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日本三大祭りの山王祭、6年ぶりの復活でゾウの山車も登場! 千代田区観光協会が初のガイド冊子配布

2024年5月28日 発表

初のガイドブック「山王祭 楽しみ方ガイド」を配布する

 千代田区観光協会は、6月7日~17日に開催される山王祭の見どころをまとめた「山王祭 楽しみ方ガイド」を配布する。

 山王祭は「江戸三大祭り」や、京都の祇園祭・大阪の天神祭とともに「日本三大祭り」として数えられる。祭りの期間も11日間と長いため、「山王祭 楽しみ方ガイド」には初心者でも祭りを楽しめるコンテンツを盛り込んだという。

 11日間の祭り期間中は「末社八坂神社例祭」「神幸祭」「境内茶園並狭山新茶奉納奉告祭」「氏子各町連合宮入」「献灯祭」「山王嘉祥祭(さんのうかじょうさい)」などが行なわれる。

 特に隔年で行なう「神幸祭」は大きな催しで、王朝装束を身にまとった500人が最長300mの祭列・行列となって、永田町・四谷・麹町・九段・皇居・東京駅周辺・霞が関・銀座・日本橋など約23kmを練り歩く。

 今年は6年ぶりの復活を祝って、8代将軍徳川吉宗の命により江戸に連れてきたことが話題となって江戸時代当時の山王祭に登場したという「ゾウの山車」も、6月7日に初登場する。都会にいながら江戸時代にタイムスリップした感覚を味わえるという。

「神幸祭」の行列と一緒に進む神輿
王朝装束の行列と神輿
銀座を進む行列
江戸時代の山王祭に登場したゾウの造り物

 そのほか、日本で唯一皇居の中に神輿が入れること、52段の石段を神輿が担ぎ上がる日枝神社男坂での連合宮入、16基の神輿が日本橋の中央で神輿を天に差す瞬間などを見どころとして紹介している。

「山王祭 楽しみ方ガイド」は5月30日から千代田区観光案内所やホテルなどに設置し、Web版は日本語と英語ですでに公開している。

皇居の中へ入っていく神輿
日枝神社男坂への連合宮入
日本橋を神輿が進んでいく
「山王祭 楽しみ方ガイド」の冊子イメージ