、この特典、とってもありがたいですね。
受付のある1階には売店や食事処、会議室にカラオケも。空港が近いということで大きなスーツケースが置ける荷物置き場も完備しています。2階には岩盤浴に貸切風呂、お休み処、カフェ&バーもあります(宿泊できるカプセルホテルは現在休止中)。
内湯には高濃度炭酸泉やハーブサウナ、高温サウナ、水風呂などがあり、韓国式アカスリのコーナーも。成田空港の離着陸機を眺めながら楽しめる展望露天風呂は、まわりに高い建物がないので空が広く感じられて開放感抜群です。公式サイトによると「北風時はB滑走路への着陸機、南風のときはA滑走路からの離陸機がよく見えます」とのこと。
「臨空ビル前・芝山千代田駅入口」から再びバスに乗れば成田空港はすぐそこ。出発したバス停と同じ「28番A」で降車してコース終了です。場外発売施設サテライト成田から始まって、航空科学博物館、空の駅 風和里しばやま、ひこうきの丘、最後は成田空港温泉 空の湯。途中には日頃の運動不足解消にもなるウォーキングも組み込まれた「オ・ト・ナな飛行機コース」でした。
平日版「博物館&空の駅はしごコース」はさくらの山がハイライト
平日版「博物館&空の駅はしごコース」には飛行機好きの間では有名な「さくらの山」が組み込まれています。コースルートとしては、成田空港→ひこうきの丘→空の駅 風和里しばやま→航空科学博物館→成田空港。そしてさくらの山線に乗り換えてさくらの山へ行き、再び空港に戻るというもの。ここでは、さくらの山で下車して訪れることができるスポットと、そらまるきっぷ特典をご紹介しましょう。
さくらの山線で下車するバス停は、実は成田空港交通本社の社屋前。この成田空港交通本社でも「オリジナルグッズ10%引き」という特典が受けられるんです。さっそくおじゃますると、1階受付付近にオリジナルグッズがずらり。缶バッチやタオルハンカチ、蛍光ペンなどがセットになったものもあって、バス好きのお子さんなどは大喜びのはず!
成田空港交通本社を出て、横断歩道を渡った先にあるのが「空の駅 さくら館」です。こちらも地元の農産物や土産物を販売する観光物産館。航空会社のグッズ販売や成田市の観光情報コーナー、レストランなどもあります。
空の駅 さくら館のそらまるきっぷ特典は「ちょこっとお野菜プレゼント」ということで、旬のさつまいもをいただきました。「さくら食堂 全品50円割引」もあるので、お腹が空いているときに助かります。
空の駅 さくら館に隣接する「さくらの山」は、成田空港A滑走路の北側に位置します。その名のとおり園内には桜が約500本が植えられていて、春になると離着陸する飛行機と桜をセットで狙うことができる絶好の撮影ポイント。飛行機マニアだけではなく、週末には家族連れも多く訪れる人気観光スポットです。また京成本線が横を走っているので、電車と飛行機どちらも楽しめる、乗り物好きにはたまらない場所になっています。
ほとんどの人が飛行機に乗るときしか行かない成田空港。その空港周辺を成田空港交通の路線バスを使ってまわると、こんなにもお得に楽しめるスポットがあるんです。お友達やファミリーでの気軽な日帰り旅候補として、「そらまるきっぷ」での成田空港周辺観光を計画してみてはいかがでしょうか?
撮影協力:成田国際空港株式会社