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東京湾アクアラインのETC時間帯別料金、開始から1か月。13~20時の交通量が減少し、渋滞緩和の傾向

2023年9月7日 発表

東京湾アクアラインでETC時間帯別料金を試行中

 NEXCO東日本は9月7日、東京湾アクアラインの上り線(木更津→川崎方面)で行なっているETC時間帯別料金の社会実験について、開始1か月後の交通状況を発表した。

 本取り組みは同社、国交省、千葉県が、東京湾アクアラインの混雑緩和のため、土日祝日を3つの時間帯に分けてETC料金の割引・割増を行なうもので、実施期間は7月22日~2024年3月31日。

 普通車の場合、本来料金1960円のところ、土日祝日の0時~13時は800円、13時~20時は1200円、20時~24時は600円となる。なお平日の通行料金は現行800円のまま。

 NEXCO東日本らの発表によると、開始1か月後の交通状況は土・日曜ともに、13~20時の交通量が減少し、前後の時間帯に分散している傾向がみられる。

 また1日の交通量は実験前の平均2万8900台に対し、現行は平均2万9800台と増加しているが、木更津JCT~川崎浮島JCTの通過所要時間は、渋滞による損失時間が実験前の最大39分から半減し、現行では最大21分に短縮された。

 上り線13時~20時において走行速度の低下が改善したことで、1日の最大渋滞距離は実験前の平均12.4kmから平均10kmに減少した。

 そのほか、木更津金田IC周辺の一般道でも13時~20時の時間帯で走行速度の低下が改善しており、大型商業施設やアウトレットが集積する木更津金田IC周辺の交差点でも最大渋滞長が減少する結果が示された。