ボーカリスト琴音の音楽旅

秋の神戸! 紅葉、異人館に六甲山、有馬温泉まで街並みも自然も楽しむ旅

秋の神戸旅に出かけて、街歩きも自然も楽しみました

 秋も深まり、冬の足音が聞こえてくる今日この頃。紅葉はどこかで見に行きたいと思っていましたが、特に紅葉目当てでどこに行こうということもなく……。たまたま旦那さんが11月に神戸で仕事があるということで、私も後日神戸で合流して少し神戸旅行を楽しむのはどうか、となりました。

 今回旦那さんは先に神戸に入っているので、あちらでもクルマがあった方が便利だということで、私が1人で東京から神戸に運転していくことに。初めての長距離運転で少しドキドキではありましたが、思い切って旦那さんを追いかけて神戸に向かうことにしました。

まずは名物珈琲店でモーニング、レトロな雰囲気と絶品サンドイッチに舌鼓

 夜7時半に東京を出発し、日付が変わるくらいまであまり休憩を取らずに運転。途中のパーキングエリアで少し仮眠をとってから、早朝に神戸を目指しました。夜しっかり眠れたので、そんなにしんどい思いをすることなく朝9時ごろに神戸に到着。

 旦那さんと合流し、まずはにしむら珈琲中山手本店のモーニングをいただくことにしました。神戸を中心に展開するコーヒー喫茶チェーンですが、この本店はやっぱりレトロな雰囲気満載でちょっとほかの店舗とは雰囲気が違います。

 2人とも同じ朝食のフルーツセットを注文し、飲み物はブレンドコーヒーを。酸味が好きな方も苦味・コクが好きな方もどちらでも満足できるような絶妙なブレンド具合で、フランスパンのサンドイッチはパンがちゃんと温めてあって、そういう細かい気遣いがうれしいです。

 分厚めのベーコンと、そしてなかなか自分で取り扱わないホワイトアスパラという組み合わせがなんだか贅沢な気分になりました。

北ドイツ様式のにしむら珈琲中山手本店
レトロな店内
朝食のフルーツセット

北野坂の異人館エリアで異国文化に触れ、新たな発見も

 にしむら珈琲店のモーニングで長時間運転の疲れを癒し、お腹も満たされたところでほど近い異人館エリア、北野坂を散策することにしました。

 以前神戸に行ったときも異人館を少し見学しましたが、本格的に散策したことはなく、今回は入館料を支払ってオランダ館、デンマーク館、オーストリアの家に入ってみました。

 オランダはアムステルダムに何度か行っていますが、繁華街エリアしか行ったことがないので、こういったオランダの文化を感じられるような内装の異人館で、オランダらしさを存分に味わうことができました。

香りの家・オランダ館
応接間
ダイニング
バスルーム
オランダ家具で揃えた寝室

 続いてデンマーク館に入り、デンマークはバイキング、海賊の歴史を持つ国ということを初めて知りました。海賊文化が盛んだった歴史があり独特の文化を持つことが映像や展示から伺うことができます。

デンマーク館
海賊文化を中心に取り上げた展示

 オーストリアのウィーンは音楽の都として知られていますが、このオーストリアの家でも、オーストリア出身の作曲家モーツァルトをピックアップして、音楽と絡めた展示となっていました。そしてオーストリアと言えば、マリー・アントワネットを輩出したハプスブルク家が有名ですよね。モーツァルトとハプスブルク家、主にこの2点に絞った展示で、中世ヨーロッパ好きにはたまらない雰囲気でした。

ウィーン・オーストリアの家
18世紀後半のオーストリアの人々の衣装
モーツァルトの家を再現
オーストリア西部、アルプス方面のチロル州をイメージした部屋

 そして最後にうろこの家・展望ギャラリーを見学しました。マイセンやロイヤル・コペンハーゲンの名磁器コレクションにセンスのよいテーブルウェアは圧巻。うろこの形の石で覆われた外観と、ヨーロッパの雰囲気たっぷりの内装を楽しみました。それぞれの異人館、いろいろな違いがあってその国を知れたり、建物自体もとてもセンスがよく状態よく保たれているので、入館料を払って見学する価値は十分にありました。たくさんあり過ぎて迷ってしまいますが、自分の好きな国だったり興味のあるところを選んで行ってみるとよいのではないでしょうか。

