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三陸沿岸道 山田北ICをフルインター化。国道45号の冠水などによる通行止め時の交通確保のため

2022年3月14日 発表

安定的道路ネットワークを確保するため三陸沿岸道 山田北ICをフル化する方針を決定

 国土交通省 東北地方整備局 三陸国道事務所は3月14日、有識者による「国道45号 山田宮古地区防災技術検討会」において、三陸沿岸道路(E45)山田北ICをフルインター化する方針を決定したことを発表した。

 岩手県宮古市の国道45号では台風時の冠水による通行止めが発生し。通行止め時には山田町豊間根地区や宮古市津軽石地区と宮古市街地との間のアクセスが大きな迂回を余儀なくされるなど、幹線道路としての課題があるため、安定的道路交通を確保するための対策が検討されている。

 その対策として現道をかさ上げするには沿道企業や店舗、日常交通に与える影響が大きく、三陸沿岸道を活用する対策が妥当と判断された。

 山田北ICは2017年11月19日の山田IC~宮古南ICが開通した際に同時開通したICで、南方向(山田/釜石方面)との出入り口のみが設けられたハーフICとなっている。

 この山田北ICに北方向(宮古中央JCT/青森方面)の出入り口を追加。国道45号の通行止め時にも山田町豊間根地区/宮古市津軽石地区~宮古市街地などの交通ネットワークを確保する方針を取りまとめた。

検討対象位置
三陸沿岸道路 山田北ICをフルインター化