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神戸電鉄、2016年春に新型車両「6500系」を導入

川崎重工が3両1編成を製造

2016年春 運用開始

「6500系」の外観イメージ

 神戸電鉄は、既存の1000系車両の置き換えとして、新型車両「6500系」を新造し、2016年春より運用を開始することを発表した。

 「人と環境にやさしく、安全・快適な車両」を目指した新型車両で、全密閉型高効率主電動機や最新の半導体を用いたVVVFインバター制御装置の採用、LEDを客室内や前照灯を含むすべての照明設備へ採用することで、消費電力を既存の1000系と比較して約60%低減。全密閉型の主電動機は騒音の軽減にも寄与する。

 高齢者向けの配慮として、吊り手を3段階の高さにしたほか、座席から立ち上がる際の負担軽減のために縦手すりを装備。座席の端には大型の袖仕切りを設置する。また、訪日外国人の増加を見据えて、車内の案内ディスプレイを4カ国語(日本語、英語、中国語、韓国語)で表記する。

 なお、外観やデザインは6000系を踏襲する。3両1編成で、店員は354名(座席117名/立席237名)。

 製造は川崎重工が請け負い、神戸市の兵庫工場において3両1編成を製造する。川崎重工から神戸電鉄への車両納入は、2010年納入の6000系以来、6年ぶり。

6500系の車内イメージ

編集部:多和田新也