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ロゴスのアウトドア2026年モデルの展示会を見てきた。人気の高いクーリングアイテムや“PEANUTS”コラボも

「2026 Early LOGOS COLLECTION」

野村シンヤ

2025年3月1日 12:00

LOGOSの最新アイテムを展示した「2026 Early LOGOS COLLECTION」

　アウトドアブランド「LOGOS」を展開するロゴスコーポレーションは、2026年モデルをショップ関係者やメディアにお披露目する「2026 Early LOGOS COLLECTION」を都内で開催した。

　数多くの新製品が展示されていたが、本稿ではそのなかから注目のアイテムを紹介する。

2026年モデルは4回に分けて発売

　LOGOSの展示会では、会場の入口付近で業界の動向やトレンド、イチオシの製品を立て看板で紹介している。昨今のトレンドは夏だけでなく、秋や冬といった季節もキャンプ需要が伸びており、そのような需要に応えるべく、新製品を5月29日、6月26日、8月28日、9月25日の4回に分けてリリースすることを説明していた。

　そのほかでは、LOGOSブランド創設から40周年であること、子供向けコラボ商品として人気のある「PEANUTS」キャラクターがデザインされたアイテムを多数発売することなどを紹介していた。

新製品リリースのスケジュール

LOGOSブランドは40周年を迎える

人気の「氷点下パック」シリーズと関連商品を多数ラインアップ

　LOGOS製品のなかでも人気の高いクーリングアイテムは、今年も多数の製品をラインアップしていた。新製品の保冷剤「超速凍結・氷点下パック XL ツイン」（3280円）は、凍結時間を従来製品より3分の1も短くしたのが特徴。

　容器を薄くして体積を減らすことで冷却時間を短縮している（保冷時間も短くなる）が、2枚重ねて使うことでXLサイズと同様に使える。個々で使うとMサイズの保冷力になる。専用のバインダー「氷点下パックバインダー」（980円）を使えば、ズレずにしっかりと固定できる。

「超速凍結・氷点下パック XL ツイン」

「倍速凍結・氷点下パック XL」（写真右）と並べたところ。厚さが半分ほどになっているのが分かる

重ねて使用するための「氷点下パックバインダー」

　氷点下パックを使った保冷に便利なのが「ハイパー氷点下クーラー」シリーズだ。新製品の2026年モデルには40周年を記念したロゴをプリントしている。サイズは「ハイパー氷点下クーラーXL」（1万6800円）、「ハイパー氷点下クーラーL」（1万4800円）、「ハイパー氷点下クーラーM」（1万1800円）の3種類を用意する。

「ハイパー氷点下クーラーL」

「ハイパー氷点下クーラー・スリップリッドTALL」（1万800円）は、フタの部分をジッパーレスにすることで簡単開閉を実現したモデル。とはいえ、密閉度を高くするスリップリッドを採用しているので、「氷点下パックGT-16」との併用で、カップアイスを約12時間保存できる。

「ハイパー氷点下クーラー・スリップリッドTALL」

　普段も使えるトートバッグスタイルの新製品として、サイズ別で3種類、色別で2種類、計6種類を用意していた。リュックとしても使える2WAYデザインの「LOGOS スタンダードトートリュッククーラー XL」（ブラック/カーキ、XL各7980円、L各6980円）は、約41LのXLサイズと買い物用として便利なLサイズ。そして、お弁当の持ち運びに最適なサイズの「LOGOS スタンダードトートクーラー M」（ブラック/カーキ、各5480円）。それぞれ内部に10mm厚の断熱材と氷点下パックが入るインナーポケットを装備している。

「LOGOS スタンダードトートリュッククーラー」と「LOGOS スタンダードトートクーラー」シリーズ

トートリュッククーラーシリーズは背負うこともできる2WAYデザイン

内部は断熱材で覆われており、氷点下パックを入れられるメッシュポケットを装備

　ヘルメットを装着したまま頭部を冷やせるアイテムが「氷点下リカバリー・ヘルメットクール」（3980円）だ。保冷剤「氷点下リカバリー・クールアシスト」（別売り）を前頭部、頭頂部、後頭部の3か所に収納できるポケットを備えており、髪の長い女性でも使えるように、後頭部には髪を出すスリットも設けられている。

「氷点下リカバリー・ヘルメットクール」

結んだ髪を出せるようになっている

　そのほか、「氷点下リカバリー・クールアシスト」をセットできるアイスタオル「氷点下リカバリー・クールボディタオルスリム（グリーン）」（3280円）、「氷点下リカバリー・クールボディタオル（グレー）」（3960円）、「氷点下リカバリー・クールボディタオルスリム（グレー）」（3280円）を展示していた。

「氷点下リカバリー・クールボディタオル（グレー）」

「氷点下リカバリー・クールボディタオルスリム（グレー）」と「氷点下リカバリー・クールボディタオルスリム（グリーン）」

　氷点下パックシリーズではないが、おもしろい新製品が「LOGOS ペルチェクールベスト」（2万2000円）だ。電気を流すと片方は発熱、片方は冷却現象が起きるペルチェを3か所に用いたベストで、空冷では冷却しづらい環境下においても、体を冷やすことができる。

「LOGOS ペルチェクールベスト」

新型テントは居住性に優れた製品とツーリング用の2種類を展示

　キャンプの花形アイテムであるテントからは2つの新製品を紹介する。「neos エーコンリビングドーム DUO プラス-BF」（3万9800円）は2～3人用のテントで、エーコントップフレームを採用することで耐風性と居住性に優れているのが特徴。壁面の押し上げ効果によって高さを生み出し、屋根部分の段差はベンチレーションとして風を効果的に取り込める。

