JALふるさとアンバサダー/応援隊に聞く地域愛

広島県・三角島(みかどしま)で琥珀浄酎とオーガニックレモンのマリアージュに浸る。JAL客室乗務員が企画した離島ツアーが商品化に向け準備中!

JALふるさとアンバサダーに地域の取り組みを聞いた。回答者は広島県JALふるさとアンバサダーのフィリップス千咲さん

 全国各地に拠点を持つJALは、地域活性化の取り組みを継続的に実施してきており(現在は「JALふるさとプロジェクト」)、2020年8月には社内公募で選ばれた客室乗務員が現地に移住して、それぞれの地域での取り組みを推進する「JALふるさとアンバサダー」を発足しているほか、同12月には乗務しながら地域活性化に携わる「JALふるさと応援隊」を任命している。故郷や縁のある地域に対して、客室乗務員として培ってきた知見を活かした商品開発や地域課題の解決などを展開する狙いがある。

 今回お話を聞いたのは、広島県呉市で三角島のツアーに携わるJALふるさとアンバサダーのフィリップス千咲さん。

――取り組みについて教えてください。

 広島県は「ENERGY OF PEACE」をコンセプトに、「元気・美味しい・暮らしやすい」の3つを掲げ、ひろしまブランドを強化しています。

 新鮮な海の幸と山の幸が豊かで穏やかな風土、平和への想いと復興を成し遂げたエネルギーが明日へ向かうひろしまの原動力になっています。どんなときでもたくましく、元気あふれるひろしまに魅せられ、関東から移住して13年目になります。

 今回は、大和ミュージアムや夜景100選に選ばれた灰ケ峰などでも知られる広島県呉市の三角島(みかどしま)で、地域の歴史や文化に根差したツアーをご紹介します。

久比・三角島

美加登神社
レモン

――この取り組みにはどのように関わっているのでしょうか。

 令和5年度呉市観光コンテンツ創出事業の一つとして、ナオライと連携して「生産者になる旅~満月の夜に三角島で乾杯ツアー~」を企画制作しました。

 舞台は、593年厳島神社建立時に主祭神として勧請された宗像三女神の仮宮が建立された三角島。主役は、ナオライが「低温浄溜」という独自技術で日本酒をさらに蒸留することで生み出すまったく新しいお酒「琥珀浄酎(こはくじょうちゅう)」。これに欠かせないのが久比・三角島のオーガニックレモンです。

 ツアーでは、全国で生産されるレモンの0.2%と言われるオーガニックレモンの収穫体験のあとに、瀬戸内の新鮮な食材を用いた身体が整う食事と浄酎とのマリアージュを味わい、島々の稜線の上に浮かぶ満月を眺めながら乾杯します。翌朝は凪の穏やかな海を眺めながら朝ヨガをしたり、採れたてのレモンでスムージー作りに挑戦します。

 あらゆる「道」の最高神として航海の安全を祈願する女神様に思いをはせながら、心、身体、思考をゆったりと整えていただける時間をご提供します。

自然農法を学びながらレモンの収穫体験
瀬戸内の新鮮な食材を使ったマリアージュ夕食
琥珀浄酎

何もしないという贅沢
水平線に沈む夕日を眺めながら波の音をBGMに乾杯(Kagiyama Gallery Barの移動式数寄屋建築、施工:杣耕社、設計:高原正伸建築設計事務所)

――今後の展開・展望について教えてください。

 本ツアーの宿泊施設免許を取得し、商品販売に向け準備が進められています。進捗や詳細につきましてはナオライのWebサイトをぜひご覧ください。

五心庵
満月の夜に乾杯

――旅行者に向けてメッセージをお願いします。

 三角島は島民16名ほどの大変小さな島です。無人ビーチには看板一つなく、波に足を入れるとすぐそばで小さな魚が泳いでいます。湖のように穏やかな瀬戸内海の対岸には深緑の島々が連なり、夜になると宝石を散りばめたような星空が広がります。ぜひ一度、広島の地に足を運んでいただき、大切な方と、ここでしか味わえないお食事やお酒、体験を通じて、心も脳も身体も癒されるゆったりとした時間をお楽しみください。