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羽田に開業するアメックス「センチュリオン・ラウンジ」見てきた。計画10年、須藤社長「鳥肌が立つ上質な空間」

2025年7月16日 開業
羽田空港に「センチュリオン・ラウンジ」が開業

 アメリカン・エキスプレス・インターナショナルは、羽田空港第3ターミナルにカード会員専用の「センチュリオン・ラウンジ」を7月16日に開業する。保安検査場通過後の114番ゲート付近(JALサクララウンジの隣)に位置し、ライブキッチンや和洋ビュッフェ、スイーツバーなどを備え、面積は約696m2、座席は120席程度。営業時間は8時~22時(年中無休)。

 ラウンジの利用対象カードは、「プラチナ・カード」「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード」「アメリカンエキスプレス・プラチナ・コーポレート・カード」「センチュリオン・カード」で、羽田のセンチュリオン・ラウンジは全世界では30番目の開業になる。

 日本代表 社長の須藤靖洋氏が「鳥肌が立つ上質な空間」と評するラウンジは、日本文化の世界観や職人芸、芸術性を重視して各地から取り寄せた装飾やアート作品をしつらえた空間。藍染めに象徴される「ジャパンブルー」を基調に、木材を使った格子、うろこ状のセラミックタイル、ウォールナット材やブラックアッシュ材のアクセントを散りばめ、コンテンポラリーで落ち着いた内装に仕上がっている。

 センチュリオン・ラウンジ自体はワールドワイドで2013年にスタートしたものだが、羽田のラウンジは今から約10年前の2015年ごろに計画がスタート。コロナ禍を経て、ようやく開業へこぎ着けた。

 飲食は、ミシュランで星を獲る「赤坂 おぎ乃」荻野聡志シェフ監修の特別メニュー(2025年秋から)のほか、バーカウンターでは日本酒を使ったシグネチャーカクテル「ブルーバード」をはじめ各種カクテル・モクテル、ワインの提供、ライブ型キッチンでにぎり寿司やラーメンの提供、ビュッフェではカレーやスープ類、パン、サラダなど、ラウンジ奥では色とりどりの和洋菓子が集まるスイーツビュッフェという具合に、目移りするほど充実したラインアップが揃っている。

 受付や接客にあたる13名ほどのスタッフのほか、フルスペックの厨房を含む従業員数は約50名とのことで、本格的なレストラン並みの陣容からも同社の力の入れ方が伺える。

 着席スペースは、駐機場を臨むカウンターやソファを始め、グループで座れるダイニングテーブルとチェア、ローテーブルとローソファの組み合わせ、ハイテーブルとスツールの組み合わせなど多彩で、食事するのかお酒を楽しむのか、PCを開いて仕事をするのかなど、用途に応じて思い思いに使い分けられそうだ。座席はほぼすべてにACコンセント(タイプA)とUSB充電ポート(Type-C)を備えており、一部Type-Aの充電ポートも備えている。

 また、子連れなどで使いやすい個室×1、電話ブース×2室、センチュリオン会員専用の個室スペース(5組程度入室可)も用意しており、男女トイレ、多機能トイレ、シャワーブース×2もラウンジ内に設けている。

114番ゲート付近にあるセンチュリオン・ラウンジのエントランス
ラウンジ入って右手側のバーエリア
バーエリアの窓側は駐機場に面している
カウンターテーブルやローテーブル&ソファの組み合わせ
壁沿いにはダイニングテーブルとチェアの組み合わせも
テーブル、ソファ、スツールなど多彩な着席スペースを備える
USB Type-Cの充電ポート(PD18W対応)があるのは今どき
一部にはUSB Type-Aポートも
子連れなどで使いやすいテレビ付きの個室
瞑想にも使える2つの電話ブース
男女トイレと多機能トイレ
シャワーブースは2つ
にぎり寿司やラーメンを提供するライブキッチン
宮崎 尾崎牛のにぎりも楽しめる
その場で作るラーメン
その向かいにビュッフェ台
ビュッフェのメニュー
各種ドリンクサーバー
バーカウンターでは季節やイベントに合わせたカクテル・モクテルのほか、豊富なワインも容易
羽田センチュリオン・ラウンジのシグネチャーカクテル「ブルーバード」
ラウンジ入って左奥にあるスイーツビュッフェ
羽田のセンチュリオン・ラウンジについて説明するアメリカン・エキスプレス・インターナショナル 日本代表 社長 須藤靖洋氏
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル カード事業部門 コンシューマープロダクト&パートナーシップ 副社長 山本尚氏