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東京の夜空にオーロラが出現! ホテル椿山荘東京の新たな絶景「森のオーロラ」がスタート

2021年11月11日 開始

ホテル椿山荘東京が「森のオーロラ」を実施する

 ホテル椿山荘東京は、2022年に迎える70周年に向けて、2020年から3か年計画で「庭園プロジェクト」を実施。その完結となる「森のオーロラ」を11月11日からスタートする。

70周年に向けて「庭園プロジェクト」が完結

 ホテル椿山荘東京の「庭園プロジェクト」とは、東京ドームの約2倍という広大な庭園を活かし、7つの季節の絶景を提供するプロジェクト。1年を四季ではなく、椿、桜、新緑、蛍、涼夏・深緑、秋、冬の7つの季節に分け、その季節に応じた絶景を演出する。

 例えばホテルの名称にもなっている椿の季節には、三重塔の裏手の群生林エリアに約100種2300本の椿が咲き乱れる。また深緑の季節には、その椿の群生林エリアに幻想的な竹籠灯りが灯る。

 そんな「庭園プロジェクト」の演出に欠かせないのが、2020年10月に登場した「東京雲海」だ。ノズルから雲や霧と同じ10~20ミクロンの細かい水の粒を均一に発生させることで、雲海を思わせる絶景となる庭園演出。「東京雲海」は桜の季節にはうす桜色になり、秋には金木犀の香りをミストに混ぜ込むなど、この1年でさまざまな演出が施されてきた。そして今回、「森のオーロラ」が登場することで、7つの季節の絶景の庭園演出が完結する。

「森のオーロラ」とは、「東京雲海」のミストとレーザーの光を使って、オーロラベルトの下に位置するカナダのイエローナイフのように、頭上の空一体に広がるオーロラを再現したもの。シャープなレーザーの光を特殊なレンズで和らげて、光量が異なる光を6方向から、6層に重ねて組み合わせることで、オーロラの持つ複数の色のグラデーションの再現に努めた。

 また「森のオーロラ」の世界観に没入してもらうため、立体音響システムを活用。庭園に設置された32台のスピーカーから自然をイメージしたサウンドアートを流すことで、絶景との一体感を演出する。

 発表会に登壇したマーケティング支配人の眞田あゆみ氏は、「最新テクノロジーを使っていますが、風や虫、花、木々などの自然が感じられる演出にすること。圧倒的であることにこだわっています」と、「森のオーロラ」へのこだわりを語った。

マーケティング支配人の眞田あゆみ氏

“オアシスであり続ける”という原点回帰の取り組み

 2022年に70周年を迎えるホテル椿山荘東京。発表会に登壇した総支配人の山下信典氏は、「当ホテルの存在意義を見直したところ、創業者の原点の思いである、『いつの時代も、その時代が必要とするオアシスであり続けること』であると再認識しました。都会のオアシスとして、圧倒的な絶景と温かいおもてなしを提供したい」と語った。

総支配人の山下信典氏

 このオアシスを具体化するためのキーワードとして、RESET、RELAX、REFRESH、FUTUREを掲げる。RESETでは、「悠 YU, THE SPA」にてホテル棟3階「N2クリニック」での簡易検査と問診を踏まえたトリートメントのパッケージプランを提供。RELAXでは、ECサイトを改訂し、自宅でもホテルライフが感じられるアイテムを販売。REFRESHでは、多くの史跡や石造物を有する庭園を専門家に調査してもらい、文化的な活用を考察。そしてFUTUREでは、多様な価値観の人々の快適さを考え、ジェンダーフリートイレの増設などを予定している。

2022年の70周年事業のキーワード
江戸時代中期の画家、伊藤若冲の下絵による五百羅漢。庭園には多くの史跡や石造物がある

「森のオーロラ」が楽しめるさまざまなプランを用意

「森のオーロラ」は庭園の中央にある幽翠池(ゆうすいち)で、2022年2月7日まで実施。19時~22時の30分おきに1回約5分出現し、ステイプランでは23時15分にも観賞することができる。

 観賞会では、ライトアップされた美しい庭園に「東京雲海」の雲海が広がるなか、「森のオーロラ」の幻想的な光の演出を楽しむことができた。

1000灯の光で木々を照らしだす庭園ライトアップ
雲海が発生し、幽翠池が幻想的な雰囲気に
「森のオーロラ」の美しい光の演出

森のオーロラ

期間: 2021年11月11日~2022年2月7日
出現時間: 19時00分、19時30分、20時00分、20時30分、21時00分、21時30分、22時00分(1日7回、1回約5分)
※ステイプランでは23時15分にも開催

 この「森のオーロラ」観賞プランとして、1日6組限定の「プライベートオーロラナイト」(1室2名5万5700円~)を用意。閉園後の庭園でホットドリンク片手に、リクライニングチェアに座りながら、オーロラの絶景を独り占めできる。

 このほか、オーロラカクテルをバーまたはラウンジで、ルームサービスで洋食ディナーが味わえる「おこもりステイ ~オーロラカクテル付き~」(1室2名8万円~)、人気のスイーツをルームサービスで味わえる「雲海スイーツ&ステイ ~森のオーロラを見上げて~」(1室2名4万9500円~)などの宿泊プランを用意。

 一方、ディナープランでは、三段のオードブルスタンド、ローストビーフ、デザートの付いた人気のイブニングハイティーを「森のオーロラ」開催に合わせてアレンジした、「オーロライブニングハイティー」(5060円、サービス料別途)を提供。オーロラをイメージしたシャンパンカクテルや、オーロラカラークリームのデザート「メレンゲシャンティ ~オーロラ~」など、アレンジメニューに注目したい。シャンパンやワイン、ソフトドリンク付きの「フリーフロー付きオーロライブニングハイティー」(1万1000円、サービス料別途)もあり。食後に「森のオーロラ」を観賞できる。

魅力の特典が用意されたステイプラン「プライベートオーロラナイト」
「オーロライブニングハイティー」のイメージ

 発表会では「オーロライブニングハイティー」の料理を試食することができた。フィンガーサイズの繊細なオードブルや定評のあるローストビーフ、雲のような愛らしい形のスイーツ「メレンゲシャンティ ~オーロラ~」は、メレンゲのサクサク感とピスタチオのオーロラカラークリームのふわふわ感が楽しめた。

 この冬、新たな絶景がホテル椿山荘東京で楽しめる。まだまだ海外旅行がままならない今、都会のオアシスでオーロラ観賞してみてはいかがだろうか。

オーロラをイメージしたウェルカムドリンクの「オーロラシャンパンカクテル」
オードブルプレートの人気のオードブル。(左から時計回りに)フレンチトーストと小海老のカクテル オーロラソース、ベーコンのキッシュ メープルシロップのシャンティとミモレットチーズ添え、バタフライピーティーのオーロラジュレ、クラムチャウダーのコロッケ トマトソース、キングサーモンのマリネのオープンサンド
シェフ特製ローストビーフ
メレンゲシャンティ ~オーロラ~。ホテル内ショップでテイクアウトすることも可能(1個650円)