ニュース
グアムの全室オーシャンビュー「ザ ツバキタワー」日本でプロモーション開始。年末年始の利用で次回使える朝食付き2泊分の宿泊券など当たる
2022年11月5日 08:00
- 2022年10月27日 実施
グアムで2020年7月に開業した「The Tsubaki Tower」(ザ ツバキタワー)は10月27日、記者発表会を横浜で実施した。
ケン不動産リースの展開するプレミアホテルグループ(国内25か所、海外9か所)が、客室すべてがオーシャンビューの、グアムでもっともラグジュアリーなホテルとして誕生させたもの。開業が新型コロナウイルスの流行と重なってしまい、日本におけるプロモーション活動は控えていたが、昨今は日本からグアムへの直行便の復活、水際対策が緩和されるなどウィズ・コロナの状況になってきたことから、ようやく日本国内でも本格的なプロモーション開始となった。
プレミアホテルグループのグアムで6番目のホテルとしてオープン
グアムは日本から南に2500kmほどに位置するミクロネシア最大の島で、東京23区より少し小さいくらいの島内に約17万人ほどが住んでいる。アメリカの準州であり、同国の太平洋における重要な戦略拠点であると同時に、南国リゾート地として多くの観光客が訪れる。
アジアからアクセスしやすい立地であることから日本以外では韓国で人気となっており、コロナ禍においては観光客の6割が韓国人で占められている。そのグアムにおいて、プレミアホテルグループは「ホテル・ニッコー・グアム」「ハイアットリージェンシー・グアム」など5つのホテルを運営しており、ザ ツバキタワーは6番目のハイグレードホテルとしてオープンした。27階建てで総客室数340室のホテルの見どころを、プランニング・マネージャーであるヤマザキ・ホノカ氏が紹介した。
グアムのアンバサダーを目指しているザ ツバキタワーは「施設を通して新しいグアムを知ってもらう」をコンセプトに開業した。現在はアメリカ領であるものの、古くからはチャモロ語を話すチャモロ人が生活しており、スペインやアジアの文化も混ざったユニークな場所がグアムであると説明。地元の文化と歴史、自然にインスパイアされたザ ツバキタワーを通して、グアムの新しい一面を発見してもらいたいとのことだ。
ラグジュアリーな空間を目指した施設と客室
ホテルの顔ともいえる「ファンハーレ ロビー ラウンジ」は、チャモロ語で“根付く”という意味を持つ「ファンハーレ」から名付けられた。名前のとおり、座ったら根を張るようにゆっくりと好きなだけ時間を過ごしてもらいたい場所であるとのこと。こちらでは、コーヒーや軽食といったメニューも用意している。「ガダオバー」はグアムの伝説に登場する英雄をモチーフにしたバーで、ウイスキーなどのハードリカーを各種備えており、社交場としても使える落ち着いた雰囲気が特徴だ。
ビュッフェスタイルのレストラン「カサ オセアノ」はスペイン語で海の家を意味し、海のなかをイメージしたインテリアが自慢。朝食、ランチ、ディナーを楽しむことができ、地元の方にも大変人気があるそうで、予約がなかなか取れないレストランとしてグアムでは知られているという。
プールサイドには幅30mのインフィニティプールを設置しており、グアムを一望できる。日中だけでなく夜も楽しめる場所であり、1日3回行なわれる噴水ショーも見どころであると説明した。ビールやトロピカルカクテルを楽しむこともできる。
26階には特別なラウンジ「リナラ クラブラウンジ」がある。こちらはクラブルームやスイートルームの宿泊客限定のスペースになっており、一面ガラス張りの素晴らしい景色を見ながら朝食やティータイムなどを落ち着いた雰囲気のなかで楽しめる。
最上階の27階にはフレンチやイタリアンを堪能できる大人向けのディナーレストラン「ミラノグリル-ラ ステラ-」があるほか、ワインを豊富に取り揃えたバー「ラ カンティーナ」が用意されている。このほか、オープンエアータイプのチャペル「プレミア スカイウェディング」を備えており、グアムの青い空と海のなかでウェディングを行なうこともできる。
スタンダードタイプの客室「カメリアルーム」は210室を用意しており、広さが45m2あるのでゆったりと過ごせるのが特徴だ。そして、すべての部屋に13m2以上のバルコニーを設置しているので、グアムの風を感じながら過ごせるのが最大のポイントであるという。こちらのバルコニーでは、「バルコニーブレックファースト」という朝食サービスも提供している。
日本からの観光客が増えることを期待して豪華なキャンペーンも実施する
