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首都高、中央環状品川線開通で渋滞損失時間が5割減少

中央環状線全通後3カ月の整備効果

2015年7月30日 発表

3月7日に開通した首都高 中央環状品川線

 首都高速道路は7月30日、中央環状品川線(湾岸線~3号渋谷線)開通後3カ月の整備効果について発表した。中央環状品川線は3月7日に開通、この開通により首都圏で進めている3つの環状道路整備の最初の環が全通した。

 発表された開通後3カ月の整備効果によると、中央環状線より内側において利用交通量が約5%減少。計算によって求められる渋滞損失時間も2.84万台・時間/日から1.56万台・時間/日へと約5割減少。これにより、渋滞を見込んだ無駄な時間が15分から1分へ減る「定時性の向上」、羽田空港まで1時間で移動できる範囲が40km圏から50km圏へと拡大した「アクセス性の向上」、主に渋滞に起因して発生する追突事故件数について約4割減少した「走行安全性の向上」が起きたとしている。

断面ごとの交通量

 そのほか、74%のドライバーが所要時間の短縮を感じるなど、87%のドライバーがなんらかの開通効果を感じているとしている。

(編集部:谷川 潔)