江戸時代にGoogleマップがあったら？　地図や路線図を使った作品集

地図や路線図を用いた作品集「地図とか路線図とか@chizutodesign」刊行

　インプレスグループの天夢人は、「地図とか路線図とか@chizutodesign」を11月17日に発売した。B5判96ページで、価格は1980円。

　SNSで作品を公開している「地図とかデザインとか@chizutodesign」（加藤創）がこれまでに発表した作品をまとめた作品集。地図や路線図をユニークなアイデアで見せていく一冊となっている。

　第一章「地図とか」では、“江戸時代にGoogleマップがあったら”をテーマに「Googleマップみたいな 江戸時代・関東地方の地図」を作成した。経路検索も江戸時代に置き換えて旧国名等を用い、馬や飛脚、駕籠や船のアイコンも入っている。他にも、日本全国の電力系統を表した「電力系統マップ」や各地の終電を放射線状で表した「終電マップ」など、著者のこだわりが詰まった作品が多く掲載されている。

「Googleマップみたいな 江戸時代・関東地方の地図」

　第二章「路線図とか」では、送電線を路線図風に表現した「関東 電力系統図」や地質の境界線である構造線を路線図にした「構造線 路線図」などを掲載。構造線を某鉄道会社風のロゴにしたり、構造線を路線風に表現するところに著者の遊び心が出ている。

　第三章ではそのほかの作品や、著者の運営するWeb地図「れきちず」を紹介している。

「構造線 路線図」