若林直樹のトラベルフォトギャラリー

春の室戸岬とその周辺(高知県)

 室戸岬は土佐湾と紀伊水道を分ける位置にあり四国を代表する岬だ。黒潮が沖合を流れるため気候は温暖で亜熱帯植物が植生している。浸食と隆起を繰り返し作られた海岸段丘が形成され、2011年にはこれらが評価され世界ジオパークに認定されている。

 岬には四国八十八箇所の第二十四番札所である最御崎寺(ほつみさきじ)があり、先端にある室戸岬灯台は1899年に初点灯され、歴史的建造物として保存灯台に指定されている。光達距離は日本一の49kmにも達する。展望台から望む太平洋は圧巻で、その壮大な風景と歴史を感じさせてくれる室戸岬に旅してはいかがだろう。

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若林直樹(STUDIO海童)

雑誌、広告等の仕事の傍ら、ライフワークとして自然や癒される空間を求めて国内外を旅している。撮影対象はICチップからアフリカ象まで幅広い。デジタルカメラは1995年からコンパクトからプロ機までテストレビューに携わる。自宅ではフェレットをこよなく愛し、現在2匹と暮らしている。いつかフェレットの写真集を出そうと企み中。HPはhttp://kaido.sub.jp/