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新東名延伸でついに9割完成! 伊勢原大山IC~新秦野IC開通で都心~丹沢大山エリアが31分短縮
2022年4月18日 07:00
- 2022年4月16日 開通
NEXCO中日本は4月16日、同15時に開通する新東名高速道路(E1A)伊勢原大山IC~新秦野IC間の開通式を、同区間に新設した秦野丹沢SA(神奈川県秦野市)において実施した。
開通式には約400名が列席
最初に主催者としてNEXCO中日本 代表取締役社長の宮池克人氏が登壇。今回の開通について、「東京方面からのアクセスが向上し、丹沢地域の豊かな自然を活かした観光の活性化、工業団地における物流の効率化による生産性向上など地域の産業、経済、そして文化のますますの発展が期待される」とコメント。また、「平行する東名高速道路や国道246号線の通行止めのときには今回の開通区間が代替路として機能を発揮」することを期待していると述べた。
新東名の残る未開通区間となる新秦野IC~新御殿場IC間についても言及。「一部のトンネル工事におきましてきわめて脆弱な地質に遭遇」し、「トンネル断面の変形や湧水など工事が難航」しているとしつつも、「関係者の総力を結集して、安全を最優先にして、一日も早い開通を目指して全力で事業を進めている」とした。
来賓として祝辞を述べた神奈川県知事 黒岩祐治氏も残る工事区間について「大変な難工事」としつつも、「つながるべきところがつながっているのが道路にとっては一番大事」であることから、「ぜひ全線が1日も早く開通することを願いたい」と述べた。また、新東名高速道路促進協議会(神奈川、愛知、静岡3県および名古屋、静岡、浜松3市で構成)会長として、海老名以東についても建設の要望をしていると述べた。
開通区間の概要
新東名高速道路は第二東海自動車道横浜名古屋線として建設している路線で、海老名JCTと豊田東JCTを結ぶ全長約253kmの高速道路。2012年に御殿場JCT~浜松いなさJCT間144.7kmが開通したのを皮切りに順次延伸し、今回の開通により全長の約90%にあたる約228kmが開通。新秦野IC~新御殿場IC間25.2kmを残すのみとなった。
今回の開通部分は12.8kmで、新たに設けられるのはスマートICとしても利用可能な秦野丹沢SAと新秦野ICの2施設。暫定4車線(完成時6車線)での開通で、秦野丹沢SAの開業時期は未定となっている。