鉄道各社、きっぷ払い戻し対応まとめ。南海トラフ地震臨時情報に伴い手数料なし

「南海トラフ地震臨時情報（巨大地震注意）」の影響で、鉄道各社が無手数料できっぷ払いもどし対応

　JR各社は、8月8日夜に気象庁から発表された「南海トラフ地震臨時情報（巨大地震注意）」を受け、きっぷ払いもどし対応について案内。以下の対象となるきっぷについては、払いもどし・有効期間の変更を手数料無料で行なうとしている。

JR西日本

8月8日～15日を有効期間に含む、在来線各線および山陽新幹線、北陸新幹線（敦賀駅から上越妙高駅間）を発着または通過となるきっぷ

JR東海

8月8日～15日を有効期間に含む、東海道新幹線を発着または通過となるきっぷ
在来線各線を発着または通過となるきっぷ

JR東日本

8月8日～15日を有効期間に含む、在来線各線および北陸新幹線（東京駅～上越妙高駅間）を発着または通過となるきっぷ

JR九州

8月8日～15日を有効期間に含む、九州新幹線（鹿児島中央～博多）を発着または通過となるきっぷ
8月8日～9日を有効期間に含む、在来線各線および西九州新幹線（長崎～武雄温泉）を発着または通過となるきっぷ

JR四国

8月8日～8月14日を有効期間に含む、各線を発着または通過となるきっぷ

　なお、「エクスプレス予約」「スマートEX」「e5489」「JR九州ネット予約」を利用している場合は、スマホなどを自身で操作する必要がある。きっぷ受取済の場合は、乗車日の翌日から起算して1年以内に、きっぷうりばのあるJR東海、JR西日本、JR九州の駅にて払いもどし手続きが行なえる。

「EX旅パック」についても、乗車日が8月15日までの東京～鹿児島中央の各駅間を含む予約は、往路列車が乗車駅を発車する前までに限り、マイページから手数料なしで取消しできる。予約した列車が乗車駅を発車するまで変更操作可能。「ぷらっとこだま」など、変更不可と表示されている商品についても列車変更できるとのこと。

　そのほか、旅行商品など一部のきっぷ（券面に「企」「契」「替」「定」などと表示されているきっぷ）は駅での払いもどしができない場合があるとして、購入先の各旅行会社に問い合わせするよう呼びかけている。

　私鉄では、近畿日本鉄道が同様に無手数料での払い戻しを案内。対象となる乗車券類を持っている人で、事前に利用を見合わせる場合について、近鉄の特急券発売窓口で払い戻しを行なう。対象となるのは以下のとおりで、ネット予約・発売サービスで購入した場合も含む。

・往路または復路に8月9日～15日の有効期間を含むもの
・乗車券（定期乗車券、回数乗車券を除く）、特別急行券（特別車両券、個室券を含
む）、企画乗車券