うろこの家・展望ギャラリー
暖炉にクリスマスの飾り付けが
マイセンなどの名磁器も見られるダイニング

異人館エリアで優雅な雰囲気の西欧料理店でランチ

 北野坂は急な坂が多く、散策しているとほとんど階段を上っているような感じなので、あっという間にお腹が空いてしまいました。神戸は洋食も有名で、異人館の雰囲気を味わったあとだし、せっかくなのでリーズナブルなランチコースのあった西欧料理店「パラディ北野」でランチをすることにしました。

 テーブルクロスのかかったおしゃれなテーブルウェアに上品な店内。落ち着いた雰囲気で、年齢層は少しお高めでしたが、カジュアルな服装の私たちでも気兼ねなくくつろげる和やかな雰囲気のお店です。

 コースでメインをお肉かお魚か選べたのですが、私たちは2人とも牛ほほ肉の赤ワイン煮込みを選びました。この赤ワイン煮込み、お肉がホロホロでお口のなかで溶けていきそう。そして赤ワイン煮込みというと濃厚なイメージですが、よい加減のさっぱりした味付けになっていたので体に優しく味わえました。

 付け合わせのお野菜もどれも焼き加減が最高で美味しかったです。そして最後に紅茶を頼んだのですが、このティーカップがまたとてもかわいい! お店の雰囲気もお食事も食器も、どれも大満足なランチとなりました。

パラディ北野入口
上品で華やかな雰囲気の店内
淡路島直送の玉ねぎのポタージュスープ
じっくり煮込んだ牛ホホ肉の赤ワインソース煮込み
紅茶のカップがかわいい

紅葉真っ盛り、神戸布引ハーブ園のロープウェイを初体験

 そしてお次は旦那さんが自然を感じたいというので、JR新神戸駅近くからロープウェイで行ける神戸布引ハーブ園に行ってみました。インバウンドもあり混雑していましたが、行列もテンポよく進んでいきそんなに待たずにロープウェイに乗ることができました。

 今はクリスマスシーズンということで、クリスマスマーケットが開催されていました。まず頂上までロープウェイで登って、徒歩で下りながらガーデンを楽しんでいきます。山の上からの眺望は絶景、紅葉も色付き始めていてしっかりと秋を満喫することができました。

山の景色を見ながら移動できて楽しいロープウェイ
紅葉もしっかり楽しめました
秋桜もきれいに咲いてました
クリスマスマーケットも開催中

神戸発祥といわれる、そばめしで1日目を締めくくり

 夜は神戸のソウルフード・そばめしを食べようということで、三宮駅近くの「どんぐり」というお店に入ってみました。牛すじ煮込み、イカとニンニクの芽の炒め物、そばめし、豚玉、そして東京ではあまり見ない牡蠣のお好み焼きを頼んでみました。関西より西では牡蠣のお好み焼き、通称「牡蠣おこ」はよく見る気がします。そばめしは麺がすべて同じくらいの大きさにしっかりと刻まれていて、甘過ぎないソース味が神戸らしいなと。

 お好み焼きもふんわりと焼き上がっていて、豚玉も牡蠣のお好み焼きも自分ではなかなか焼けない食感でした。牛すじ煮込みは出汁が効いている塩味なのですが、少し甘みもありこの塩っぱさと甘さのバランスがなんとも言えない加減。この甘塩っぱさは関東ではなかなか味わえない味ですね。この日は東京からの移動もあり疲れていたので、食事が終わったらすぐにホテルで休みました。

お好み焼き店どんぐり
牛すじ煮込み
げそとニンニクの芽の炒め物
神戸発祥、そばめし
豚玉
牡蠣のお好み焼き

2日目の朝は六甲山からスタート! 意外な名物ジンギスカンに舌鼓を打ち、有馬温泉を満喫

 2日目の朝はまず六甲山ガーデンテラスに行きました。ものすごく寒いのにまだ朝もやのかかる景色がすごく気持ちよくて、朝から動いて正解という気持ちに。併設の雑貨屋さんもすごくオシャレで、「神戸ってやっぱりセンスがすごくいいね」と旦那さんと話していました。

