週末駅弁

「とりめし」

宇都宮駅で人気のシンプルなお弁当

「とりめし」

 駅弁発祥の地とも言われる宇都宮駅。宇都宮は餃子の街でもあるのですが、駅弁売り場は餃子に侵食されることなく、普通のお弁当が並んでいます。改札内にある松廼家のスタンドで目に付いたのが「とりめし」です。

紙のフタを開けるとそぼろごはんと照り焼きが目に飛び込む。少し揺さぶってしまった後のため、購入時にはもう少しきれいにそぼろと照り焼きが並んでいると思わる

 実は宇都宮駅のとりめしには2タイプあり、販売する松廼家のWebサイトでは「とりめし」と「とりめし(上)」が記載されています。今回、いただいたのは「(上)」が付かない700円のシンプルなほうです。

 そぼろごはんの上には照り焼きの鳥肉が2切れ乗っており、肉感は十分。鳥肉は栃木県と群馬県の一部を示すという「野洲」エリアで生産される肉「いっこく野州どり」を使ってることが誇らしげにパッケージに記載されています。

照り焼きが2切れ並ぶ
おかずも充実

 肉だけでなく、お豆、わさび漬けなどが入っており、購入した際には濃い味付けの肉味噌あえも入っていました。駅弁は冷めても美味しくいただけるよう、濃い味付けのものも多いですが、そのほかのおかずで味の濃さを調節でき、お酒と一緒にいただいてもバランスよくいただけそうです。

 また、うれしいのは箸のほかにスプーンも添付されており、そぼろごはんが食べやすくなっていることです。

照り焼きはお箸で
そぼろごはんはスプーンで

 駅弁としては安価な700円という価格、駅弁の王道的な味、人気なのもうなづけます。なお、これでは量的に満足できない人は「とりめし(上)」(900円)も用意されています。プラス200円でおかずも増量。どちらがよいかは買うときに、自分の胃袋と相談してみてください。

「とりめし」

価格:700円
販売駅:宇都宮駅
購入場所:松廼家
購入日:2016年10月13日