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子育て×ミニバンなら断然専用タイヤ! まるも亜希子が母親目線で選ぶ「トランパス mp7」で和歌山・南紀を走ってみた
- 提供:
- TOYO TIRE株式会社
2021年12月24日 12:00
子供が生まれてから5年とちょっとの間、子育てを支えてくれたのはミニバンだった。買い物や通院などの街乗りから、家族旅行や夫のレースの応援などの長距離ドライブまで、日本全国を走りまわり、感じたのはやっぱりタイヤの大切さ。運転しやすさ、安心感、車内の快適性まで、タイヤの性能が大きくかかわってくるということだ。
今回、長年ミニバン専用タイヤを開発し続けてきたTOYO TIRES(トーヨータイヤ)から、そのノウハウと最新技術を詰め込んだ新製品「TRANPATH mp7(トランパス・エムピーセブン)」が登場した。前モデルの「TRANPATH mpZ」が登場した際にもその性能の確かさに驚いたのだが、さらに進化しているということで期待が高まる。
せっかくだからと夫の橋本洋平と一緒に新製品を体感すべく試乗コースに選んだ和歌山は、すっきりとした青空が広がっていた。試乗車は多くの子育て世代から支持を得ているロングセラーミニバン、トヨタ・ノアのハイブリッドモデルだ。
重いハイブリッド車でもフラつきにくいミニバン専用タイヤ
実はこのトランパス mp7が登場した背景には、ミニバン市場におけるハイブリッドモデルが大きく増加しているという現状がある。低燃費や上質感が魅力のハイブリッドモデルだが、ガソリンモデルに比べて車両重量が増加するため、タイヤにとっては負担が増して摩耗性能の向上が必要となった。
また、近年多くなっているゲリラ豪雨など、不安定な気象状況によって、突然の雨でも安全なドライブができるよう、高いウェット性能が不可欠に。そこでトランパス mp7が目指したのは、ロングライフでフラつきにくい、雨の日でもさらに安心できるミニバン専用タイヤだ。
まずは外観からのデザインを見てみると、いかにも剛性感が高そうな力強さがありながら、モダンでスタイリッシュな印象を受ける。スクエアなボディのミニバンの足元にふさわしく、ドレスアップしたアルミホイールにも似合いそうだ。そしてトーヨータイヤの本社を出発して一路、南紀白浜、串本町を目指して走り出した。
最初にステアリングを握った橋本は、相変わらず高い剛性感に感心している。路面への当たりが硬過ぎずしなやかで、インフォメーションを的確に伝えてくれるのが好印象だという。これは従来のフルシリカ配合によるコンパウンドの特性に加えて、パターンにはふらつきを抑制する高剛性ブロックと、タイヤが接地した際に変形しないよう、リブ部にテーパー(面取り)を施すという技術「ダイナミックテーパー」も効いている。これにより、局所的な摩耗を抑えてロングライフをかなえるとともに、操縦安定性もアップさせている。
一般道から高速道路へと入り、速度が上がってもその高い剛性感や接地感のよさは変わらない。長い直線が続く阪和自動車道から紀勢自動車道に入ると、ところどころ高速カーブも出てきたが、その際のフラつき感がなく、荷重をしっかりと支えてくれている頼もしさがあるという。
以前から採用されている高剛性ブロックではあるが、mpZでは分けられていたショルダーブロックをmp7は一体化。それにより、接地圧分散を均一化して、カーブの際に一気に荷重がかかるタイヤの外側を、より広く均一に使って支えることを可能にしている。助手席に乗っている私でも、その安定感はしっかりと感じられたのだった。
高速走行が残り半分ほどとなったところで、PAに立ち寄ってドライバーチェンジ。今度は私がステアリングを握って走り出す。最初の目的地まではあと100kmほどというところ。
低速からだんだんと速度を上げていくと、やはり確かな安定感が感じられ、合流の際にハンドルを切ってもグラリとボディが揺れる感覚がないので、ふっと肩から緊張がほどけていく。そしてトランパス mp7に施された低燃費サイドウォールは転がり抵抗性能に効果を発揮しており、しっかりとした接地感がありながら軽やかな加速フィールが続くのも気持ちのよいところ。
路面のギャップや横風などで予想外の入力があっても、動きの収まりが早いので不意にハンドルを取られたりしない。これなら、高速走行に不慣れな人でもリラックスして運転できるだろうと思った。
