若林直樹のトラベルフォトギャラリー

秋の長岳寺とその周辺(奈良県)

 奈良盆地の東にある「山の辺の道」。日本書紀にもその名が記され、万葉集ゆかりの地名や伝説などが多くあり、道沿いには寺院や神社そして多くの遺跡がある。今回訪れた長岳寺は、全国紅葉100選に選ばれているだけあり紅葉の多い美しい寺院だ。近くには崇神天皇陵や景行天皇陵、黒塚古墳などがある。

 長岳寺は824年に空海が創建。本尊の木造阿弥陀如来をはじめ、日本最古の楼門や五智堂等の建物など重要文化財に指定されている。

 長岳寺から龍王山への登山道を上がると奥の院があり、その周辺には龍王山古墳群があるなど、自然と歴史に触れることができる。山の辺の道を歩くのもよいし長岳寺から長岳寺奥の院を散策するのも楽しい場所だ。

 長岳寺には天理駅からJR桜井線で2駅目の柳本駅で降り、徒歩20分ほどで到着する。途中古墳も見てまわり、時間をかけて長岳寺に行くのもよいだろう。11月後半には紅葉が見ごろを迎えるので、合わせて訪れたい場所だ。

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若林直樹(STUDIO海童)

雑誌、広告等の仕事の傍ら、ライフワークとして自然や癒される空間を求めて国内外を旅している。撮影対象はICチップからアフリカ象まで幅広い。デジタルカメラは1995年からコンパクトからプロ機までテストレビューに携わる。自宅ではフェレットをこよなく愛し、現在2匹と暮らしている。いつかフェレットの写真集を出そうと企み中。HPはhttp://kaido.sub.jp/