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東京駅でおなじみ「駅弁屋 祭」の冷凍駅弁ショップがJRE MALLと楽天市場にオープン! さっそく食べてみた
2024年9月9日 18:06
- 2024年9月9日 開設
JR東日本クロスステーション フーズカンパニーは9月9日、JRE MALLと楽天市場に「【冷凍駅弁】駅弁屋 祭」をオープンした。
北海道から九州までの日本各地の人気駅弁を取りまとめ、肉系・海鮮系など34商品をラインアップ。全国(沖縄・離島除く)への発送が可能なため、自宅やテレワーク用、プレゼント用など、さまざまなシーンで利用が見込める。
東京駅で買える人気の駅弁をネット通販でお取り寄せ
今回のECショップとして登場した【冷凍駅弁】駅弁屋 祭は、東京駅で日本各地の駅弁を購入できる「駅弁屋 祭 グランスタ東京」が2012年にオープンしたのが始まり。リアル店舗の駅弁屋 祭においては毎日150種類以上の駅弁が並べられ、1日当たりの販売数は1万食を超える、日本一の規模を誇っている。
9月9日10時にオープンした【冷凍駅弁】駅弁屋 祭では、34種類の駅弁を販売する。送料は全国一律1500円とし、6980円以上を購入した場合は無料。主な商品としては、駅弁屋 祭で不動の人気ナンバーワンを誇る商品を冷凍した「【冷凍】牛肉どまん中」、同じくランキング3位を冷凍にした「【冷凍】炭火焼風牛たん弁当」、今年で60周年を迎える「【冷凍】チキン弁当」、100年以上の歴史を持つ「【冷凍】鯵の押寿し」などを取り扱う。
弁当事業部 担当部長の相馬孝章氏は、自宅に取り寄せするニーズのほか、「非常食としても有効です。あとは晴れの日のプレゼント、特別な日、家族や友人への贈り物としても。常温解凍でそのまま食べられる駅弁もあるので、出勤するときに持っていって、会社でちょっと贅沢なお昼を楽しむのもよいのでは」と説明した。
オープン記念として人気の5商品を詰め合わせた4980円のお試しセットの販売、先着合計500名に初回購入特典として500円オフクーポンの配布といったキャンペーンも行なう。
味はもちろん、冷凍庫に入れやすいサイズに
冷凍駅弁開発の経緯については、商品戦略部 調理指導役である池田大輔氏が説明した。「駅弁を全国どこでも食べられるようにしたい」という思いからプロジェクトが立ち上がり、冷凍で配送することを考案した。
冷凍駅弁の商品開発においては、冷凍しても美味しさが損なわれないよう食材を何度も試作を繰り返して選定し、冷凍することで変化が起きやすい味の感じ方も数グラム単位で調整してあることを説明。駅弁らしさを維持するためにパッケージは旅情を感じてもらえるデザインを踏襲し、冷凍に耐えられる容器を導入している。
また、家庭の冷凍庫でも保管しやすい大きさ(通常の駅弁よりも小さめ)に調整し、電子レンジによる温めのほか、3~4時間程度の常温解凍でも食べられるように工夫を施しているとのことだ。賞味期限は冷凍状態で30~90日。
冷凍とは思えぬクオリティの高さ
発表会では「【冷凍】牛肉どまん中」と「【冷凍】炭火焼風牛たん弁当」を試食させてもらった。牛肉どまん中は、電子レンジで解凍したものと常温で解凍した2種類を食べ比べした。
牛肉どまん中は、甘辛い秘伝のタレで味付けした牛肉煮とそぼろ煮が山形県産のお米“どまんなか”の上にびっしりと敷き詰められた商品。和テイストの牛肉の旨味が口中に広がり、それに負けないお米が食欲をかきたててくれる。さながら高級な牛丼を食べている感じで、人気であることがうなずける。電子レンジと常温解凍を比較すると、やはり料理としての一体感は温めた方に軍配は上がるが、それでも常温解凍した方でもパサパサした感じはなく、十分に楽しめるというのは分かった。
炭火焼風牛たん弁当は、仙台名物の牛タン焼きを5枚ほどご飯の上に乗せたシンプルな商品。とはいえ、香ばしく焼き上げられた牛タンは食欲をそそり、噛めば噛むほど旨味が舌にしみ込んでくる。麦を独自配合したご飯との相性もよく、味変にピッタリな南蛮味噌漬のピリッとした辛味が一層のこと箸を進めてくれる。
どちらの商品も冷凍した弁当とは思えないクオリティであり、販売している駅まで出向かずに食べられるのはありがたい限りだ。