旅レポ

アクティブすぎるハワイツアーに参加してみた(その2)

カウアイ島の絶景海岸ナパリ・コーストを「99%イルカに出会える!」高速ボートで海から満喫

カウアイ島の2日目は現地ガイドのボビーさんが登場。日本語ぺらぺらでパワフル。カウアイ島の自然にも詳しい

 ハワイのカウアイ島を空から楽しんだ翌日は、海から楽しむというプランになっていた。この2日目から登場したのが、カウアイ島で現地ガイドを行なっているBobby Nagao(ボビー・ナガオ)さん。ボビーさんは、日本語が堪能な現地ガイドで、写真撮影などもサポートしてくれる、とにかくパワフルなガイド。そのボビーさんのサポートで、カウアイ島の絶景海岸であるナパリ・コーストへ向かうことになった。

 カウアイ島は直径約50kmのほぼ円形の島。昨日到着したリフエ空港は南側、ナパリ・コーストは北側にあり、ちょうど対角線上に位置している。ホテルはリフエ空港近くだったため、50号道路を西へ向かう。なるべくナパリ・コースト近くからボートに乗って出発したいため、「KIKIAOLA HARBOR」までクルマで移動した。

とても整備されているカウアイ島の道路。ただ、行き交うクルマの数が多く、速度も速め。米国での運転に慣れている人以外は、レンタカーの利用は控えたほうがよいだろう

 50号の景色を見ていたが、行き交うクルマの速度が速く、交通量も多い。オアフ島ではレンタカーを運転したことがあるが、それよりも難易度は高く、ちょっと自分では運転したくないなという感じだ。

KIKIAOLA HARBORからゾディアックに乗って北上

 KIKIAOLA HARBORに到着したら、ゾディアックと呼ばれる空気で膨らませるタイプのボートが待っていた。現地の人がゾディアックと呼んでいたからゾディアックと表記するが、空気で膨らませるインフレータブルボートのトップメーカーがフランスのZODIACで、すっかり一般名称となっているようだ。東南アジアでバイクが“ホンダ”と呼ばれているようなものだろう。

今回乗った、ゾディアックと呼ばれているインフレータブルボート。ゾディアック製のボートかどうかは確認していないが、現地の人はゾディアックと呼んでいた

 今回乗ったゾディアックには、スズキの船外機「DF140」が2基装備されており、出力は計280PS。ちょっとしたスポーツカー並みの出力となる。実際、そのスピード感はすさまじく、美しいハワイの海の上を飛ぶように進んでいく。

 ガイドのボビーさんによると、このツアーでは「99%イルカに出会える!」とのこと。クジラがハワイに近づく季節(主に冬)になると、クジラに出会えることもあるそうだ。

KIKIAOLA HARBORを出発
280PSのパワーで海の上を滑るように走る
飛ばすと乗り心地は悪化するが、そこそこのスピードの時は快適
「99%イルカに出会える!」高速ボートの走行映像。最後はイルカに遭遇

 カウアイ島を右に見ながら進んでいくと、とあるポイントでイルカの群れに遭遇。それも1度ではなく、2度、3度と遭遇することができた。イルカはとくに人間の存在を気にすることもなく、優雅に泳ぎつつ、そして去って行った。この辺りは、実際の映像を見てもらえればと思う。

 イルカに遭遇後は、一段とスピードアップしカウアイ島沿岸を北上。ナパリ・コーストエリアに到着すると、崖の下部にできた洞窟にゾディアックを入れつつ見学できたり、崖の間近に寄ることで自然の造形を確認できたりなど、空とはまた異なるカウアイ島の自然を満喫できた。

イルカの群れには何度も遭遇できた。遭遇する度にボートを止めてイルカを見学
海からしか見られない風景が次々に。カウアイ島の自然に圧倒される

 午前中にナパリ・コーストを海から見たら、海からしかアクセスできない「NUALOLO KAI AREA」で昼食。昼食前には、以前は現地の人が住んでいたというNUALOLO KAI AREAを見学し、食後は少しだけ海に入ることができた。よく考えると、ハワイに来て初めて海に入ったわけだ。

カララウバレー付近からやや南に戻ったところにNUALOLO KAI AREAはある
ボートから下りて陸へ上陸。桟橋などはないので濡れることになる。水着必須
NUALOLO KAI AREA
ボビーさんの案内で付近を散策
ココナツの実を見つけたボビーさん。ココナツジュースを飲ませてやると割り始める
昼食は美しい海を見ながらシンプルに
昼食後はシュノーケリング。多数の魚を見ることができた
午前中の仕事を終えたゾディアック。午後は次のポイントに向かうのだろうか?

 10分ほどの休憩を挟んで、KIKIAOLA HARBORへUターン。今日のアクティビティはこれで終わると思いきや、午後から山に向かい、山から絶景海岸ナパリ・コーストを見るらしい。その3では、山から見えるはずだったナパリ・コーストをお届けする。

編集部:谷川 潔