「neos エーコンリビングドーム DUO プラス-BF」

屋根の段差部分は風通しがよいメッシュ構造になっている

「neos ツーリングドゥーブル DUO-BF」（2万9800円）は、ハイポジション構造でバイクを入れることができる2人用のテント。収納時は縦18×横55×高さ18cmとコンパクトにまとめられるので、バイクの荷台にも載せやすい。

「neos ツーリングドゥーブル DUO-BF」

収納した状態

自分好みに仕立てられる折りたたみイス

　キャンプ用のイスでおもしろいと感じたのが「LOGOS トライチェア」シリーズだ。こちらの製品は2種類のフレームと4種類のシートから自分好みでチョイスし、組み上げるようになっているのが大きな特徴。「LOGOS トライチェア・フレーム」（4400円）はスチール製のスタンダードなフレームで、「LOGOS トライチェア・7075 フレーム」（8800円）は超々ジュラルミンと呼ばれる“A7075”アルミ合金を用いた軽量かつ強度に優れたフレームだ。

「LOGOS トライチェア」シリーズ

フレームとシートを選べるのが特徴

　シートは丈夫なポリエステル素材の「LOGOS トライチェア・シートブラック」「LOGOS トライチェア・シートグリーン」「LOGOS トライチェア・シートベージュ」（各3300円）の色違い3種と、中綿入りのキルティング生地を採用した「LOGOS トライチェア・キルトシート」（5500円）が用意されている。

ポリエステル素材のシートは3種類のカラーバリエーションを用意

冷涼な環境で活躍しそうなキルティング生地のシート

物を運ぶキャリーカートがベンチにもなる

　キャリーカートをベンチにできるユニークな製品が「チェア for2 キャリーカート」（2万9800円）だ。面ファスナーで固定している側面を外すだけで、簡単に座ることができるベンチに早変わりする。底面と背面にはパッドが入っているので、座り心地も考慮されている。極太タイヤは悪路に強く、耐荷重は140kgまでとなっているので、さまざまなシーンで使えそうだ。

「チェア for2 キャリーカート」

面ファスナーで側面を固定すればキャリーカートに早変わり

背面や底面にはクッション性のあるパッドが挿入されている

カワイイ見た目だけではない実用的なシュラフ

　ウサギの耳が付いたような見た目が特徴のシュラフが「丸洗いラビットファータッチシュラフ・-2（うさみみ付）」（1万5800円）。うさみみは首元からの冷気を防ぐネックウォーマーや枕として使用できるほか、取り外して首に巻くこともできる。名前にあるように、表面はラビットファーを触っているようなフワフワの生地を使っており、裏面には暖かなフランネル生地を採用している。

「丸洗いラビットファータッチシュラフ・-2（うさみみ付）」

見た目以上に機能性が高い“うさみみ”

シュラフのなかに入れて使うヒーターマット

　夏用のシュラフでも冬仕様にできるのが「野電あったかヒーターマット」（1万2800円）だ。AC電源があればOKで、内部に配置された電熱線が温めてくれる。肩口が冷える頭側に電熱線を多く配置することで省エネと長時間使用を実現している。

「野電あったかヒーターマット」

コントローラを外せば、洗濯機などで丸洗いできる

あると便利なキャンプ用携帯バッテリー

「野電ポータブル電源・mini」（2万4800円）は、キャンプ用として設計された携帯バッテリー。容量は2万7000mAh（99.9Wh）となっており、各種USBポートのほか、AC出力も備えているのが特徴だ。重さは約870gで、ストラップが付いているので持ち運びしやすい。そのほか、120ルーメンのLED灯を備えているので、非常時用としても使えそうだ。

「野電ポータブル電源・mini」

ACコンセント、LED灯、USB Type-A、USB Type-C×2を備えている

「野電あったかヒーターマット」などはOKだが、消費電力の高い機器は向かない

ポリタンクがあれば手軽に使えるシャワーキット

　水道がなくてもポリタンクがあれば使えるポータブルシャワーが「野電ポリタンクシャワー」（8980円）。バッテリー式のコンパクトなポンプとシャワーヘッドやホースなどで構成されており、貯水できるスペースがあれば手軽にシャワーを浴びることができる。

「野電ポリタンクシャワー」

10分間で49Lほど射水でき、想像以上にパワフル

PEANUTSのキャラが入ったキッズ用アイテムもラインアップ

「PEANUTS」が75周年ということで、スヌーピーやチャーリー・ブラウンたちが描かれたキッズ用アイテムも多数ラインアップしている。ヴィンテージ感あふれるアートを使用しているのが特徴だ。

「SNOOPY KIDS テント」（1万1880円）はとんがり屋根が特徴のテント。側面などにはスヌーピー、ウッドストックを描いている。「SNOOPY アウトドアブランケット」（4980円）は、撥水加工がしてあるリバーシブルタイプだ。

「SNOOPY バケットチェア -BF」（9900円）は、コンパクトに収納できるキャンプ用チェア。背もたれ部分に入れられた刺しゅうがポイントになっている。

　寝具も3種類ほど展示していた。「SNOOPY（楽ちんバルブ・高密弾力）55 セルフインフレートマット・SOLO」（1万2100円）は、空気の注入と排出が楽にできる「楽ちんバルブ」を採用しており、簡単に弾力のあるマットを使えるようになる。

「SNOOPY やわらかあったかシュラフ・0」（1万2870円）は、暖かいフランネル生地と優しい肌触りが特徴のサーマブレスクロス生地を用いたリバーシブルタイプのシュラフ。同一製品を連結してWサイズにすれば、親子で添い寝して使うことも可能だ。「SNOOPY セルフインフレートまくら-BF」（2860円）は、バルブをひねると自動で膨らむ便利なまくらだ。