【イベントレポート】ツーリズムEXPOジャパン2015
世界遺産やくまモン、地酒など、地域ごとの個性的な魅力を伝えるブースを九州各地域が出展
各地の温泉、明治日本の産業革命遺産、名物料理試食、地酒など盛りだくさん
(2015/9/28 00:00)
- 2015年9月24日~27日 開催
ツーリズムEXPOジャパン2015では、まとまったエリアに九州関連が集中していたが、ブースが地域ごとに細かく分かれていた。出展していたのは以下のとおり(順不同)。
・阿蘇地域デザインセンター、熊本県観光連盟、熊本市
・みやざき観光コンベンション協会
・佐賀県観光連盟
・嬉野温泉観光協会
・佐世保観光コンベンション協会
・ハウステンボス
・別府市
・九州観光推進機構
・明治日本の産業革命遺産~九州三県(福岡県、長崎県、鹿児島県)
・おんせん県おおいた
・福岡市、西日本鉄道
・鹿児島県四地区観光連絡協議会
このなかで、もっとも大きなスペースを割いていたのが阿蘇地域デザインセンター、熊本県観光連盟、熊本市合同での熊本ブース。人気ご当地キャラクターの「くまモン」を全面に押し出した内容になっている。特にホンダの50cc原付バイク「モンキー・くまモン バージョン」の展示は、子供がまたがれるようになっていて人気だった。
みやざき観光コンベンション協会のブースでは、宮崎県日南市にある、鵜戸神社の霊石「亀石」レプリカを展示。「亀石」の背中に四角いくぼみがあり、そこに男性は左手、女性は右手で願いを込めた「運玉」を投げ入れる。実際に運玉を投げ入れた人に景品などを配っていた。
また、佐賀県の嬉野温泉観光協会では、嬉野温泉のお湯を触って確かめる展示があった。
佐世保観光コンベンション協会のブースでは、佐世保港から広がる「九十九島(くじゅうくしま)」をブースに大きく掲げ、主に伝統焼き物の「みかわち(三川内)焼」を展示。「薄胎(はくたい)」という光を通すほど薄い食器や、「菊花飾細工(きっかしょくさいく)」という先端のとがった竹で花びらを切り出し、立体的な菊を表現する技法による美しい陶磁器が展示されていた。また、イトーキの「ファイスアップテーブル」を使った、テーブル上での観光情報表示案内もあった。
九州観光推進機構のブースでは、時間によりさまざまな九州の名物料理の試食があり人気を博していた。取材時には、熊本名物の春雨スープ、太平燕(タイピーエン)がふるまわれていた。
ほか、別府市では、別府温泉の手で触って楽しむコーナーを。ハウステンボスでは、話題のロボットホテル「変なホテル」の恐竜ロボットの受付が稼働した状態で展示されていて、来場者の目を惹いていた。
明治日本の産業革命遺産~九州三県(福岡県、長崎県、鹿児島県)のブースでは、世界遺産として登録された「明治日本の産業革命遺産」の九州内の遺産を解説していた。通り側に目立つステージを配し、通りかかる人も立ち止まって聞いていた。
福岡市、西鉄(西日本鉄道)ブースでは、地酒の試飲を大きく打ち出していて、多くの来場者にふるまわれ、人気を博していた。
おんせん県おおいたのブースでは、大分にある湯布院温泉や筋湯温泉、平湯温泉などのお湯を触れる手湯コーナーとミストで香りを体験できるコーナーを設置。ご当地アイスが当たるくじ引き「おゆくじ」なども行って、温泉の魅力を伝えていた。