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ジェットスター・ジャパン、11月27日夜に成田~台北(桃園)線の初便を運航
片道6250円から。燃油サーチャージ込みの新運賃導入も発表
(2015/11/28 00:10)
- 2015年11月27日 就航
ジェットスター・ジャパンは11月27日、同社にとって2都市目の海外就航地となる台北(桃園国際空港)線に就航。同日、成田空港で就航セレモニーを実施した。開設したのは成田空港~桃園線で、12月9日までは水・金・日の週3便、12月11日~12月21日は月・水・金・日の週4便、12月23日以降は毎日運航する。
ジェットスター・ジャパンでは2015年2月28日に関空~香港線、同年6月1日に成田~香港線を開設して国際線に進出。今回の成田~桃園(台北)線就航は、2都市目の海外就航地となる。併せて、12月11日に関西国際空港~桃園線、12月12日に中部国際空港(セントレア)~桃園線にも就航する。
11月27日に就航した成田~桃園線のダイヤは下記のとおり。なお、金曜日のみ発着時刻が異なる。
運航ダイヤ(2015年冬スケジュール、2015年11月27日~2016年3月26日)
- GK11便
- 成田(22時00分)発~桃園(01時00分/翌日)着
- 成田(21時40分)発~桃園(00時40分/翌日)着、金曜日のダイヤ
- 11月27日~12月9日は水・金・日 運航
- 12月11日~12月21日は月・水・金・日 運航
- 12月23日~2016年3月26日はデイリー運航
- GK12便:
- 桃園(03時30分)発~成田(07時30分)着
- 11月28日~12月10日は月・木・土 運航
- 12月12日~12月22日は月・火・木・土 運航
- 12月24日~2016年2月14日はデイリー運航
- GK12便:
- 桃園(02時05分)発~成田(06時05分)着
- 2016年2月15日~3月26日、デイリー運航
運航ダイヤ(2016年夏スケジュール、2016年3月27日~10月29日)
- GK11便
- 成田(22時00分)発~桃園(00時55分/翌日)着
- 2016年3月27日~10月29日、デイリー運航
- GK12便:
- 桃園(02時05分)発~成田(06時05分)着
- 2016年3月27日のみのダイヤ
- GK12便:
- 桃園(01時55分)発~成田(06時10分)着
- 2016年3月28日~10月29日、デイリー運航
2016年2月2日~2月10日には増便も行なう。便名は成田~桃園線がGK13便、桃園~成田線がGK14便で、2月2日と9日の火曜日は成田(13時00分)発~桃園(16時00分)着、桃園(17時00分)発~成田(21時00分)着。
2月3日と10日の水曜日は成田(11時15分)発~桃園(14時25分)着、桃園(15時25分)発~成田(19時25分)着。
2月4日の木曜日は成田(13時25分)発~桃園(16時25分)着、桃園(17時25分)発~成田(21時25分)着のスケジュールとなる。
このほか、ジェットスター・ジャパンでは、12月16日以降に予約/購入する2016年4月1日以降搭乗分より、燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を廃止し、航空券運賃と一体化した運賃体系に改めるための認可申請を11月27日に行なったことも発表している。
台北路線の燃油サーチャージは、11月30日までの購入で1200円、12月1日以降は1000円。成田~桃園(台北)線の運賃は、燃油サーチャージ別の現行運賃は6250円から。燃油サーチャージを一体化した新運賃では6950円から。
会長、CEOが揃って横断幕で見送り
ジェットスター・ジャパンの成田~桃園線初便となった11月27日のGK11便の搭乗口となった、成田空港第3旅客ターミナルの152番ゲートには、片岡優 代表取締役会長、ジェリー・ターナーCEO、公式キャラクターのジェッ太くんらが訪れて記念撮影を行なったほか、片岡氏、ターナー氏両名が、搭乗客に記念品を配布した。
さらに、初便の使用機材となったエアバス A320-200型機(JA20JJ)のそばには、「Jetstar 台北就航! いってらっしゃいませ」の横断幕を掲示。乗客搭乗後には片岡氏、ターナー氏も横断幕を持つチームに加わり、台北へ旅立つ169名の人達を最後まで見送った。
搭乗口で報道陣の囲み取材に応じた片岡会長は、「2国間の訪問客数の割合は、全体として35%が日本人、65%が台湾のお客さんという割合に変わってきているが、それと同じぐらいを想定している。この便の朝来て、夜出るというスケジュールを考えると、台湾のお客様に1日を有効に使ってもらえて人気が出るのではないかと思っている。(台北路線を3路線を続々と開設するが)台北にはすでにジェットスター・アジアが就航しており、ジェットスターの名前は知られているので、素早く融け込んで販売も順調にいっていると思っている」と台北路線の乗客を分析。
国際線の2都市目として台湾を選んだ理由としては、「政治的な影響も受けずにコンスタントに運航できる土地として、香港の次に選んだ。機材繰りとしても、国内線ネットワークを充実させるために20機体制でやっているが、より収益を得るためには、夜間の時間帯にも飛行機を有効活用したい。今日の台湾線も21時40分に成田を出発して、明朝7時30分に帰ってくる。そのあとに国内線に使う」と説明した。
さらに「次はフィリピンへ就航することが決まっているが、それ以外の都市はすべてが候補。現地当局や空港と協議して、飛べるところへは積極的に検討したい」と将来展望についても言及した。