トピック
アルファ ロメオ「ジュリア」&ジープ「コンパス」で冬の旭川&美瑛をグルメドライブ
夏とは異なる雰囲気の北海道を味わう旅
2017年12月30日 00:00
四季を通じて多くの観光客が国内外から訪れる北海道。いまでは年間に200万人を超えるインバウンドの観光客が訪れ、道外からの観光客を含めると年間で約1000万人が北海道を訪れているそうだ。
北海道の魅力は観光、食、アクティビティとすべてが揃っていて、しかも季節によってさまざまな顔を見せること。広大な大地は、初夏ならば菜の花畑、夏ならラベンダーやひまわり、時期によってはじゃがいもの花や小麦畑を見ることができる。また、夏と冬ではまったく違った風景となり、同じ場所であっても目に映る印象は異なってくる。そのため、どの季節に訪れても違った魅力を体験できるのも観光客を引きつける要因の1つ。
そんな北海道の魅力をドライブしながら紹介しようというこの企画。前回は、真夏の7月にフィアット「500X」とアバルト「595 コンペティツィオーネ」を駆って、札幌市街から札幌近郊に位置する温泉街の定山渓を目指して走行した。定山渓は、札幌から日帰りでも十分に訪れることが可能な観光地で、温泉や大自然を満喫できるスポットだった。
そして今回は、季節が真逆となる冬の北海道。目的地は、北海道の中央部に位置する「美瑛町」と「旭川市」で、美瑛町は丘のまちとしても知られていて、多くの観光スポットが存在する。旭川市は、日本でも屈指の人気を誇っている旭山動物園があり、道北の経済や産業の中心地となっている。
今回のドライブの相棒となったのは、FCA ジャパンのラインアップの中でも最新モデルとなる「アルファロメオ ジュリア」と「ジープ コンパス」の2台。ジュリアは、アルファ ロメオブランドのフラグシップサルーンとして2017年10月14日から販売がスタート。一方のコンパスは、コンパクトSUVながらもフラグシップとなる「グランドチェロキー」から多くの部分を譲り受けているモデルで、2017年12月2日より販売されている。
ジュリアは、エントリーグレードとなる「ジュリア」とラグジュアリーグレードの「スーパー」、スポーティモデルの「ヴェローチェ」、ハイパフォーマンスモデルの「クアドリフォリオ」が用意されていて、今回は冬の北海道に適した4WDモデルのヴェローチェが選ばれた。
街乗りから本格的なオフロード走行も可能となるコンパスは、エントリーグレードの「スポーツ」、充実した装備の「ロンジチュード」、9速ATに4WDシステムを採用した「リミテッド」の3タイプのグレード展開で、こちらも4WDモデルのリミテッドが試乗車となっている。
この2台を新千歳空港で受け取り、一路、旭川市を目指した。新千歳空港から旭川市までの距離は、約150kmで、ほとんどが高速道路となる。雪道が不安だという人も、高速道路ならば除雪されているところが多く、降雪さえなければアスファルトの路面を走ることができる。
万が一というときでも、この2台には先進の安全装備が採用されていて、ジュリアは前方衝突警報に加えて自動緊急ブレーキを装備。コンパスにも同様の機能が取り入れられている。また、先行車を追従するACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)も付いていて、グレードによって異なるがコンパスにはレーンキープアシスト、ジュリアにはレーンデパーチャーワーニング機能を装備。街中での安全性から、高速道路の快適性において申し分ない先進装備が採用されているのだ。
新千歳空港から2時間ほどのドライブを終えて着いたのは、旭川市街にある味噌ラーメンの「よし乃」。北海道といえば、景観も素晴らしいが食の豊かさも観光するときの選択肢の1つに入るはず。撮影前の腹ごしらえとして、北海道といえばの味噌ラーメンを選んだ。テーブルに出された味噌チャーシューメンは、薄切りだがサイズの大きいチャーシューがどんぶりからはみ出すほどのボリューム。味噌の味も深く濃厚で、細麺にからんで大満足の一杯。
満腹となったところで、いよいよ観光スポットが点在する美瑛町を目指す。旭川市街から美瑛町の道路は除雪されているが、アスファルトの上は雪で覆われて圧雪路となっている。慎重にステアリングを握るが、ともに4WDのクルマなので加減速やコーナリングでも安定性が高い。どんな運転をしていても滑りそうだな、という不安感を覚えることはなかった。
