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NEXCO3社とJB本四高速、高速道路の料金水準を2034年3月まで継続

2024年3月27日 発表

普通区間・大都市近郊区間・海峡部等特別区間の料金水準を継続

 NEXCO3社とJB本四高速は3月27日、普通区間・大都市近郊区間・海峡部等特別区間の料金水準を10年間(2034年3月31日まで)継続することを発表した。

 高速道路の料金水準は、2023年12月22日改定の国土交通省「新たな高速道路料金に関する基本方針」で3つの料金水準を継続するとともに、料金水準の引き下げはETC車を対象とする方針が示されている。

 この「新たな高速道路料金に関する基本方針」では、2014年に再編した料金割引のうち、生活対策や観光振興を目的に導入したものは一定の効果が見られたものの、割引時間帯を待つ車両が道路上に滞留したり、割引のある特定時間・曜日に混雑したりといった問題が見られたことから、さらなる見直しを行なっている。

 2014年4月~2024年3月の基本方針では、普通区間の料金水準は24.6円/km(普通車)を基本として、割高な6区間(関越トンネル、恵那山トンネル、飛騨トンネル、阪和自動車道 海南~有田、広島岩国道路、関門橋)と本四高速 陸上部については普通区間並みの料金水準へ引き下げるほか、大都市近郊区間は普通区間より割り増した29.52円/km(普通車)、海峡部等特別区間は伊勢湾岸道路の108.1円/km(普通車)を基準に、東京湾アクアライン、本四高速 海峡部の引き下げを行なうとしている。

 3月27日の高速道路4社の発表では、2024年3月までの水準を引き継ぎ、今後10年間(2034年3月31日まで)継続する。