イマーシブ・フォート東京、来年2月末で営業終了。「ディープな体験に需要が偏り、施設規模が過大であると判断」

イマーシブ・フォート東京は2月末にグランドフィナーレを迎える

　イマーシブ・フォート東京（東京都江東区青海1-3-15）は、2026年2月28日をもって営業終了すると発表した。

　株式会社刀が2024年3月1日に開業。お台場ヴィーナスフォート跡地を期間限定で活用した、国内最大級のイマーシブ・エンターテイメント施設としている。

　同社によると、当初の事業計画では大人数を対象に広い施設面積を要する「ライトな体験」が大半を占めると想定していたが、実際は人数を限定した「ディープな体験」に需要が強く偏ることがわかり、開業2年目にディープ体験中心への業態変更を実施。しかし本施設規模が過大であると判断し、事業期間を繰り上げて営業を終了する決断に至ったとのこと。

　代表取締役CEOの森岡毅氏は、「未踏の領域に挑むなかで、多くの熱狂的な体験を生み出し、貴重な知見を得られた一方で、財務面を含め当初計画との大きな乖離が生じた事実は、経営者として重く、真摯に受け止めております。ご支援くださった方々に心よりお詫び申し上げます」とコメント。

　続けて「我々はここで得た知見を次なるステージへと繋げ、さらに進化したイマーシブ体験を追求してまいります。今後とも刀は、マーケティングとエンターテイメントで日本を元気にするために挑戦してまいります」と宣言している。

　グランドフィナーレに伴い、リピート特典の集計（体験回数の加算）は1月31日をもって終了、特典の引き換えは2月28日をもって終了となる。詳細は公式サイトを確認いただきたい。