グアムの現状やザ ツバキタワーの今後の戦略については総支配人の柳澤建氏が説明した。
現在のグアムにおけるコロナ対策としては、アメリカのCDC(疾病予防管理センター)が定めている基準をもとに入国が管理されている。島内においては、住民や観光客を見ていても7割はマスクを装着せずに過ごしており、現在主流の観光客である韓国人も空港到着時はマスクをしているが、帰国する際はマスクをしていないそうだ。アメリカ本土に比べるとアジアに近いことから若干マスクの装着率は高いが、それでも徐々にではあるがコロナ禍前の状態になりつつあるとしている。一方、同ホテルでは衛生上の理由から、現在でもマスクを装着してサービスを提供していると話した。
ザ ツバキタワーを開業するまでの経緯としては、大人向けのグアムという世界観を作って、新しいマーケットを創出する狙いがあるとしている。プレミアホテルグループは、2005年に買収した「パシフィック・アイランド・クラブ・グアム」を皮切りに傘下ホテルを増やしてきた。その間、リブランドをするなどしてマーケットの創出に挑戦してきたが、既存のブランドイメージから脱却することは難しく、「それであれば、次の世界を作ろうということで開業したのが、ザ ツバキタワーでした」という。
2020年7月に開業してからは厳しい状況にあったが、2022年3月からは好転しているとし、9月の数字ではホテルの客室稼働率は68%に達した。利用客の内訳は、韓国が65%、アメリカの軍関係者が30%、日本が5%の割合であると説明。日本からの来島者が1か月で2000人程度だったので、現状では日本人の割合はかなり少ない状況だ。しかし、日本の水際対策が10月から緩和されたことにより、FIT(海外個人旅行)市場は一気に動き出しており、日本からの年末年始の予約も入り始めているそうだ。2023年の日本からの飛行機の座席数は51万席が用意されるという予想もあり、コロナ禍前の2019年の約6割までは戻るのではないかという見通しも示した。
今後におけるミッションとして、韓国からが40%、日本からが40%の比率に持っていきたいとし、そのためにもザ ツバキタワーを知ってもらうためにキャンペーンもいくつか用意しているそうだ。
今回発表した「ようこそ、TSUBAKIへ!宿泊キャンペーン」は、2022年12月24日~2023年1月4日までに宿泊した人を対象にし、次回滞在時に利用可能な朝食付き2泊分の宿泊券、滞在中に利用可能な食事券・ギフト券などを抽選で最大100組に提供する。そのなかには「ロイヤルカメリアスイート 2泊(1組)」「カメリアスイート 2泊(1組)」「カメリアジュニアスイート 2泊(2組)」といったハイクラスの部屋も用意しており、非常に魅力的な内容になっている。柳澤氏は「日本のお客さまにぜひ帰ってきてほしいということから、これぐらいの準備はさせていただいて、お待ちしております」と話した。
ようこそ、TSUBAKIへ!宿泊キャンペーン
実施期間: 2022年12月24日~2023年1月4日チェックイン
当選者数: 最大100組(稼働により変動する場合があり)
参加方法: チェックイン時にパスポートと航空券のコピーを提示し、抽選へ参加
有効期限: 宿泊月から1年間
当選内容:
・ロイヤルカメリアスイート 2泊(クラブラウンジアクセス付)(1組)
・カメリアスイート 2泊(クラブラウンジアクセス付)(1組)
・カメリアジュニアスイート 2泊(クラブラウンジアクセス付)(2組)
・カメリアクラブルーム 2泊(クラブラウンジアクセス付)(3組)
・カメリアルーム 2泊(3組)
・カサ オセアノ ディナー 2名分(20組)
・カサ オセアノ ランチ 2名分(30組)
・50ドルのギフトカード(館内どの施設でも利用可)(20組)
・30ドルのギフトカード(館内どの施設でも利用可)(20組)
The Tsubaki Tower (ザ ツバキ タワー)
敷地面積: 約2万2000m2
延床面積: 約4万3500m2
階数: 27階
客室数: 総客室数340室(スタンダードルーム210室、クラブルーム68室、スイートルーム62室)
付帯施設: ダイニング2種(ファイン、メイン)、バー3種(メイン、プール、ロビー)、ロビーラウンジ、デリ、テイクアウトカフェ、クラブラウンジ、プール(インフィニティ、キッズ)、ビーチアクセス、キッズプレイエリア、ミーティングファシリティ(カメリアボールルーム、パーティルーム、個室6種)、ガーデンプラザ、チャペル