 雑貨を楽しみつつ11時の開店を待って併設の「六甲山ジンギスカンパレス」でブランチすることに。六甲山でなぜジンギスカン?というところですが、もともと阪急電鉄の元会長、清水氏が戦前の中国でジンギスカンに感銘を受け、六甲山で日本式ジンギスカン店を始めたところ大繁盛。そこから、六甲山にジンギスカン屋さんがあるそうです。今回は旦那さんも私も食いしん坊なので、食べ放題コースを頼みました。

 思う存分にジンギスカンを食べ、油の落ちるこのジンギスカン用の鍋を買ってしまいたいと思うほど、ジンギスカンは美味しい! お腹も満たされたところで有馬温泉を目指します。

寒くても暖の取れるかわいい雑貨も購入できます
六甲山から神戸の街を一望しながらの食事
食べ放題で、3つの部位を食べられるコースで大満足

念願の有馬温泉、泉質のよさに感動とお寺カフェでリラックス

 六甲山からクルマで30分ほどで有馬温泉に着いて、食後のデザートが食べようということでお寺がやっているカフェに行きました。念仏寺の本堂を抜けて店内に入っていき、落ち着いた雰囲気の和室でチャイをいただきました。

 もともと仏教はインドからと考えると、チャイをいただくのはなんだかルーツをたどっているような気がします。落ち着いた和の雰囲気のなかで、スパイスたっぷりの暖かいチャイは肌寒い日にぴったり。お寺でいただいているというのがまた非日常を味あわせてくれます。

お寺茶房Citta
素敵なお庭の縁側席
膝掛けもあり配慮の行き届いた茶室
お茶菓子付きのスパイス香るチャイ

 ティータイムを楽しんだあとは、念願の有馬温泉! 温泉街としても栄えていて、たくさんのお土産屋さんやご飯屋さんなど人でにぎわっていました。

 泉質のよい温泉といえば、必ずと言っていいほど名前が挙がる有馬温泉。どんなものかと思っていましたが、今回は日帰り温泉「金の湯」に行ってみました。普段のお風呂は2時間コースの私たち夫婦ですが、露天風呂もサウナもないお風呂ということで、30分くらいでさくっと入ればいいんじゃない?と30分後に待ち合わせをして入湯。

 そうしたらなんとまぁ、本当に源泉かけ流しで、泉質がかなりよく濃度が濃いので湯あたりを起こしてしまいそうなほど。確かにこれは長湯は禁物でした。45℃の高温湯もありましたが、不思議とじんわり熱くて入れちゃうんですよね。

 日本三大温泉と言われるだけあって、サウナや露天風呂などの施設がなくても本当にお湯だけで大満足できる泉質でした。

有馬温泉 金の湯

 有馬温泉を楽しんで、ほかほかのまま東京への帰路につきました。神戸は久しぶりに行ったのですが、今回は異人館など街エリアの観光も楽しみつつ、布引ハーブ園や六甲山など自然のあるエリアも存分に楽しめました。海も山もほど近く、三宮など繁華街もありおしゃれでセンスのよい神戸は改めて素敵な街でした。

 今回はクルマで行きましたが、バスや電車なども通っていて観光もしやすそうです。都会的な雰囲気を楽しみつつ、自然も楽しみたいという方には短い日程でも十分に楽しめる街だと思いました。

 今回は旦那さんの仕事がきっかけで行くことになりましたが、ずっと行きたかった有馬温泉にも行けたし大満足です。秋の紅葉シーズンからクリスマスにかけて、とても楽しめる街なのではないでしょうか?

琴音

シャンソン、JAZZなどをメインに歌うボーカリスト。たまにアルトサックスも吹きます。1986年10月10日生まれ。趣味・特技は、ライブなどで訪れた日本各地の美味しい食べ物を探すこと。思い立ってふらっと一人旅をすることもしばしば。
ブログは https://kotone1010.com/