【イベントレポート】
【ツーリズムEXPO 2017】台湾、香港、韓国、マカオ、中国。ローカル&コラボグルメも楽しめるアジアエリア(その1)
客室乗務員気分で記念撮影も
2017年9月23日 21:25
- 2017年9月21日~9月24日開催
ステージ前には常に人だかり。台湾の伝統をじっくり見て、飲んで実感のパビリオン
台湾パビリオンでは、「Meet Colors! 台湾~カラフルな台湾を探しに行こう~」をテーマに、台湾観光局/台湾観光協会とともに約100機関がその魅力を来場者に伝えている。正面のメインステージでは約30分おきに舞踊やPRセミナーが実施され常にオーディエンスがいる状態。民族音楽を奏でるアイドルユニット「無双楽園」は、二胡や琵琶を笑顔で奏でながらフォーメーションを替えて魅せるステージを展開し、日本のヒット曲のカバーからオリジナル曲まで10分弱のライブを披露。その華やかさに足を止める来場者が続出していた。また、ステージでは台湾を代表する伝統人形劇団「小西園第四代掌中劇団」による人形劇なども。劇中に人形が華麗に皿回しする姿に拍手も起こった。
パビリオン内は、北部、中部、南部、東部と地方ごとに来場者へアピール。ハートシェイプのパイナップルケーキや民族舞踊などの紹介から、地方の老舗ホテルをはじめ見どころがたっぷり。訪れたいエリアのレア観光情報などもスタッフに訪ねてみるのもおもしろい。
巨大パビリオンと豊富な情報の中、ほっと一息入れたい場合は中央で台湾茶をゴクリ。淹れたての「東方美人(Oriental Beauty)」片手に、お茶の由来や味の特徴をレクチャーしてもらえる。ほんのりハチミツのような風味が特徴の同茶。水などの関係で本当の味は台湾現地でしか味わえないとのことなので、ぜひ台湾でもう一度味わってほしい。
さらに、台湾観光局キャラクター「オーベア」も常に笑顔で来場者を歓迎。そのマイペースなたたずまいにほっこり癒される。出会ったときは忘れずに記念撮影を。
プユマ族の伝統舞踊を間近に鑑賞、クイズ大会や撮影会で盛り上がる台湾台東県ブース
昨今サイクリングや気球体験で注目を浴びている台湾台東県も単独でブースを展開。世界で3カ所の貴重な海底温泉が楽しめる人気のホテル「緑島朝日温泉」の紹介や各種冊子を配布。中央のステージでは、プユマ族が迫力のダンスを披露。男女4名のダンサーがカラフルな民族衣装で舞う姿は力強く、そして素朴さも。台東には多くの部族が住んでいるが、それぞれ民族衣装が特徴的で鈴や刺繍がたっぷり。舞うたびに鈴が静かになり響く様子はとても幻想的だ。
クイズ大会やノベルティの配布も随時実施。ピンバッジや気球をイメージした飾りなどをプレゼントしていた。
香港ブースはフォトジェニックなオールド・タウン・セントラルのアートを再現。1枚撮れば、そこはもう香港!?
香港政府観光局ブースの目玉はオールド・タウン・セントラルのストリート・アートの再現。街の雰囲気そのままに迫力のアートが来場者を迎えてくれる。プロップスも豊富に揃えているのでSNS映え抜群の1枚を手に入れてみては!? ブルース・リーのストリート・アート前で用意されたヌンチャク片手に撮影すれば、運気、そして気分がアガる!はず。
トークショーなどのイベントも正面ステージにて開催。参加者には抽選で香港式エッグタルトをプレゼント。しかもブース内の路地にたたずむショップに買いに行くような雰囲気が味わえるスタイルで、現地にいるような錯覚を覚えてしまうほど。また、香港式ミルクティーの試飲も数量限定で提供。路地内で飲み歩きをすれば、オールド・タウン・セントラルでの街歩きの疑似体験もできる。なお、FacebookやTwitterで指定されたハッシュタグ付きでツイートをすると特製トラベルポーチをプレゼントしている。
IRリゾートに歴史市街地区。新旧のマカオの姿と一緒にグルメをファミリーで楽しむのが今のマカオ
マカオ観光局は「楽しさがとまらない マカオ」をキャッチフレーズにファミリーや女性同士で楽しめるマカオ旅を提案。ブース内に出展するIRリゾートを手掛ける各社もカジノのイメージだけではなく、家族全員で楽しめるエンタテイメント施設や最新グルメなどをアピールしていた。ステージでは、ビンゴやクイズ大会の開催とともに、女子旅トークショーなども実施。
