ハワイ現地発

【ハワイ現地発】ランチ・デザート・カフェも行って19ドルで満喫! オアフ島ノースショア観光

 まだ少し肌寒いけれど、ハワイは雨季から乾季へと季節が移り変わっている。プルメリアの木々が少しずつ花を咲かせ始め、空の青色が濃くなった。冬は大波が押し寄せるオアフ島ノースショアの波も徐々に穏やかになっているのでは……?とノースショアへドライブをしてきた。

 今回は、ランチを食べて、スイーツも楽しみ、コーヒーショップにも寄って、ついでにショップを見て回って合計19ドル以内というノースショア観光をシェアしたい。たった半日で心身ともにリフレッシュしてタウン(ホノルル市内)に戻って「あ~楽しかった!」となる、個人的にお勧めのコースがある。

ノースショアへの一本道は通るたびに空の広さに感動する

 出発は午前11時ごろ。水やお茶などの飲み物を忘れずに。ホノルルから島のちょうど反対側のエリア、ノースショアまではクルマで約1時間。ハレイワの街に寄らずに一気にビーチを目指そう。ビーチ沿いをひたすら進み、シュノーケリングスポットのシャークスコーブの向かいにある地元スーパー、フードランドへ。ここでロコたちがお決まりで買うのはポケボウル(ポケ丼)。マグロなどのぶつ切りに味付けをしたポケ。好きなポケを選んでご飯に乗せてもらって、7.99ドル。スーパーマーケットなのでチップは不要。さぁご飯が冷めないうちにビーチへ!

サンセットビーチやエフカイビーチは駐車場も停めやすいのでお勧め

 あったかご飯に冷たいポケをどさっとのせたポケボウル。これを青空の下、ビーチで頬張るとめちゃくちゃ美味しい。キラキラ輝く海、波の音、風にそよぐヤシの木……パラダイスはランチに最高に贅沢なシチュエーション。

少し赤みかかったノースショア独特のビーチの砂とサンセットビーチのアイコンとなっているヤシの木

 この日はまだ波が高かったのでプロ並みに上手なサーファーを見たり、昼寝をしたり、波打ち際で遊んだり、ビーチにいるそれぞれが自分の時間を楽しんでいる。そんな心地いい空間でのんびりしたあとは、ハレイワの街へ。

1965年創業のサーフショップ「SURF N SEA」はハレイワの街に到着したサイン
2月に75周年記念で$1シェイブアイスを振る舞った「マツモトシェイブアイス」

 1921年築の建物に店を構えている老舗サーフショップ「SURF N SEA」を過ぎ、橋を渡って「マツモトシェイブアイス」や「クラーク・リトル・ギャラリー」などが軒を連ねる「ハレイワ・ストア・ロット」の前を通って街の中心部へ。

ノースショアの波の写真といえば、クラーク・リトル。立ち寄ってみるのも楽しい

 目指すのは「ノースショア・マーケットプレイス」。小さな店が建ち並ぶ昔ながらのショッピングセンターだ。

メキシカンレストラン、ジェラート店、コーヒーショップが並ぶ
中央にある木の下は一休みできる憩いの場になっている

 ビーチでほてった体をクールダウン!といえばジェラート。2010年にハワイで誕生し、数々の賞に輝いてきた人気のジェラート店「イル・ジェラートカフェ」。フルーツなどのハワイの恵みを中心としたフレーバーが並ぶ。2スクープを選べるレギュラーは7.85ドル。

店内に数席、店の前には十分なテーブル席がある
ジューシーなマンゴーと人気フレーバーのウベクッキーをチョイス

 デザートを楽しんだら、隣の店でショッピングタイム。「ソーハリビング」はハワイの雑貨をセンスよく集めたことで一世を風靡したショップ。クッションカバーなどのリネン系、フレグランス、部屋に飾るサインボードや置物、食器や文具類などがびっしりと置かれている。「これを部屋に一つ置いたらハワイらしくなるかな?」 「誰かへのギフトにいいかな?」などと思いを巡らせながら見ているだけで楽しくなるはず。今回、店の前で多くの人が立ち止まっていたのがコチラ。

トートバッグの半額セール。スモールが$15、ラージサイズが$25

 トートバッグやエコバッグが50%オフになっていて、数枚をまとめて買っている人も。この店は店内のどこかにセール品を置いていることが多いので忘れずにチェックを。

半額でエコバッグ($26.80→$13.40)とポーチ($18.80→$9.40)を買った(これはおまけなのでトータル金額には含みません!)
木製のモンステラは、部屋に飾ることにした($17.80)

 ショッピングのあとは、もう一つお隣りのコーヒーショップ「コーヒーギャラリー」でハワイのコーヒーをぜひ。世界三大コーヒーであるコナコーヒーはもちろん、マウイ島、オアフ島ノースショア産コーヒー豆を丁寧に焙煎したコーヒーを堪能することができる。

ノースショアに来たらここでコーヒーを!という人が多い人気店

 行列になっていることが多いので、コーヒーの香りに包まれながら店内を見て待つのもいい。コーヒー豆やコーヒーカップなどが販売されていて、お土産選びについつい見てしまう。

ハワイでとれたコーヒー豆はお土産に最適。パッケージも楽しい
コーヒーカップはお土産の定番。使うたびにワクワクするはず

 ショーケースにはスイーツも並ぶ(けっこう甘い)。オーダーをして会計を済ませたら横で待っていると名前を呼んでくれる。

並んでいる間にオーダーを決めて注文をして会計をする
注文ができたら名前が呼ばれる

 人気はカプチーノやフラペチーノ。コーヒー好きなら「今日のコーヒー」をオススメしたい。この日はダークなら「アロハ」。ミディアムなら「ハレイワ」だった。どんな味かを尋ねると小さなカップで味見をさせてくれる。

黒板に「今日のコーヒー」が書かれている

 ミディアムコーヒーの「ハレイワ」は、優しい酸味がある爽やかな味わいで、ジェラートのあとにぴったりだった。

ビーチで癒され、さらにコーヒーの味と香りに癒される、至福のとき

 クルマに乗る前に、もう一軒立ち寄りたいのはサーフショップ「Raging Isle」。サーフブランドが集結したショップ。この店では奥の方にセールコーナーがあるのでそこもちらっと覗いてみて。30~50%オフの掘り出し物に出合えることもあるので気に入ったものがあれば即買いを。買った服はぜひハワイ滞在中に着よう。心躍る時間を過ごせるから!

以前ウェットスーツを60%オフで買ったことも

 帰り道、ドールプランテーションのまわりに広がるパイナップル畑や、オアフ島にある2つの山脈のうちの一つ、ワイアナエ山脈を眺めながらドライブ。ノースショアはホノルルとはまったく違う空気感に包まれ、時間の流れもゆっくりしている。オアフ島に来たら1時間で行けてしまう島の反対側へぜひドライブを。ハワイの別の魅力に触れられるから。何度行ってもその魅力にとろけるはず。

歴史ある重厚感を感じさせるワイアナエ山脈。山の向こうはマカハなどの島の西海岸
大澤陽子

ハワイで発行している生活情報誌「ライトハウスハワイ」編集長。日本ではラジオアナウンサー、ライターとエディターとして活動。2012年にハワイへ移住。新聞やハワイのガイド本などの編集に携わる。ハワイのビーチとビールをこよなく愛している。