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ブッキング・ドットコム、年末年始の検索数ランキング発表。日本は海外旅行に慎重、世界で注目の都市トップ10に日本がランクイン

2022年12月19日 発表

ブッキング・ドットコムは、年末年始の検索数ランキングを発表した

 ブッキング・ドットコムは、12月23日~2023年1月1日を検索対象期間として、世界中の人がサイト上で検索した旅先を調査し、日本の人々が最も訪れたい旅先と、世界の人々から最も注目されている旅先をランキング形式で発表した。

 日本にいる人々が検索した旅先のランキングを見ると、昨年同時期の調査と同様に上位10都市はすべて国内の都市が占める結果となった。日本の旅行者はまだ海外旅行に対して慎重であることが分かる。

 一方で、上位100都市まで範囲を拡大し昨年と比較すると、昨年は海外都市が1つだけのランクインだったのに対し、今年は12の海外の国がランクインしていることから、今後の海外旅行への注目が高まっていることが伺える。

日本の旅行者が検索した旅先ランキング

 日本にいる人々が検索した海外の旅先ランキングのトップ10を昨年の同時期と比較すると、すべてのアジア圏の国がランキングの順位を上げているか同位という結果になった。そのなかでも最も順位が上昇した都市は、ハノイ、釜山、クアラルンプールとなり、昨年はランクインを果たしていなかった新たなアジア圏の国への注目が高まっている。

 一方で、ホノルルやニューヨーク、ロサンゼルスといったアメリカの都市のランクがすべて下がっていることが分かった。今年ランクインした欧米の都市であるパリ、ホノルル、ニューヨークをランクインしたアジア圏の国と比較すると、アジア圏の国の順位の上昇率が高く、同位となったバンコクを除いたトップ10のアジア圏各国は160以上ランクを上げていた。また、今年のランキングでは10都市のうち7つがアジア圏の国であったことから、日本から近く渡航規制が緩和されている国の人気が高まっていることが伺える。

日本の旅行者が検索した海外の都市ランキング

 世界中の人々が検索した全世界の都市のランキングを昨年と比較し、最も検索数が上がった国をまとめると、日本が世界で9位という結果になった。10都市のなかで、アジア圏の国が7都市もランクインしていることから、アジア圏の注目度の高まりが伺える。日本を含めたアジア圏の国は他地域と比較すると、外国人の入国規制の緩和が遅かったことから、現在世界の旅行者からの関心が強まっていることが考えられるとしている。

世界の旅行者が検索した世界の都市ランキング