トピック

これぞパラオ。楽園のようなロングビーチ「カヤンゲル島」を歩いてみた

バベルダオブ島からスピードボートで「カヤンゲル島」へ

 パラオ共和国で最大の島「バベルダオブ島」周辺を巡る旅。次なるアクティビティはスノーケリングとフィッシングです。

 インパックツアーズの「秘境!ノースアイランドツアー」では、環境保護区でのスノーケリング体験ができます。パラオ北部はこれまで観光ツアーがほとんどなく、まさにPristine Paradise(手つかずの楽園)。青く穏やかな空と海、快適にボートは進み、ポイントへ到着。ゴーグルとフィンを取り付けて海に入ると、そこは天然の水族館でした。

 サンゴの隙間にはカクレクマノミやその仲間がたくさんいましたが、今回はウミガメとの出会いを目指してちょっと深い方にもチャレンジ。そんなに都合よく出会えないかな……と思っていたら、なんと、目の前を横切る大きなウミガメを発見! 慌ててカメラを向けますが、のんびりした印象とは裏腹に泳ぎは得意らしく、そのままスーっと深海へと潜っていきました。

空から見ても底が見えそうなほど透明な海
浅瀬に沿ってスノーケリングを楽しみます
ウミガメを発見! 思ったより動きが速く、一瞬の出会いでした
天然の水族館ですね
スノーケリング

衝撃の!?「手釣り」体験

「手釣り」って聞いたことありますか? いくら魚影が濃いパラオだからといって、そんな、糸と針を結んで海に入れただけで魚が釣れるわけが……釣れるんです、これが。

「秘境!ノースアイランドツアー」で体験できる手釣り、早速チャレンジしてみました。

 船長のバイレーさんがポイントに船を停めると、全員に「手釣り」の仕掛けが配られます。プラスチックリングに巻かれた船釣り用のナイロン糸に、重りと糸を結びつけただけのシンプル過ぎる仕掛け。そこにイカの切り身などエサを付けて海に投げ入れるという、これまたシンプルな釣法です。リールではなくリングと手先で糸をスルスルと出し、海底に着いた感触があったら数回糸を引っ張ります。

 本当でこんなので釣れるの?と笑っていると、早速船長が50cmほどの魚をゲット。10分くらいの間にツアーのメンバーが次々とヒットします。

 なかなか釣れないと言っていたMayukiさんからもほどなくという悲鳴(歓声?)が。一人では引き上げられず、逆に海に身体が引っ張られます。

「これは大物だぞ!」とガイドのドミニクさんがヘルプに入り、今日一番の大物を釣り上げることができました。ここまでわずか30分ほど。パラオの海、すごいです。

ガイドのリエさんが「手釣り」のコツを教えてくれます
仕掛けはとってもシンプルで、本当に糸に針と重りを付けただけ。糸を巻いたリングをリール代わりにします
それを海にぽーんと投げるだけ
エサはイカの切り身など
ツアーのメンバーは次々とヒット
初体験のMayukiさんに、ガイドのドミニクさんがアドバイス
今日一番の大物をゲットしました!
パラオの海で手釣り

パラオ最北端、カヤンゲル島のロングビーチ

これぞパラオ

 バベルダオブ島からスピードボートで1時間、パラオ最北端にある「カヤンゲル島」に向かいます。コンパクトロードが開通する前は中心部のコロール島から3時間かけて行く必要があったそうです。自然豊かなパラオのなかでも、特に美しいと言われるカヤンゲル島。当日は天候にも恵まれ、まさにザ・パラオ。楽園という文字がピッタリの絶景が目の前に広がります。

 水平線まで続いているような、どこまでも遠浅で真っ白いビーチ。映画のワンシーンに入り込んだかのような光景は、いつまでも眺めていたくなります。

 ここでちょっと休憩。先ほど手釣りした魚たちをスタッフがテキパキと料理して、炭火焼きに、お造りに、豪華なランチが完成しました。もし天候に恵まれず魚が釣れない場合でも弁当や肉が用意されているのですが、やはり自分たちで釣った新鮮なお魚を食べる喜びは格別ですね。

世の中にこんなにきれいなところがあるなんて!
釣りたての魚を炭焼きに
現地でDog Tooth Snapperと呼ばれている魚のお造り
ポークバーベキューも
いただきまーす!

 ランチを終え、カヤンゲル島の村へと歩きます。カヤンゲル環礁で唯一人が暮らしているこの島には、現在40名ほどがいるそうです。島のオーナーさんが出迎えてくれて、あいさつ代わりに野生のバナナを振る舞ってくれました。野生の完熟バナナ、こんなに美味しいとは。ペットのコウモリへの餌やりは、なんと口移し。もちろんこれは、地元の方だけの高度なテクニック。島の道沿いにはバナナ、パラワンレモン、ノニなど、とにかく自然の恵みがいっぱいです。

カヤンゲル島のオーナーさんが出迎えてくれます
ジャンプしてバナナをゲット
スダチに近いパワランレモン
「レモンの実」
バナナは通年で収穫可能
カヤンゲル島ビーチ

新鮮なパラオ料理と地酒を楽しめる「ジャングルバー」

 ホテルに戻り、今夜の夕食は「ジャングルバー」で。そもそもホテルがジャングルのなかにあるのですが、店内はさらにジャングル感?が演出され、秘密基地で仲間と過ごすようなワクワク感が。

 宿泊者向けだけでなく地元で人気の居酒屋ということで、焼酎や日本酒のラインアップも相当なもの。シャコ貝の刺身で、パラオの地ビール「レッドルースター」をグイッと一杯。

 この地ビールは添加物を一切使っていない純正ビールなんです。過ごしやすいパラオの気候と、美味しい料理と、楽しい話と、レッドルースター。

ジャングルのなかにあるホテル「パラオプランテーションリゾート」の「ジャングルバー」
日本の焼酎が多数ストックされています
養殖されているシャコ貝
ジャングルバー名物タロイモフルコース
パラオの地ビール「レッドルースター」は添加物ゼロ
バナナの葉で蒸したパラオ風ちまき