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「インターコンチネンタル横浜Pier 8」戸張さんのオススメ

インターコンチネンタル横浜Pier 8 総支配人の戸張浩幸さん

 19のホテルブランドを世界100か国以上で、6300軒以上展開するIHGホテルズ&リゾーツ。日本では北海道から沖縄まで7ブランドを約47ホテル展開中だ(2024年3月時点)。今回は、インターコンチネンタル横浜Pier 8 総支配人の戸張浩幸氏にホテル周辺の魅力を聞いた。

施設名: インターコンチネンタル横浜Pier 8
所在地: 神奈川県横浜市中区新港2-14-1

――インターコンチネンタル横浜Pier 8で働くようになったきっかけを教えてください。

 私が若いころに経験を積んだ「ホテル西洋銀座」は客室が77室、今で言う“スモールラグジュアリーホテル”の先駆けでした。その経験を活かし、同じ“スモールラグジュアリー”である「インターコンチネンタル横浜Pier 8」でも手腕を発揮してほしいとお声がけをいただき、2024年4月に当ホテルの総支配人を拝命しました。

――どんなホテルですか?

 2019年に開業した美しいホテルです。「埠頭」という非常に珍しい場所にあり、三方を海に囲まれています。客室数は173室で、飲食施設はレストラン&バーと鮨処の2つ。このほかにスパやジムをはじめ、四季の緑が楽しめる中庭や、横浜港が一望できる屋上空間「Rooftop 1859」がございます。豪華客船をイメージした客室の窓からは、波の音や船のエンジン音、カモメの鳴き声などが聞こえます。頬をなでる潮風を感じながら、太陽が水面を輝かせる様子を眺めていると、まるで本当に客船に乗っているかのような感覚を味わえます。

 ご滞在中のお客さまにご利用いただけるルーフトップでのご体験です。まるで海に浮かんでいるような感覚で、読書をしたり、飲み物を楽しんだり、のんびりと海を眺めたりと、自由気ままにお過ごしいただけます。また、夏には目の前で花火が上がります。タイミングが合えば、豪華客船が入港、出港する姿も見ることができます。埠頭ならではの壮観な景色をお楽しみください。

――ホテル周辺で個人的にイチオシの観光スポットや飲食店などがあれば教えてください。

 ぜひ横浜の街がもつ雰囲気をお楽しみいただきたいです。私は、かねてよりこの街は「サンフランシスコ」に似ていると思っています。横浜ベイブリッジはゴールデン・ゲート・ブリッジ、横浜中華街はチャイナタウン、そして当ホテルのレストラン&バー「Larboard(ラーボード)」がフィッシャーマンズワーフ……は言い過ぎでしょうか。海辺を散策したあとテラスでシーフードやビールを嗜むと、まるで異国の街にいるような気分を味わえます。

――オススメのレストランメニューは?

 鮨処「かたばみ」の、相模湾で水揚げされた新鮮な地魚を使った握りをメインにした季節のコースです。大きく開いた窓から中庭の緑が楽しめる9席だけのプライベートな空間で、大将との会話を楽しみながらお召し上がりいただく握りは絶品です。神奈川自慢の地酒も豊富にご用意しております。

――オススメのお土産は?

 徒歩圏にある系列ホテル「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」内のショップで、Pier 8の名を冠したオリジナルクラフトビールが販売されています。横浜らしいモダンなデザインの、軽やかな味わいでとても飲みやすいビールです。お土産として、港町・横浜の思い出話とともに贈るときっと喜んでいただけると思います。