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サントリー 〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野、見学ツアーをリニューアル

2024年3月21日 取材

サントリー 〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野

 サントリーは、東京都府中市にある「サントリー 〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野」(東京都府中市矢崎町3-1)の工場見学ツアーをリニューアルし、4月10日から一般公開する。これに先立ち、3月21日にその内容が報道関係者向けに公開された。

 同工場は、松任谷由実の「中央フリーウェイ」の歌詞にも登場することでも知られるが、サントリーが1963年にビール市場に参入するにあたって建設した工場で、同社のビール事業の原点とも言える場所となっている。

 工場長の梅澤祐輔氏によれば、1989年に通常設備の1/20の大きさの「ミニブルワリー」が設置され、ザ・プレミアム・モルツ(プレモル)のほか、金麦、パーフェクトサントリービール、サントリー生ビールといった看板商品を生み出した研究・開発の拠点ともなっている。

 工場内では、製造工程ごとにサンプルを抜き出し、製造日ごとの製品に五感を研ぎ澄ませて細かなチェックを行なっており、常においしさの追求と品質の向上が意識されている。

 今回のリニューアルでは、こうした工場で働くつくり手の情熱を伝えることで、同社がつくるビールの価値を体感できる内容にアレンジされている。

工場長の梅澤祐輔氏(左)とビールカンパニー プレミアム戦略部課長の中村昌平氏(右)

 ビールカンパニー プレミアム戦略部課長の中村昌平氏によると、これまでの見学ツアーでも満足度は97%と高かったが、これまで訴求してきた“天然水へのこだわり”に加え、“つくり手の情熱”を感じ取った人の方がプレモルをおいしく感じられることが分かり、これを具現化したいと考えて今回のリニューアルを実施することにしたという。

 同氏は「美味品質、飲用時品質、体験品質の3つがあわさってこそファンになっていただける」として、4つのリニューアルポイントを紹介する。

リニューアルのポイント

 見学前のビジュアルシアターでは、「つくり手の挑戦ムービー」と題した映像で、創業から続く“やってみなはれ”精神によるものづくりの哲学が紹介される。

 動画を見終わると、仕込、発酵、貯酒、ろ過と製造工程の見学に進むが、その後、通常は入れない官能検査室内で行なわれている品質チェックの様子を双眼鏡型のVRデバイスで眺められるようになっている。

官能検査の様子をVRで体験

 続いてパッケージング工程を見学し、ゲストホールでの試飲へと移動するが、その移動通路が「つくり手ロード」と名付けられ、工場のつくり手たちがパネルで登場し、各々のこだわりを紹介していく。

 最後の試飲会場では、ビールの泡の上にアートを描く「神泡アート」や、自分自身でビールを注ぐ体験ができる「神泡セルフサーブ」といった体験コンテンツが用意され、試飲体験の時間を従来の20分から30分に延長することで、じっくりとプレモルの魅力を味わえるようにしている。

 従来の体験時間は全体で70分(見学50分+試飲20分)となっていたが、新たな見学ツアーでは90分(見学60分+試飲30分)と長くなっている。内容の充実に伴い、1000円の料金が設定されているが、試飲ではザ・プレミアム・モルツ、同〈ジャパニーズエール〉香るエール、同 MASTER'S DREAMのうち最大3杯のプレモルが楽しめる。

3種類のプレモルを試飲できる
ラテアートのような「神泡アート」
レクチャーを受けながら自分で注ぐ「神泡セルフサービス」

 催行は1日6回で、定員は1回につき25名。オンラインでの予約受付は3月25日9時30分にスタートする。見学ツアーの開催にあわせ、分倍河原駅からの無料シャトルバスも運行される。