そうこうして走ること30分ほどで、美瑛町の北側に位置する「セブンスターの木」に到着。ここは、丘の上に駐車場があり、大雪山系や十勝岳連峰を望めるビュースポット。冬場だが観光客が頻繁に訪れていた。一面銀世界の中にカシワの木が生えていて、幻想的な雰囲気となっていた。
撮影を続けていると陽が暮れ始めた。北海道の冬は日暮れが早く、15時半ころから暗くなりだし16時には日没となる。その後、美瑛町でも屈指の人気観光地となっている「青い池」へ移動。冬場は水面がライトアップされていてきれいだとのことだった。ただ、想像どおりだが冬場は水面が凍っていて、本来の青い池の姿は見られない。水面だと思われる雪原がライトアップされていて綺麗だったが、今後は、青い池の近くで紹介されていた写真のような、凍結していないときに再来してみたい。
青い池では1時間ほどの撮影をこなして、旭川市へ戻り宿泊先にチェックイン。続いてのタスクは夕食探し。海鮮にお寿司、お肉、ラーメン、スープカレーなど北海道ならではの食を満喫しようとしたら1泊2日では足りないほど名物があるが、その中でも夕食はジンギスカンを選んだ。入ったお店は、旭川市の人気店となる「大黒屋」。ここはラム本来の味が堪能できる生ラムや高級ラムが食べられるところで、過去にも何回か入店したことがあった。都内で食べるジンギスカンよりも厚切りで大ぶりのラムは、ジューシーで大満足。生ラムのほかにもラムロールや骨付きのラックなどを平らげて夕食は終了。
一夜明けて宿をチェックアウトすると、2台のクルマを連ねて再び美瑛町方面に向かった。この日は朝から快晴で、雄大な雪原の中を心地よく走れるドライブ日より。CMで有名となった「ケンとメリーの木」や「マイルドセブンの丘」を抜けて、隣接する富良野市を目指した。途中で、自家製ハムやソーセージが有名なレストラン「歩人(HOBBITO)」で休憩。全国からお取り寄せの注文が集まるというこのお店では、ソーセージやハム、ベーコンの15種類の盛り合わせやお勧めのカレーを注文した。すべて手作業で製造しているというソーセージやハム、ベーコンは、どれも特徴ある味で、豚肉は地元産のモノを使っているという。持ち帰りも用意されていたので、全種類を買って帰りたいほどだった。
その後は、昨日撮影した青い池を通りすぎて富良野市に到着。普段ならば、直前にソーセージなどをつまんだのでお昼御飯はパスするところだが、まだまだ食べたいものがあるということで富良野駅前の「くまげら」に立ち寄った。ここは、TVドラマ「北の国から」の舞台にもなった老舗で、どうしても食べたかったいくら丼に加えて、お勧めの山ぞく鍋と和牛ローストビーフ丼を注文。いくら丼は想像どおりの味で、北海道で食べたかったものはこれでコンプリート!! もちろん、鴨肉や鹿肉、鶏肉が入った味噌味の山ぞく鍋やとろけるローストビーフ丼も堪能して、はち切れそうな胃袋とともに帰路へ付いた。
1泊2日という駆け足で回った冬の北海道だったが、同じ大自然でも夏にはない景色と幻想的な世界が待ち受けていた。とくに美瑛町の丘陵地帯から眺める大雪山系や十勝岳は雄大で、夏のラベンダー畑もよいが、寒さのなかにもこの時期でしか見られない風景があった。
また、新千歳空港から旭川市、美瑛町、富良野市、そして再び空港までと、2日間で500km以上を自走したのだが、ドライバーの意のままに走ることが可能なクルマだったから疲労感はまったくなかった。冬場の雪道はアイスバーンやさまざまな路面の変化があるので、通常よりも神経を尖らせて走ることになるが、このように完成度の高いクルマならば気持ちよく楽に走ることができる。北海道のドライブシーズンは夏だけと思っている人も、ぜひ1度は冬場にステアリングを握ってみてほしい。夏とは異なる雰囲気が味わえるのだから。
提供:FCA ジャパン株式会社
撮影協力:
北海道美瑛町
http://town.biei.hokkaido.jp/
一般社団法人 美瑛町観光協会
https://www.biei-hokkaido.jp/ja/
みそラーメン よし乃 本店
http://www.asahikawa.co.jp/
成吉思汗 大黒屋
http://www.daikoku-jgs.com/
歩人(ほびっと)
https://www.hobbito.com/
くまげら
http://www.furano.ne.jp/kumagera/
道路使用許可:旭川東警察署 第5162号