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西武鉄道、バリアフリー化を促進するための料金徴収。1乗車あたり10円を加算

「鉄道駅バリアフリー料金制度」活用

2022年8月4日 発表

西武鉄道は「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用してバリアフリー設備の整備を促進する

 西武鉄道は、ホームドアをはじめとしたバリアフリー設備の整備を促進するため、国土交通省が創設した「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用する届出を行なった。

 年齢や障害の有無にかかわらず安心して移動できる環境整備のため、利用者が薄く広くバリアフリー化のための資金を出す「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用する。料金は、1乗車あたり10円を基本として旅客運賃に加算する。2023年3月ごろに収受を開始する予定。

 これまで、1日あたりの利用者数10万人以上の6駅22番線にホームドアを整備したほか、3000人以上の駅の段差解消や、ターミナル駅/他社線との乗り換え駅への運行情報提供設備の設置などを進めてきた。今後は、ホームドアの整備を拡大して2030年度末時点での総整備数28駅84番線を目指すほか、スロープや内方線つき点字ブロック、視覚障がい者用設備(触知案内板・音声案内設備)の整備を進めていく。また、ホームと車両床面の段差解消、車両のフリースペースなどのバリアフリー設備の整備に取り組む。