そして夫とも一致したのが、静粛性の高さ。空気抵抗を受けやすいミニバンは風切り音が大きめになるのは仕方ないとしても、ハイブリッドになってパワートレーンまわりのノイズが静かになったことで、タイヤからのロードノイズは必然的に目立ってしまいがち。なのに、それがとてもよく抑えられていると感じる。夫は2列目シートの乗り心地を試していたが、前後の席でも会話が聞き取りにくいことはなく、目の前に見えてきた海に歓声をあげて楽しい時間を過ごすことができた。
奇石・巨石を求めてカーブのきつい狭い道を進む
一般道におりて串本町の街並みを進んでいくと、まもなく到着したのが、自然豊かな和歌山ならではのジビエ料理や美味しい手打ち生パスタなどが自慢の「M's CAFE&DINING」。
ランチメニューのバターチキンカレーにも惹かれつつ、2人で仲よくパスタランチをいただき、ホッとひと息。でもここまで200km以上を走ってきたというのに、まったく疲れを感じていないことに驚いた。やはり振動やフラつきが少なく、ノイズも抑えられているトランパス mp7のおかげに違いない。お腹が満たされたところで、周辺散策へと出かけてみた。
古きよき民家が立ち並ぶ風景と、ロケットの街としても知られ、先進的な一面も見られる串本町周辺の街並みは、ドライブしていてとても新鮮だった。本州最南端という串本町潮岬には、この辺りが3つのプレートによって生み出されたダイナミックな大地であることを体感できる、「南紀熊野ジオパークセンター」がある。
入ってみると、約1400万年前に紀伊半島で起こった火山活動にはじまり、どのようにこの大地が形成されていったのかが、迫力ある3D映像とともにまざまざと感じられた。私たちがトランパス mp7で走ってきた道もまた、ここから始まっているのだとしみじみ。大地よ、ありがとう!
そして映像にも出てきた奇石・巨石が今もそのままの形で残り、目の前で見られる場所があると聞き、早速ミニバンに乗り込んだ。道はところどころ狭くキツいカーブになっていたり、対向車とのすれ違いに気を使う場面もあったが、ブレーキング時にもしっかりとした剛性感で効きが自然なフィーリングで、ミニバン特有の前のめり感がないのはうれしいところ。タイヤはこうした街中での運転しやすさにも、重要な役割を果たしているのだと改めて実感した。
例えばこれが雨の日なら、どうだろう。視界がわるく、海辺の道は風も強い。水たまりもあちこちにできてしまうはず。そんなときに欲しいのは、滑りやすい雨の日でもちゃんと路面に接地し、加減速のコントロールや停止の際にも安心感があるタイヤだ。
トランパス mp7は、これまで培ってきた「Nano Balance Technology」にウルトラグリップポリマーを加えたスーパーグリップコンパウンドを採用。これによってウェットグリップ性能を大きく向上している。今回は雨は降らなかったものの、強風による高潮で道路にまで達した波が、大きな水たまりを作っている区間があり、通過してみたところしっかりとグリップしている感触があった。
そうこうしているうちに到着したのは、850mにわたり大小40あまりの岩柱が橋の杭のように直線的に並び、海面に信じられない光景を作り出している「橋杭岩」。すっくとそびえる巨岩や、長い長い年月をかけて自然が作り出した奇想天外な形の岩たちに、ただただ畏怖の念がつのり茫然と立ちつくしてしまった。しばらく見ていると、まるで自分がミニチュアの人間になったような不思議な感覚にとらわれる。このときは満潮だったが、干潮の際には岩の上を渡っていけるというから、これはぜひまた訪れたい場所となった。
そこからさらにドライブを続ける間にも、壮大な景色で目を楽しませてくれる南紀熊野ジオパーク。最後に立ち寄った串本海中公園では、まるで海のなかから魚たちと同じ視点で眺められる海中展望塔に感激。時間が合えば、半潜水型海中観光船「ステアマリス」で、世界最北限と言われるサンゴ群落の美しい海の光景が見られるそう。これもまた次回の楽しみに取っておこう。
こうして突起や凹みが散りばめられた、自然の神秘があふれる大地をドライブしていると、揺れがすぐに収まる剛性感としなやかさを持ち、静かで快適な乗り心地を保てるタイヤかどうかが、旅の楽しさをも左右するのだとしみじみ感じる。背が高くボクシーなスタイリングであるミニバンゆえのネガティブな部分を、高い技術力によって1つ1つ丁寧にクリアし、さらなる性能進化を遂げたトランパス mp7なら、例えば子供が一緒でも、どの席に座っても快適で楽しいドライブができると実感。雨の日の安心感もアップし、転がり抵抗向上による燃費性能と、摩耗性能向上によるロングライフまで手に入れた、ミニバンユーザーのことを考えつくした専用タイヤ。全28サイズとラインアップも豊富なトランパス mp7は、ミニバンとのカーライフをさらに頼もしく支えてくれる、欠かせない相棒となるはずだ。
道路使用許可:兵庫県 伊丹警察署 第3227号