旅レポ
バニラエアの成田~ホーチミン線の初便に乗ってきた(その2)
“東洋のプチパリ”を感じる市内観光王道コース
2016年10月15日 00:00
バニラエアの台北経由の成田~ホーチミン(ベトナム)線。その初便に乗って真夜中のホーチミンに到着したわたくしゆきぴゅーは、翌日めいっぱい街歩きを楽しんできました。ベトナム最大の商業都市ホーチミンには、ハンドメイド雑貨や刺繍小物、アオザイ、オシャレなカフェなど、日本人の女の子が大好きなものであふれていましたわよ~♪
翌朝さっそく身支度してホテルのレストランで朝食を食べ、ホーチミンの街にくりだしました。実はわたくしホーチミンは12~13年前に訪れたことがあったのですが、そのときはファングーラオ通りというバックパッカーが集まる界隈にある安宿に、一泊700円くらいで泊まっていた記憶が……。ちなみに今回のホテルはゼロが1個多い一泊約7000円(朝食付き)。すごい出世ですわ!
さっそく街歩きスタート!
ベトナムのお金、「ベトナムドン(VND)」を持っていなくては話にならないので、まずは両替ですの。行ったことのある方ならお分かりかと思いますが、このベトナムドン、ケタ数が多くて大変困惑します。この日はとりあえず5000円を両替したところ、103万VNDになりました。0がいくつも並んだお札を渡されて一瞬大金持ちになった気分になりますが、もちろん気分だけです。
日本円への換算は、ざっくりですが「0(ゼロ)を2つ取って割る2」としました。以後、お買い物のときはこの「0(ゼロ)を2つ取って割る2」を呪文のように唱えながら頭のなかで計算すればオッケーですの。
東洋のプチパリ♪ コロニアル建築めぐり
かつてフランスの統治下にあったベトナム。ホーチミンを歩いていると街のいたるところで素敵なコロニアル建築の建物を目にします。その印象的な色調とエレガントな雰囲気は、まるでフランスにいるかのような気分(行ったことないんですが)。ちなみにここでご紹介する建物は、それぞれ徒歩圏内にあるのでぐるっとまわれちゃいますよ。
ホーチミンお買い物事情
ベトナムでは、自分の身体にぴったり合ったワンピースやブラウスを作ってもらえるオーダーメイドが観光客に人気です。完成までに1日~2日ほどかかるので、作りたい人はベトナムに着いたら早めに行くべし!
今回は1日だけの滞在だったので作りませんでしたが、以前訪れたときはワンピースをオーダーメイドしました。日本のファッション誌を持っていって「こんな感じで」と言えば、それっぽいのを作ってくれましたよ。大量にある生地から1つを選ぶのも楽しかった思い出があります。
ちなみに今回私はふらりと入った洋服屋さんで総刺繍の白ブラウスが目に留まり、いったん店を出たものの、やっぱり買っておかないと後悔するなと思って引き返し、お買い上げ。
ちょっぴりディスカウントしてもらって42万VND(約2100円)。ここで初めて50万ドン札を出しました。ベトナムでは1点ものが多いので気に入ったものがあったら一期一会。後悔しないようにしましょう!
ランチはやっぱり本場のフォー
「フォー24」なるチェーン店ができたおかげで、衛生面がちょっと心配だった屋台のフォーをファーストフード感覚で食べられるようになったと聞いていたので行ってみました。ちなみにこの「フォー24」、東京にも数年前に進出し、あっという間に撤退していたようです。
メニューはいろいろあったのですが、定番の鶏肉のフォー「フォー・ガー」(4万9000VND=約245円)を注文。すると10秒後にテーブルの前に葉っぱと生モヤシとライムが乗ったお皿がどーん! しばらくして運ばれてきたフォー。「あちゃ~これ朝食で食べたのとまるっきり同じでしたわ~」と自分のセレクトミスにガックリでしたが仕方ありません。ナゾの葉っぱを何枚かむしって、生モヤシをパラパラとかけていただきました。チェーン店とはいえ、やっぱり本場で食べるフォーは美味しい!