ポルトガルと中国の文化が融合した食文化を大々的にフィーチャー。ガストロノミー・シティとしてエッグダルとはもちろんのこと、マカオで愛されるご当地グルメから、最新グルメまでをまるごと紹介。ステージ前のビジョンではマカオグルメについての新作映像を常時上映中。
さらにファーストキッチン・ウェンディーズによる「マカオバーガー」の販売も。「マカオ風 クリスピーポークサンド」と「マカオ風 甘旨カレー味ポテト」のセットメニュー「マカオ風クリスピーポークサンドセット」(880円)をオーダーしたが、マカオ名物「アフリカン・チキン」と「ポークチョップ・バーガー」をモチーフに開発されたバーガーは、本格的なマカオフレーバー。サックサクのクリスピーポークにフレッシュなグリーンリーフやキャベツにマスタードなどを加えたバーガーと一緒に、さまざまなスパイスを利かせたアフリカンソースがたっぷりのポテトを一緒に味わうとオリエンタルな風味が口一杯に広がる。
制服&韓服試着体験でもっと韓国が好きになる。2018年平昌冬期五輪関連展示も
韓国観光公社ブースでは、「#だけじゃない!韓国」をテーマにさらに韓国の魅力を深める情報を発信。釜山から忠清南道まで幅広いエリアを網羅した各自治体ブースが出展し、これから行きたい、知りたいブースをピンポイントで訪れることでより詳しい現地情報を手に入れることができる。
チェジュ航空の客室乗務員の制服体験やヘアメイクアップ&メイクアップ講座。地方観光クイズにK-FOODの実演試食会まで1日中楽しめるイベントを開催。
チェジュ航空制服体験では、ジャケットとともにスカート、スカーフとフル装備で着用が可能。現役の客室乗務員と並び、記念撮影できるとスペースは大賑わい。また、韓服試着体験では男女合計10着分の試着が可能で大人数で撮影も楽しむ来場者の姿も。
また、K-FOODを紹介する「韓国農水産食品流通公社 東京支店」エリアでは、料理の実演や製品、レシピ紹介なども。人数限定で試食もできるうえ、アンケートに答えるとサンプルをプレゼント。手軽にトッポギが楽しめる「YOPOKKI(チーズ)」などがあり貰って嬉しい、食べて美味しい時間が過ごせる。
2018年平昌冬期五輪関連展示も昨年に引き続き実施。「スキージャンプVR体験」が人気となっており、ふわりと空を飛ぶ感覚におどろく来場者の姿も。
なお、ブース内で撮影した写真をSNSに投稿すると公式キャラクターのフェイス・マウスパットをプレゼント。五輪前に公式キャラグッズが手に入る絶好の機会となっている。
縁起のよい“赤”で中国らしさをアピール。似顔絵や水墨画、パンダ生中継で来場者をお出迎え
鮮やかな赤を基調とした中国国家観光局では、正面入口で四川省・成都からパンダの様子を生中継。リアルタイムでパンダの愛らしい姿を伝え、「成都パンダ基地」をアピール。ブース内は赤い提灯でデコレーションされ華やかな雰囲気。17の省と各航空会社も参加。映画の舞台になったエリアや、中国ならではのグルメが楽しめるツアー紹介なども行なっている。
来場者をその場で描く似顔絵サービス、画家による水墨画コーナーなどじっくり時間をかけて見学&体験したいコーナーも多数。また、中国雑技や二故演奏、クイズ大会などビビットなレッドで彩られた大きな門が目印のメインステージでは見逃せないイベントを随時開催している。
まもなくホノルル線も就航予定。スクートブースでお得なクーポンを入手
2016年にサービスを開始し、2017年7月25日にタイガーエアと合併した中長距離路線LCCのスクート・タイガーエア・プライベート・リミテッドのブースでは、来場者に最大15%オフのEXPO限定クーポンを提供。ブース内では「スクーティーちゃんを探せ!」として、「シンガポール」「台北」「高雄」「バンコク」。そしてまもなく就航予定で話題となっている「ホノルル」のボード中にそれぞれ小さなスクーティーちゃんがかくれんぼ。専用用紙に回答し、ニュースレターへの登録で成田~シンガポール往復チケット、成田~台北往復チケットをはじめバウチャーやオリジナルグッズが当たる抽選会を実施している。
また、70カ国60都市に就航していることや、「スクートビス」利用のメリット、そして日本発着便の使用機材がボーイング787型機であること、機内でのWi-Fiオプションや従来機の4倍の湿度で乾燥対策も行なっていることなどを分かりやすい図で解説している。