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京急と東京都交通局、アプリの「おもてなしガイド」を活用して多言語案内

訪日外国人向けに羽田空港~都心へのシームレスな案内を目指す

2016年5月20日~7月31日

「おもてなしガイド」は日本語アナウンスを多言語で文字表示する

 京急(京浜急行電鉄)、東京都交通局は5月18日、駅構内や車内の自動放送の音声を使って多言語の文字情報をスマートフォンに表示するヤマハのアプリ「おもてなしガイド」を活用する実証実験を行なうと発表した。

 おもてなしガイドを使うことで、実施場所でスピーカーから流れるアナウンスの内容などが、スマートフォンの画面に文字で表示される。アプリをダウンロードしておけば情報の表示にインターネット接続を必要しないので、インターネット接続環境のない訪日したばかりの外国人でも利用が可能。情報の配信には既存のアナウンス設備とスピーカーを活用することもできる。

 今回の実証実験で対応する言語は日本語、英語、中国語(繁体・簡体)、韓国語、タイ語、フランス語の6カ国語。

 開始時期は場所によって異なり、5月19日に都営浅草線浅草駅改札外の案内板で駅周辺・構内施設情報を開始し、都営浅草線1編成と浅草駅ホームは6月から順次開始、京急では京急線車両1編成が6月中旬から、品川駅と羽田空港国際線ターミナル駅ホームは2016年度末を目途にして実施する予定となっている。

 なおアプリの対応OSはiOS(iPhone/iPad/iPod touch)で、AndroidおよびWindows Phoneは準備中としている。

おもてなしガイドの画面
サービス提供場所にはステッカーが貼られる
提供場所と表示イメージ

(編集部:正田拓也)