再び街歩きスタート!ベンタイン市場や個性的なカフェへ
お腹がふくれたところで……といってもフォーってあっさり食べられるぶん、すぐお腹が空くんですのよね。閑話休題、再び街歩きのスタートです。午後は観光客にも人気のベンタイン市場に行ってみました。ここは生鮮食品や果物、野菜、調味料、布地にバッグやサンダル、衣料品とさまざまな商品が売られている巨大マーケット。
地元の人が利用する市場ですが、ホーチミンを訪れる旅行者にも大人気の観光スポットになっています。碁盤の目のようになっている売り場からは「オネーサン、ベトナムコーヒー?」「オネーサン、コレ、オミヤゲ、ヤスイネ!」とひっきりなしに声がかかりますよ。
市場で飲んだアボカドジュースがこれまたすごかったですわ。ジュースというよりシェイクと言うべきなのでしょうか? 濃厚過ぎてストローで吸ってもなかなか上がってきませんの。
超高カロリードリンクで一気に元気を取り戻したところで、もう少し市場内を散策してみることに。どこも品揃えの豊富さに驚くのですが、特に調味料売り場は圧巻。よくもまぁここまで見事に積み上がっているものだと感心することしきり。で、結局買ったのはブラックペッパーと「ペッパーアンドソルトwithレモン」と書かれた調味料。商売上手な店の女の子に「オネーサンこれ2つ買えば◯◯◯円にしてあげるよ」などとうまく丸め込まれ、例の「0(ゼロ)を2つ取って割る2」を計算するヒマもなくお金を払い、気付いたら手提げ袋を手にしていました。
ホーチミンの街にはオシャレで個性的なカフェがたくさんあります。これもフランス統治時代の名残なんだとか。メインストリートから少し入った路地や、古いビルの2階にひっそりあったりします。ホーチミンの雑踏のなかでまったりと落ち着く自分だけのお気に入りの一軒を探す、そんなカフェ巡りも楽しいかもしれませんわね。
ネイルやマッサージをリーズナブルに堪能
いったんホテルに戻る途中で、マッサージ店のかわいらしい店員さんと目が合ったのでフットマッサージをやることに。料金は60分で20万VND、ということは約1000円! 安っ! 決して高級サロンではありませんが、紫色をベースにした店内は居心地のいい雰囲気でしたわよ。
担当してくれた店員さんがとっても上手で、脚だけでなく最後は背中、頭なども伸ばしてくれて大満足。思わずお会計でチップを渡してしまったほどです。
最後は屋台の絶品バインミーで〆る!
帰りのフライト、バニラエアのJW102便はホーチミン発が1時35分という深夜時間帯。タクシーで市内中心部を23時に出ても十分間に合います。夕食を食べたあともまだまだ時間はたっぷりある! ということで最後の最後まで街歩きしてきましたわよ~。
フォー、生春巻ときて、忘れてはならないベトナムグルメがバインミー!ベトナム風バゲットサンドです。夕食もお腹いっぱい食べたというのに、夜風に乗って漂ってきた屋台のBBQっぽい匂いが胃袋を刺激。近づいてみるとバインミー屋さんでした。
で、これが今回のホーチミン旅のNo.1ヒット! パンがびっくりするほど美味しいんですの。日本のバゲットのように硬くなくてふんわりやわらかめ。なにより炭火で焼いていたお肉との相性が抜群なのです。空港に行ってから食べてもいいかなと思っていたのですが、その場であっという間に平らげてしまったほど。バインミーは朝食にもぴったりの、ベトナムのファストフードですわね。
今回は1日の観光でしたが、思っていた以上にホーチミンの街歩きを楽しむことができました。バニラエアで交通費を抑えられた分、奮発して超高級ホテルにステイするのもいいし、お手頃なホテルを利用して物価の安いベトナムをとことん堪能する旅行も楽しいかも。せっかく台北経由のバニラエアを利用するのですから、帰りに台北に立ち寄って美味しい朝粥を食べ、足ツボマッサージで癒される♪ な~んていう欲張りプランもアリかもしれません(その場合はホーチミン~台北、台北~成田と2区間のチケットを買うことになります)。
いずれにしても十人十色、いろいろな旅の可能性があるのがLCCを利用する魅力ですわよね。皆さまもぜひバニラエアでベトナム・ホーチミンへふらっとお出かけしてみませんか?