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「KEIRIN HOTEL 10 by 温故知新」石川さんのオススメ

KEIRIN HOTEL 10 by 温故知新 総支配人の石川雅一さん

 旅先の情報はSNSで収集するという人も増えているが、そんな現代においても、やはり現地の人のオススメは気になる。本コーナーでは、全国各地の宿泊施設で働く人たちに、勤務先となる宿泊施設の注目してほしいポイントと周辺でイチオシの観光スポットを紹介していただく。

 今回は、KEIRIN HOTEL 10 by 温故知新 総支配人の石川雅一さんにお話を伺った。

施設名: KEIRIN HOTEL 10 by 温故知新
所在地: 岡山県玉野市築港5-18-3

――施設の概要を教えてください。

「泊まれる競輪場」と称される当ホテルは、玉野競輪場に併設し、149室中126室が競輪場に面しています。瀬戸内海や選手の練習風景を客室やテラス、レストランから楽しめ、レース開催日には迫力ある競技を観戦できます。館内は旧玉野競輪場の廃材を用いたインテリアで、競輪の世界観を表現しています。

スイートルーム

――KEIRIN HOTEL 10 by 温故知新で働くようになったきっかけを教えてください。

 前職はホテルを中心とした総合リゾート施設で30年間働いていました。そこでホテル、ゴルフ場、ブライダル、遊園地の営業・運営・企画などあらゆる職種に携わり、多くの仲間とのコネクションを作り、そのご縁で3年前に温故知新にお誘いを受けました。149室のホテル運営ということで経験を買われてのことだと思います。

――施設を運営、サービスを提供する上でのこだわりはありますか?

 当ホテルは、運営会社の株式会社温故知新が目指す「旅の目的地(=ディスティネーション)」となる施設づくりを大事にしています。競輪場に隣接した日本初のホテルとして、迫力あるレースの観戦や瀬戸内海の雄大な風景、地産地消の食体験など、ここでしか味わえない唯一無二の価値提供にこだわっています。

――どんな人にオススメですか?

 競輪がお好きな方はもちろんですが、これまで競輪に触れたことがない方にもオススメです。旧競輪場で使われてきた廃材を再利用したインテリアはどなたでもお楽しみいただけます。また、瀬戸内国際芸術祭の拠点ともなる直島や豊島への島旅観光にもアクセス抜群なことから、アート好きの方にもオススメです。

――他にはないような見どころや体験はありますか?

 スタジアム一体型ホテルのため、目の前には迫力ある競輪場が広がります。レース開催期間は間近でレースをご観戦いただくことができ、非日常的な体験をお楽しみいただけます。また瀬戸内海の絶景も魅力の一つ。競輪場と広大な海を一望できる客室からの眺めは唯一無二です。

レストラン

――おすすめのレストランメニューは?

当ホテル併設のレストランからは、目の前で繰り広げられるレースを観戦しながらの食事が可能です。お食事は岡山の豊かな風土で育った岡山県産和牛や瀬戸内海で捕れた新鮮なお魚などジャンルを問わない創作料理をお楽しみいただけます。

――おすすめのお土産は?

当ホテルで販売しているルームウェアです。以前は販売していなかったのですが、ご宿泊者さまからのご要望にお応えし商品化いたしました。選手のユニフォームをモチーフにしたデザインや柔らかな肌触り、伸縮性をご好評いただいております。その他にもホテルオリジナル商品をご用意しておりますので、ぜひお買い求めください。

ルームウェア

――個人的にオススメな周辺の観光スポットを教えてください。

「道の駅 みやま公園」です。東京ドームの約40倍という広大な敷地内に約7000本の桜が立ち並ぶ、県内でも有数の桜の名所です。公園内には当社が運営しているMiyama cafe PUUTというカフェも2024年の4月にオープンしており、地産地消にこだわったオリジナルメニューをご提供しております。

Miyama cafe PUUT

――最後に読者に向けて一言お願いします。

 当ホテルでは、ご滞在がより思い出深いものになるよう月一でのイベントを開催したり、さまざまなアクティビティをご用意しております。また、ご宿泊以外のお客さまもショップやレストラン、日帰り入浴がご利用可能ですので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。みなさまのご来館を心よりお待ちしております。

スイートルームからの眺め